美容師の仕事とは? 役職別の仕事内容と一日の流れを紹介
小学生が将来なりたい職業のひとつとして、人気のある美容師。カットやパーマなどの施術を担当するのがおもな仕事となりますが、具体的な仕事内容まで把握している人は意外と少ないかもしれません。
そこで今回は、美容師の仕事についてはもちろんのこと、スタイリストやアシスタントなどの役職別の仕事内容や一日の流れなどをご紹介します。
美容師はどんな仕事をするの?
美容師の仕事といえば、ヘアカットなどがおもな仕事だというのはなんとなくイメージできますが、もちろんそれだけではありません。
そもそも美容師の仕事には、一体どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、美容師という仕事についてご紹介します。
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ヘアカットなどの施術を通してお客様を美しくするプロ
美容師は、ヘアカットなどの施術を通してお客様を美しくするプロフェッショナルです。そんな美容師になるためには、美容師免許という国家資格を取得する必要があります。
この免許を取得するためには専門学校に通って美容師になるための知識や技術を学び、国家試験の受験資格を得て、その試験に合格しなければなりません。
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美容師に向いているのはどんな人?
美容師は手先を使う仕事のため、手先の器用な人のほうが向いていると思われがちですが、実はそこはあまり関係ありません。
手先の器用さよりも、美容やファッションに対する意識の高い人が向いています。人をきれいにするためには、自分自身も美容やファッションに関心がなければ上達しません。また、基本的に立ち仕事なので体力や我慢強さなども求められます。
美容師のおもな仕事内容を紹介
お客様にヘアカットなどの施術をする美容師。どんな仕事をするのかわかったところで、ここでは具体的な仕事内容を確認しておきましょう。
1. カウンセリング
来店したお客様に対する美容師の最初の仕事は、カウンセリングです。カウンセリングをすることによって、お客様がどんな髪型にしたいのかなど髪に対する悩みなどを聞き出し、お客様の希望に沿った仕上がりにするための準備をおこないます。
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2. カット
美容師のメインの仕事ともいえるヘアカットです。お客様が希望する理想のヘアスタイルを実現するために、美容師としての知識や技術を最大限に駆使しなければならない場面であり、美容師としての腕の見せどころでもあります。
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3. パーマ
お客様のなかには、パーマの施術を希望される方もいらっしゃいます。そのため、美容師にはパーマに関する知識や技術も必要です。また、パーマには数多くの種類があるうえに、新しい技術や種類も次々と出てくるため、つねに知識や技術をアップデートしておく必要があります。
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4. カラーリング
カラーリングもまた美容師にとって大切な仕事のひとつです。基本的な技術をベースとして、トレンドなどに応じた新しい技術もつねに習得していく必要があります。美容師の腕次第で仕上がりの印象が大きく変わってくるため、普段からの鍛錬が欠かせません。
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5. シャンプー・ブロー
シャンプーやブローは、一見カンタンそうに見えるかもしれませんが、実はかなりの練習が必要です。ただ髪を洗えばいいものではなく、お客様にとって気持ちのいいシャンプーやブローを心がけなければなりません。
また、美容室によってシャンプーのやり方も異なるので、その店のやり方に対応することも必要です。
6. セット
ヘアセットは最後の仕上げです。ヘアカットからシャンプー・ブローを経て最後にヘアセットをおこなうことで、美容師のおもな仕事は完成します。
自分のセンスを押し付けるのではなく、お客様に合わせてお客様に似合うヘアセットをすることが大切です。
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トータルビューティーを叶えるお仕事も
美容師の仕事といえば、ヘアカットやヘアセットといった髪に関するものだけというイメージが強いですが、髪に関するもの以外の仕事もこなす美容師も少なくありません。
