【SNSで売り上げアップ】ヘアスタイル連投をやめたら新規客70人増。「妻ネタ」で新規客を掴む!【sand GINZA スタイリスト 河野涼さん 】#1

「sand GINZA」のスタイリスト河野涼さんのInstagramは、ヘアスタイルだけでなくご自身の奥様も登場し、仕事とプライベートを融合したユニークな投稿が話題です。

以前は、「ひたすら得意のショートヘアを投稿したり、人気スタイリストのInstagramを真似たりするだけだった」という河野さん。当時のフォロワー数は約2600人、投稿を増やしたところでフォロワー数が伸びるわけでもなく…。Instagramが稼働していない状況の中、転機となったのが「コロナ自粛」なのだそう。

思い切ってプライベートネタを投稿し、自身をさらけ出すスタイルに変えてみたところ、SNS上だけでなく、サロンワークにおいても反響が大きかったようです。

前編では、プライベートネタの反響や投稿がマンネリしないコツ、さらにフォロワー数・新規客の大幅アップをはじめとするサロンワークの変化を伺いました。

お話を伺ったのは…

「sand GINZA」
副店長 河野涼さん

大人女性ウケする「くびれスタイル」「ショートスタイル」に定評のある人気美容師。Instagramでは奥様の顔出しシリーズや、わかりやすいヘアスタイル解説など、見る側を飽きさせないテクニックが満載。Instagramを見て来店するお客様も多数。
Instagram:@kawano_sand

妻ネタ投稿でフォロワー数1500人UP

河野さんがなぜプライベートネタを投稿するようになったのか。そして、ご自身の「奥様」を登場させたことでどのような反響があったのか、まずは当時を振り返っていただくと…

「僕のお客様は結婚している方が多いので、妻ネタはサロンでもお客様ウケが良く、共感してくれる方が結構多いんですよね」と河野さん。他にも反響があった具体的な投稿ネタについて詳しく教えていただきましょう!

「モテる女子」「おすすめランチ」投稿が会話の糸口に

気さくで面白いだけでなく、
丁寧に質問に答えてくださった河野さん

――奥様についての投稿、いわゆる「妻ネタ」の他にも「モテる女子の特徴ネタ」も面白いですよね。

それもお客様との会話を参考にしているんです。10年くらい美容師を続けていると、「こういう方はやっぱりモテるなぁ」というのがわかってくるんですよ。たくさんの女性客を相手にする美容師ならではの特技ですかね。あとはスタッフの中にもモテる人がいるので、こっそり参考にさせてもらっています(笑)。

――美容師さんのいう「モテる」はすごく説得力があると思います。

サロンでもお客様との会話のきっかけになりますし、フォロワーの反応も良くて、コメントも結構いただきますね。「私できてないかも…」「頑張らなきゃ〜」とか。僕の投稿を機に美へのモチベーションが上がるなら、美容師としても嬉しいですよね

あと反響が大きかったのは「おすすめランチ」ですね。

――「ランチ」ネタもだいぶシリーズ化していますよね!

いいね! 数が2万とかいきますし、保存してくれる人も多いんです。

お客様から「インスタにのってたあのお店行きましたよ」と言っていただくこともよくありますし、僕の方でも「良いお店ありますか?」とお客様にリサーチすることも。ランチネタはお客様との会話が結構盛り上がりやすいのでおすすめです。

脱マンネリの秘訣は、投稿に役割分担をつけること

――「この髪型にしたいときのオーダー方法」などのお役立ちネタも好評のようですね。

「オーダー方法」の投稿をはじめた理由は、「『この髪型にしたい』と他の美容師さんにオーダーしても同じになりませんでした」というDMをいただくことが多かったからです。僕がいる銀座店まで通えない方はたくさんいると思ったので、そういう方のために役立つ投稿をしたかったんです。切り方や気をつけるポイントなど「美容師さんに見せてほしいこと」もあわせて記載しているので、投稿画面をそのまま見せれば美容師さんも理解しやすいかなと。

