本当に欲しい人材って? 採用担当のホンネ【STEP BONE CUT(株)代表 SAYURIさん】#1
「こんなスタイリストになりたい!」という理想をかなえるには、技術を磨く努力はもちろん、経験の積み重ねがものを言います。その体験の場となるのがサロン。そこで、人気ヘアサロンの採用担当者に、求めている人物像を直撃しました。さらなる高みを目指している人を応援します!
今回は小顔カットで知られるSTEP BONE CUTを考案したアーティスト、SAYURIさんに採用にまつわるホンネを伺います。
今回お話しを伺ったのは…
STEP BONE CUT(株)代表のSAYURIさん
1985年25歳でヘアサロン「TICK-TOCK」の創業を皮切りに事業を拡張。STEP BONE CUT技術の特許を取得し、アカデミーも開校。2017年にはアメリカに「STEP BONE CUT Brooklyn」、2020年6月には東京の旗艦店として「STEP BONE CUT TOKYO」をオープンさせる。
「STEP BONE CUTが大好きで、ブランドを広めてくれることが必須条件です」
—-TICK-TOCKから始まって、この6月には青山にサロンがオープンしました。今、何店舗のサロンがあるんですか?
サロンとしてのTICK-TOCKは手放してしまいましたが、社名として残っています。今は神戸を中心に「Paradime」「Airline」「Torwest」「MORGAN Torwest」「MORGAN Airline」「MORGAN Model」、ニューヨークに「STEP BONE CUT Brooklyn」、そして南青山の「STEP BONE CUT TOKYO」の全8店舗です。
—-サロンの創業以来、SAYURIさんが大切にしていることは何ですか?
私がつくった最初のサロンTICK-TOCKは「幸せをデザインする箱」という意味を込めた名前で、お客さまの幸せ、スタッフの幸せをデザインする箱がそれぞれのサロンなんです。
時代の流れに沿って、そのときに何が一番いいのか、パチッとくるものをキャッチして取り入れてきました。今ならサスティナビリティやオーガニック、地球や環境に配慮した技術であったり、人の肌にやさしい成分であったり。
私たちの作業にしても無駄をなくし、でも結果をきちんと出すことにこだわりました。正しい技術をお客さまに提供して髪悩みや心の悩みまで解決できれば、スタッフは自信をもちますよね。無駄が省ければ時間も有効に使えるので家族と過ごす時間や旅行を楽しむことも可能になります。これが「幸せをデザインする箱」の幸せの循環です。
—-SAYURIさんは美容師であると同時にアーティストでもあり、STEP BONE CUTを生み出したり、美髪のためのプロダクトを開発したり、ものすごく多才ですよね。
1990年に2店舗目をオープンした後、ニューヨークで暮らした時期があったんです。ブルックリンでサロンワークをしているときカメラと出合って、フォトグラファーとしての活動も始めました。
パンフレットやカタログの写真はほとんど私が撮っているんですよ。
STEP BONE CUTは、人それぞれの顔の輪郭に合わせたヘアスタイルをつくるカット技術で2013年に特許を取得しました。一度STEP BONE CUTを体験すると、みなさん小顔になりますし、スタイリングの時間も短縮できるのファンになる方が多いですね。
—-SAYURIさんが求めている人物はどんな人ですか?
第一条件は美容学校を卒業していること。そしてTICK-TOCKが好きな人。これはマストです。これまで採用してきたスタッフは、何回か通っている人や、10代の頃から来てくれていた人など、もともとお客さまだった人が多いんです。
STEP BONE CUTが好き! という軸がはっきりとしていれば、あとはそれぞれが自分らしさを持っていればいいと思います。
—-こちらに入社すれば叶うことは何でしょうか?
STEP BONE CUTが身につくことは最大のメリットですよね。
あとは、毎年社員みんなで旅行に行っています。固定のお客さまはもちろんですが新規のお客様も多く、売り上げが順調なので、国内では結構リッチなところに行けます(笑)。私は参加しませんが、アジア圏など海外旅行をする年もあるんですよ。
次回は、SAYURIさんが採用を決めた人材のひとりをご紹介します。
▽後編はこちら▽
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Salon Data
STEP BONE CUT TOKYO
住所:東京都港区南青山6-8-10 南青山フラット1F
TEL:03-6712-5688
URL:https://www.sbc-tokyo.com/