オンラインより熱量の高さを体感! 縁を紡ぐイベントとして今後も開催していきたい【美意識コンシェルジュ協会 代表理事 SHOKOさん】#2

メイクアッププロデューサーとしての知識と体験を生かした美容系YouTuber・SHOKOさんが、2023年2月19日に日本橋でイベントを開催しました。前編と後編の2回にわたって、イベントの準備でたいへんだったことや会場の盛り上がりなどをレポートしています。

前編では集客率を上げ、参加者のワクワク感を盛り上げるために1日2回のライブ配信をしたことなどを伺いました。後編では、イベントを盛り上げた講師をどんな基準で選んだのか、今回のイベントの反省点、今後の計画などについてご紹介します。

お話を伺ったのは…
美意識コンシェルジュ協会 代表理事
SHOKOさん

メイクアッププロデューサー、美容系YouTuberとして活動するなか、40歳以上の女性がキレイになりながら好きなことを仕事にできる一般社団法人『美意識コンシェルジュ協会』を設立。いつまでも美しく自立した女性の育成に尽力している。

「話している内容に愛があること」を条件に講師を選定!

イベント会場に設置された協賛企業のブース。参加者がブースに立ち寄るための工夫も凝らす。

2023年2月19日『全方位美人 ビューティー フェスティバル』のタイムスケジュール

13:00  開会のご挨拶
13:10  金 松月さん×SHOKOさんのスペシャル対談
13:30  村上美香さんの特別講演
13:50  ブース紹介と休憩
14:20  深澤ゆきさんの特別講演
14:45  鈴木ひろみさんの特別講演
15:10  SHOKOさんの特別講演
15:40  スタンプラリー抽選会
16:00  閉会のご挨拶

――今回、SHOKOさんを含め5人が講演しましたが、講師を選定した基準は何ですか?

お話しをする内容に「愛」があるかどうかです。例えば、鈴木ひろみさんは麹のスペシャリストなんですが、彼女は麹が好きすぎて語り出したら止まらないほど(笑)。司会も兼ねて講演してくださった村上美香さんは、テレビ局でアナウンサーとして働いていたときから正確な内容を正しく伝えることにこだわっていて、話すことの責任感がとても強いんです。

講師の皆さんに愛がないと、参加者に熱い想いは伝わりません

――講師の皆さんは、講演が終わっても会場に残っていらっしゃいましたよね?

私を含めみなさんオンラインで活動しているので、参加者とリアルで直接お話しできるチャンスがあまりないんです。講演と講演の合間にみなさんからの質問に答えたり、一緒に写真を撮ったり、ふれ合う時間を作れました

――休憩時間になると、皆さん一斉にブースへ行きましたよね。

協賛してくださっている会社のブースへ少しでも多くの参加者に立ち寄るよう、スタンプラリー方式にしました。ブースに立ち寄るごとにスタンプを押してもらって、すべてのスタンプを集めた方だけ、イベント最後の抽選会に参加できる…というものです。

参加者全員分のお土産をお願いした企業に「抽選会の商品も…」とお願いしたら、1万円を超える美容器具や化粧品が40人分も集まりました。5人に1人の割合で豪華賞品が当たる抽選会なんて、なかなかないですよね(笑)。

いちばん高価な商品が20万円の美容機器。これを当てたのが福岡から来た方だったんですね。「そんな遠くから来たんだから当たって良かったよね」って、会場がとても温かな雰囲気になったんですよ。

来なかった人に向けて「次回は必ず行く!」と思わせることが大事

参加者全員に配られたお土産がこちら。総重量2.6㎏、金額にして約3万円分!

――お土産がずっしり重くてビックリしました。

私も驚きました(笑)。同じ業種の人やPR代理店の方に、「個人の主催で、こんなに商品が集まったイベントを見たことがない」と感心されたんですよ。でも、初めてのことだったので戸惑うことが多く、赤字になってしまいました。「これだけの規模で黒字にならないのはおかしい」といろいろアドバイスを受けましたし、今回の経験でたくさん学んだことを生かして、次回は黒字にしたいですね。

――最初から赤字を覚悟していたんですか?

いいえ。参加者からいただく入場料と会場設営費でトントンになる予定でした。でも実際に設営してみると、ステージには高さをつけた方がいいとか、花や風船を飾って華やかにした方がいいとか、記念撮影ができるようなフォトスペースをつくった方がいいとか、休憩中はスクリーンに動画を流した方がいいとか、いろいろな問題が出てきました。コストを抑えつつ対応していたら赤字になってしまったんですね。

今回は何も分からないまま進めましたが、いい経験になりました。協賛してくださった会社は「次回のイベントにもぜひ参加させてください」っておっしゃってくださったし、参加してくださった方も「来年も楽しみです!」という声が多かったので、次回につなげていきたいですね。

大人気だったフォトスペース。講師やコンシェルジュ、参加者同士で写真を撮るのに順番待ちの列ができたほど。

――イベントが終わった後、オンラインで後夜祭を開催したとか。

イベントに参加した方には当日のワクワク感を思い出してもらい、来られなかった人には「次回は必ず参加したい!」という気持ちになってもらうのが狙いです。

――次回の開催も進めているんですか?

今回は200名でしたが、次回は1,000人を予定しています。今回のイベントをきっかけに、もっとキレイになろうね、毎年2月にみんなで会って「キレイ」に磨きをかけようねという長寿のイベントにするのが目標です。

1人で参加なさった方がほとんどでしたが、会場で知らない人同士が声を掛け合って、仲良くなったケースも多かったようです。そんな方たちが「また来年、会いましょう」という機会になったらいいですよね。

――オンラインとリアル、いちばんの違いは何ですか?

熱量ですね。オンラインではどうしても一方通行な感じになりますが、リアルだと会場の温度がグッとあがるほど熱い反応を体感できます。オンラインでつくった縁を、リアルなイベントでしかできないコミュニケーションによって紡いでいきたいですね。わざわざ会わないと歩み寄ったり、語り合ったりできませんから。今回のイベントでつくったオンラインサロンでは「あのときは楽しかったよね」って語り合える場にして、そこからまたリアルなイベントを構築する…ハイブリッド型で縁を紡いでいきたいですね。

SHOKOさん流! イベント成功を今後につなげる3つの秘策

1.会場で見知らぬ参加者同士の縁をつなぐ工夫

2.協賛各社のブースに集客させる工夫

3.参加者が興味をもって話を聞きたくなる講師の選定

思い思いにお洒落をした女性たちがおしゃべりを楽しんだり、各社のブースで新商品を試したり、会場は華やかな賑わいに包まれていました。ところが講演が始まると、途端に会場から私語が消え、講師の話を真剣に聞こうとする姿がありました。楽しい雰囲気の中でキレイになる…というSHOKOさんの熱い想いが、まさに体現されていました。

来年の2月には、このイベントはさらに大きくなって開催されるとか。今から心待ちにしている方が多いのもうなずけます。

撮影/大瀬智和(ヴィルトゥ)

1
2
求人数3万件!リジョブで求人を探してみる


COMPANY DATA

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事