【先輩Answers!! ~エステティシャンの自分ケア編~】12 twelvebeauty(トゥエルブビューティー)玉城由理さんに聞く、効率的なケア方法とは
若手エステティシャンが抱えるお悩みに、人気サロンのベテランエステティシャンがアンサー! 今回は、目の肥えた一流女性たちが通う「12 twelvebeauty(トゥエルブビューティー)」玉城由理さんに、エステティシャン自身に必要なケアの仕方を相談しました。
教えてくれたのは…
12 twelvebeauty(トゥエルブビューティー)玉城由理さん
大手エステサロン勤務を経て、当時の先輩だった海部祥子さんが営む「12 twelvebeauty(トゥエルブビューティー)」へ。エステの道17年の大ベテラン。小顔、ボディメイキング、リラクゼーションが得意。癒し系の人柄とは対照的な力強い施術にファンも多数!
お悩み1
「手荒れがひどく、お客様に指摘されてしまいました。手荒れはどのようにケアしていますか?」(エステティシャン2年目)
就寝時に絹の手袋を着用するのがおすすめ!
お湯の使用を極力控えることと、洗剤を使用する際には手袋を使うことを徹底しています。手荒れが進行してしまうと皮膚が固くなってしまい、ケア製品が浸透しづらくなってしまうので、ヒリヒリ感や赤みなどの炎症がないときは、定期的にハンド用のスクラブをしたあとに保湿を行います。
特におすすめは絹(シルク)の手袋! 絹は化学繊維と比べて水分も多く、主成分は人間の肌と似ているアミノ酸なので、着用しているだけで保湿効果が上がるんです。ケア製品の浸透を助けてくれるので、寝る前に保湿して絹の手袋を着用するとケア効果がかなり高まりますよ!
解決法
1.お湯は使わない&洗剤に直に触れない
2.定期的にハンド用のスクラブをして皮膚のやわらかさをキープ
3.夜は絹の手袋を着用して寝る
お悩み2
「痩身施術をこなすのがかなりキツいです! 体力や痩身施術に必要な力をつけるために、日頃何をしたら良いですか?」(エステティシャン1年目)
日々の筋トレと施術中の意識の持ち方が大切
痩身施術は体力がいりますよね! 私は体力がないタイプだったので、基本的な体力UPのためにジョギングをしていました。また、力任せの施術をしないため、自分の体を支える筋力をつけるために腕立て伏せを無理のない程度に行っていました。
施術回数を重ねる、経験を積むだけでも体力はつくと思うので、一人ひとりへの施術をトレーニングと思うのも手です。しかし、ただ施術をするだけでは成果につながらないので、重心、呼吸、力みすぎていないか、そしてお客様の体にしっかり働きかけているかを意識して施術を行っていると、キツさは少なくなっていくはずです。
解決法
1.日頃の体力トレーニング
2.施術回数をこなす
3.働きかける部分などを意識しながら施術を行う
お悩み3
「自身の体型もキープしなければいけないとわかっているのに、仕事終わりの遅い時間に暴飲暴食をしてしまいます…」(エステティシャン2年目)
自分だけで抑えられないならお客様を巻き込むのも手
疲れていると体だけでなく脳も栄養を欲しがりますし、ストレスを感じているときは満腹中枢が満たされにくく、暴飲暴食につながりやすいんです。
私は体重が一気に7kg増えたことがあります! 食べたい欲求を抑えるのは難しかったのですが、食事前に「今、本当にこの量を食べる必要があるのか、食べたあとに後悔しないか」を自分に問いかけるようにすると暴飲暴食が減りました。「食べちゃえ!」という日もありましたが、次の日に調整することを心がけていました。
自分だけで葛藤するのが難しければ、お客様を巻き込むのもあり。お客様にダイエット好きを公言し、「いつまでに何kg痩せるので一緒に頑張りませんか?」と声掛けすることで、自分だけでなく、お客様を励ますことができたり、結果につなげたりすることができました!
解決法
1.「食べて平気?」と冷静に自問自答する
2.食べすぎたら次の日に調整する
3.お客様と一緒に「痩せよう」という意識を共有する
お客様を一生懸命きれいにしようとするほど、自分の体のケアも必要になるのがエステティシャン特有の苦労。玉城さんのように、おうちでのケアだけでなく、仕事現場でもできることを見つけて、工夫することが大事なんですね!
取材・文/佐藤咲稀(レ・キャトル)
イラスト/にわゆり
Salon Data
12 twelvebeauty(トゥエルブビューティー)
住所:東京都渋谷区神宮前4-19-8 アロープラザ原宿223
TEL:03-6455-4312
インスタグラム:@12twelvebeauty