ネイリストAyanoさんが大切にするライフステージと共に変わる柔軟な働き方

フリーランスネイリストが集う代官山のシェアサロン「Möwe (メーヴェ) 」(※現在は、レンタルスペースとして利用者を募集中)。前編では、「Möwe」が生まれた経緯や、フリーランスとして活躍できる人の資質、またプライベートの講座内容について詳しくお話を聞きました。後編となる今回は、約1年間という短期で独立するにあたり大変なことや、「Möwe」の運営、今後のビジョンについてお話を聞いていきます!

今回、お話を伺ったのは…

Ayanoさん

短期間としてフリーランスとして独立できる、代官山のネイルサロン「Möwe」代表 。インスタグラムでは、約3万人ものフォロワーがいる。現在は産休中。

instagram:@ayanoppicooo_

お客さんに来てもらうことの大変さ

素材集めも大切な要素

――これまでは、「Möwe」のビジョンや短期間で圧倒的な成長をするサポートシステムの仕組みについてお伺いしましたが、実際にネイリストの方が独立するのは大変な面も大きいかと思います。皆さん、どのような壁を乗り越えて現在に至るのでしょうか?

重要なのは、技術を習得し、お客さんに来てもらい、ファンになってもらうこと。技術面では、まず良い素材を揃えるところから始まります。その後は、SNSを使った集客。経験が浅いうちは、高い技術の習得と絡めて「#ネイルモデル募集」や「#3000円デザインネイル」といったタグ付けをして、多くのお客様に来ていただき、ネイルを施します。そこでは、一緒にコミュニケーションの技術も身に着けてもらい、どんどんとステップアップする流れですね。

――なるほど。レッスンを受けながら、実践をたくさん積み上げていくことが大事なのですね。周りにも似たような方が多いなら刺激にもなりそうですね!自分ががんばれる環境に見を置くって大切なのだと感じました。

そうですね。ですので、始めのうちは材料費や、レッスン料と出費が多くなりますが、その中でも強い意志をもってがんばれる方が、ぐんぐんと成長されますね。

得意なのは、即興ネイル!

USJ仕様の即興ネイル

――これまでのMöweの運営について教えていただきたいと思います。、売上の内訳としては、レッスン料、賃料などになるのでしょうか?現在(※2023年2月の取材当時)の売上についてお話できる範囲でうかがえますか?

全体的に、安すぎず高すぎない、「Möwe」にとっても利用者にとってもWin-Winとなる価格帯で設定をしておりますが、前年比で、30%ほど上がっていると思います。

――ありがとうございます。これまで紆余曲折を経て、「Möwe」を運営されることになったかと思いますが、Ayanoさんの経歴についても教えてください。

もとは、美容師志望でアシスタントとして2年くらい勤務をしていたのですが、その後に実家に戻ってゆっくりしていたタイミングがあるんです。そこで、ネイリストをしている母の友人に会い、ネイルに関心を持ったんです。実際、ネイルをしていると素敵な絵柄が思い浮かんだり、お客さんとのお話が面白かったりして、ネイリストを志すようになり、親戚のレンタルスペースで、ネイルをさせてもらえるようになりました。それから、日毎に自分のなかで「独立したい」という気持ちが大きくなっていき、代官山で「Möwe」を始めるに至りました。

――そんな経緯があったのですね!Ayanoさんの得意なネイルについても伺えますか?

基本的にどんな注文にも応えられますが、即興のお任せでお願いされることが多いですね。「コンサートを観に行く」という方がいらっしゃれば、そのときに着ていくファッションと合わせたり、推しの衣装に合わせたりとか。

キッズスペースのあるサロンを作ってみたい

「Möwe」の店内

――Ayanoさんの今後の目標について教えていただけますか?

これから育休をとるため、しばらくは家庭のことが中心となりますが、2023年5月には、自宅に近い埼玉県熊谷市でプライベートサロンをオープンさせる予定です。あと、まだ構想中ではありますが、ゆくゆくはキッズスペースがあるサロンも作ってみたいと考えています。

――それは、面白そうですね!そう思ったきっかけについてもうかがえますか?

自分が親になって「子育て世代にも優しいサロンがあったら」と思うようになった部分が大きいですね。出産や育児でいろいろ大変だった経験も活かせそうですし(笑)。

――需要がありそうな気がします。今後も、素敵なサロンをつくり続けてくださいね。

ありがとうございます。これからも、自分や周りの「あったらいいな」を叶えていけたらと考えています。


短期間で独立するために抑えておくべきリスクとやるべきこと

1.しっかりとした売上がない中で、賃料や材料費を払わなくてはならないというリスク

2.自分の強みを把握し技術習得に努めること

3.SNSで「ネイルモデル募集」などのタグ付けをして、実践を積み重ねていくこと

多くのネイリストがいる中で大切になってくるのが差別化。Ayanoさんのサロンは、ご自身(そして社会)の「これがあったらいいな」を形にしていくことで、世の中の需要を満たしつつ、良い差別化ができていると感じました。これからも、多くの優秀なフリーランスのネイリストを世に送り出してほしいですね!

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