髪型のメリットやカウンセリウングで
伝えるべきポイントをわかりやすくまとめているようです

――河野さんの投稿はバラエティに富んでいますよね。

多くの人が外出自粛をしていた頃、暇つぶしに見て楽しいと思えるような内容のInstagramにできないかなと思って、「お役立ちネタ」「へアスタイル」「プライベートネタ」…とバラエティを増やしたという感じですね。

正直、可愛いヘアスタイルを投稿し続けることは自己満足でしかないのかなと思っていて。

僕が意識しているのは、記事に役割分担をつけること。ヘアアレンジやオーダー方法の投稿は「タメになる」という役割を持ちます。一方で、妻やランチなどのプライベート系の投稿は「なんか気になる」という気持ちにさせる役割を持っていて、友達の投稿をチェックするような感覚というか、僕のアカウントに頻繁に訪れたくなるような働きをしているんです。

――ヘアカタログ風の投稿よりも、プライベートネタなどを色々ミックスした方がメリットがあると感じていますか?

そうですね。本当は全部をお役立ちネタにしても良いのですが、僕自身がInstagramを見ていて飽きちゃうので。雑誌とか見ていても、全部が洋服のページだったら最後まで見ない人もいると思うんです。ファッション以外にもグルメや占いが載っている雑誌の方が面白くないですか? 役割の違う、さらに見やすい投稿だったら、きっと読み手はマンネリしないと思いますよ。

また、どんな人に髪を切ってもらうのかわかっていた方がお客様は安心すると思うので、どんどん自分をさらけ出して、僕の人柄が伝わるような投稿を心がけています。

プラベートネタ投稿で、新規客とは来店前から仲良し

――Instagramの投稿スタイルを変えて、どのような変化がありましたか?

Instagramの反響でいうと、3月では2600人だったフォロワー数が、7月には11000人に。4ヶ月で8400人も増えたのは自分でも驚きました。

サロンワークでもめちゃめちゃ変化があって、ご新規様の数が自粛前の3月に比べ、自粛明けの6月は70人も増えたんです。僕の課題でもあった「新規客のリピート率」も4割くらい上がりましたし、来店周期も早くなりました。

――リピート率までアップですか!

きっとInstagramで自分をさらけ出したことで、新規のお客様と仲良くなりやすくなったからだと思います。

以前は、新規で来店される方は僕のことを知らないパターンがほとんどでした。でも今は、来店前に僕のInstagramを見てくれていて、「前にこういうことがあったんですね」「奥さんと仲良いんですね」「こういうお店に行くんですね」と、僕のことを知っている状態で来店してくださる方が増えましたね。

しかも、Instagramを見てくださった方とそうではない方とでかなり温度差があると感じています。はじめましての段階で僕に対して親近感を抱いてくれているので、こちらとしても接客しやすいです。相手のことを知っていると信頼関係を築く上でも有利ですね。

新規客の心を掴む投稿にするコツ

1. プライベートネタを投稿して、自分の人となりをさらけ出す

2. サロンでのお客様との会話とリンクする内容を探る

3.「お役立ち」「暇つぶし用」など役割を変えてバラエティ豊かに

プライベートネタをミックスさせるなどして投稿内容に幅を持たせた河野さん。自粛明けであるにもかかわらず、新規客の数が大幅にアップしたのだそう。新規客を掴むには、実は「来店前」が勝負なのですね。後編では、フォロワーと距離を近づけるコツを教えていただきます。

▽後編はこちら▽
【SNSで売り上げアップ】ストーリー活用で親密度UP! 大事なのは、毎回見てもらえるかどうか【sand GINZA スタイリスト河野涼さん】#2>>

取材・文/佐藤咲稀(レ・キャトル)
撮影/石原麻里絵(fort)
イラスト/なとみ みわ

Salon Data

sand GINZA

住所:東京都中央区銀座1-8-7 VORT銀座DDI 5F
TEL:03-6264-4701

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