自然体で過ごせる居心地の良いサロン『HANAI hair design』
仙台市郊外・富沢にある『HANAI hair design』。アットホームな雰囲気のスタッフと空間が評判となり、老若男女問わずさまざまなお客様から支持されています。前編はオーナーの石井宗太さんに、ヘアスタイリストを目指したきっかけとお店にかける思いを語っていただきました。
“カリスマ美容師ブーム”がきっかけ?!女性をステキに変身させたい!
――どうしてヘアスタイリストになろうと思ったのですか?
「高校生のときに、美容師が主役のドラマがとても流行ったんです。いわゆる“カリスマ美容師ブーム”の真っ最中ですね。そのとき全国大会に出場するくらいサッカーに熱中していたんですが、ケガをしてしまって…。リハビリをしながら、ワイドショーでやっていたヘアメイクをして変身するコーナーをよく見ていたんです。テレビを観ながら、“僕だったらこういう風にヘアメイクをしてあげたいな”って思うと、出演しているヘアスタイリストが同じようにすることが多くて。単純なので、“これだったら僕でもできるかも!”って(笑)」
――それで美容専門学校に入学したんですか?
「専門学校には入学できませんでした。というのも、その“カリスマ美容師ブーム”の影響で、仙台にある美容専門学校の入学倍率が80倍になってしまったんです!専門学校へは通えないなと思い、サロンで働きながら通信課で資格を取ることにしました」
サロンの閉店から独立の道へ
――独立のきっかけを教えてください。
「転職を二回し、そのうちの一店では店長として7年勤めました。このままそこでずっと働いていきたいなと思っていたのですが、ある日急にサロンが閉店することになってしまって…。美容師の知人や友人から一緒に働かないかと声を掛けてもらったんですが、今まで積み上げたキャリアを考えて、これは独立する良いタイミングなんじゃないか、と前向きに考え、そこから準備を始めました」
――こちらの場所は仙台市郊外の住宅が多いエリアになりますが、どうしてこの場所を選んだのですか?
「最初は、ずっと働いていた市街で物件を探していました。紹介してもらったところを見に行くと、予算の関係もあるのですが、古いビルの上階で陽も入らないようなところばかり。自分が理想にしていた“明るい場所で入口に花があふれるサロン”が叶えられないような物件しかなかったんです。そこで中心部にこだわらずに探してみたところ、今の物件とめぐり合いました。路面店で、ほど良い広さと清潔感があり、ここだったら自分の思い描くサロンができるんじゃないかなと。郊外ということで、集客の不安はありましたが、怖いもの知らずで“なんとかなる!”とポジティブに考えました。実際営業してみると、駐車場があり車で来れるのが便利という声が結構あったので、良かったなと思っています」
――店名に使われている“ハナイ”というのは、どういった意味なのでしょうか?
「よく苗字と間違えられるんです(笑)。“ハナイ”という言葉の発想は思いつきなんですが、ネットで同じ店名のサロンがないか検索してみたところ、ハナイという花があるのが分かったんです。画像を見てみると、偶然にも夢に描いていたサロンに飾りたい花のイメージとぴったりで!その後に言葉の頭を取ると“ハナイ”になる、“ハッピーでナチュラルな私(=I)”というコンセプトを考えました。お客様が自然体で過ごせる空間で、サロンを出たあとは、少しでも気持ちが前向きになってほしいという思いを込めています」
急な展開から独立することになった石井さんですが、自分が理想としているサロンを実現することができました。後編では、日々心掛けていることや、子連れのお客様へのサービスなどを伺います。
Salon Data
HANAI hair design
住所:宮城県仙台市太白区大野田5-32-5 ルイーネ富沢102
電話:022-707-7358
https://www.facebook.com/HANAI-hair-design-243344339341702/
子連れのお客様でも気軽に訪れやすいサロン『HANAI hair design』>>