業界で生き残る人はやはり接客力が重要『PATRICK OSAKA』

ヘアサロンと撮影スタジオが併設された「PATRICK OSAKA」。代表のコクラタケヒロさんに、この後編では「PATRICK OSAKA」で受けられるメニューの特徴やスタッフの育成について語っていただきました。

北米スタイルのカットスキル

――PATRICK OSAKAにおけるメニューの特徴とは何でしょうか。
「僕が習得してきたもののなかに北米のカットスキルがあります。例えば枝毛の処理。僕らは“ボンサイ”と呼んでいるのですが、もし枝毛になった毛先をすべて切ってしまえば髪は伸びないので、枝分かれした毛の中から生きている部分と死んでいる部分を寄り分けて、生きている部分だけ残すというものです。それほど難しい技術ではありません。ストレートアイロンをかけて伸びない毛って、もうダメなんですよ。そうなっている毛だけ切り落としていくということですね。タレントさんモデルさんには喜んでもらえます。あとは、メイクのコーチもやっているので、時短メイクもレクチャーしています」

PATRICK OSAKA

手を差し伸べないことが大切

――スタッフの方を、どのような形で育成されてらっしゃるのでしょうか。
「僕が留学した先のカナダでは、カリキュラムというものがありません。日本のようにサロンにいれば何かしら仕事が回ってくるということがなく、自分からどんどん動いて仕事をしていくしかありません。そこで自分は何ができるのかをアピールしていく必要がありました。僕のところもカリキュラムは作っていません。実際の業務のなかで学んでいってもらいます。僕の基本は『手を差し伸べない』です。そうすることで、自分自身でいろいろ考えて行動することができるようになるからです。自分でしっかり練習して、自分は何ができるかをどれだけちゃんと僕に伝えられるかが重要です。分からないことがあればどんどん聞いてもらえればいい。もちろん質問には100%で答えます。自分で動いてくれなかったり質問も全然してこなかったりしたら、仕事を回してあげることはできません」

コクラタケヒロさん

答えのない世界で自分なりの答えを

――コクラさんの理想のヘアメイクとはどんな人でしょうか。
「メイクには答えがありません。でもそこでいろいろ考えて自分なりの答えを出していく必要があります。そのためにはコミュニケーションの取り方も大切なので、それを日々の業務のなかで学んでいってほしいと思っています。やはり言葉遣いも含めてコミュニケーション能力は非常に重要ですね。基本的に人が好きで、接客が好きで、そこで選んだ仕事がたまたまヘアメイクでした、という子が理想です。そういう子は勝手にうまくなっていく気がします。現在、ウチのスタッフとして働いてくれているヘアメイクの女性は、まさにこのタイプ。愛されキャラですね。メイクにも自分なりの手法を持っています。ただ『なぜそうするのか』という問いに対する答えはちゃんと持っていないといけない。何のためにそうしているのかを、しっかりお客さんに説明する必要があります。それができる人であれば、この業界でもやっていけると思います」

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Salon Data

PATRICK OSAKA

PATRICK OSAKA

大阪府大阪市北区兎我野町4-9 オルミオン北野2F
06-6948-8690
http://patrick-osaka.jp

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