ここからは、美容師の髪に関するもの以外の仕事についてご紹介します。
美容師になるには資格が必要なの? 美容師のお仕事に役立つ資格とは
1. メイク
美容師がメイクをおこなうには、メイクの知識や技術を備えていることが大前提ですが、メイクもできれば髪型に合わせてお客様のトータルビューティーを叶えられます。
特別な資格などが必要なわけではありませんが、お客様にメイクまで提案するためには普段からメイクのスキルも磨いておくことが必要です。
2. ネイル
美容室のなかには、ヘアメイクだけでなくネイルケアもできるトータルビューティーサロンも存在します。
ネイルケアやカラーリングなどで爪や指先をケアし、手元のおしゃれを演出するのが仕事です。こちらの仕事もまた、普段からスキルを磨いておくことが重要となります。
3. 着付け
着付けの仕事に関しては、1年中需要があるというわけではありませんが、成人式や卒業式などのシーズンには一気に需要が高まります。
ヘアセットからメイクアップ、着付けまでできればお客様のトータルビューティーを叶えることが可能です。
役職で仕事内容はどう違う? 一日の流れも紹介
美容室においても一般の企業と同じように役職があります。しかし、役職によって仕事内容はどう違うのでしょうか。
ここからは、美容室における役職によって異なる仕事内容、それぞれの役職における一日の流れなどをご紹介します。
1. スタイリスト
スタイリストとは、美容師のなかでもヘアカットからカラーリング・パーマ・シャンプー・ヘアセットまでお客様への施術を一通り担当する一人前の美容師のことです。スタイリストの仕事は、上記の通常業務に加え、お客様の予約管理といったフロント業務や清掃などの仕事もあります。
また、アシスタントの教育や指導などもスタイリストの仕事です。美容室によっては、スタイリストのランクが用意されているところもあります。
スタイリストの一日の流れ
スタイリストの一日の流れは、勤務する場所によって異なります。たとえば、サロン勤務の場合は、掃除やミーティングなどの開店準備に始まり、施術などの通常業務をこなし、最後のお客様をお見送りしたら後片付けなどの閉店作業をするというのが一日の流れです。
ヘアメイク事務所などの場合は、スタジオに入って打ち合わせをします。その後、モデルさんへのヘアメイクや撮影途中の乱れの直し、撮影画像のチェック、次の打ち合わせをするという流れです。
スタイリストの大変なこと・やりがいとは?
一日中立ちっぱなしになることや日によってスケジュールが変わってくるため、スケジュール管理のむずかしさなどが大変な点といえるでしょう。
しかし、お客様の笑顔やお客様からの感謝の言葉はやりがいになりますし、スタイリストの場合は教育しているアシスタントが一人前に成長したときなどにもやりがいを感じられます。
2. アシスタント
アシスタントとは、その名のとおりスタイリストのサポート業務がおもな仕事で、いわば美容師の見習い期間のようなものです。
上述したとおり主な仕事はスタイリストのサポート業務になりますが、ある程度の期間が経てばシャンプーやカラーリングなどを任されることもあります。ほかにはお客様のお出迎えやお見送り、電話応対、サロン内の清掃、チラシ配りなどもアシスタントの仕事です。
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アシスタントの一日の流れ
アシスタントの一日の流れは、朝早くに出勤して開店準備前にカットやシャンプー、カラーリングなどの練習をおこない、それから清掃や予約確認などの開店準備をします。
開店したらスタイリストのサポート業務をメインにお客様のお出迎えやお見送り、電話応対、チラシ配りなどをこなし、閉店作業をしたあとにまた練習をするという流れです。
アシスタントの大変なこと・やりがいとは?
アシスタントは、通常業務に加え、開店前と閉店後に練習しなければならないため、必然的に勤務時間が長くなります。
また、一日中立ちっぱなしでもあるため体力的にも大変です。ただ、アシスタントの下積みを経てスタイリストに昇格したときには、大きな喜びとやりがいを感じられるでしょう。
3. 店長
店長の仕事は、美容師としての業務だけでなく店の経営に関する仕事もあります。どちらかというと店長は、美容師としての仕事よりもスタッフのスケジュール管理や店の売上管理などのマネジメント業務が中心です。
店の雰囲気作りや経営戦略を考えて、店のスタッフたちをまとめ上げる強いリーダーシップも求められます。
店長の一日の流れ
出勤してまずは、アシスタントやスタイリストなどのスタッフとともに開店準備をします。指名のお客様から予約が入っている場合は、美容師としての通常業務をおこない、入っていない場合は必要な備品の買い出しに行くなど裏方の仕事をこなすことも少なくありません。
閉店作業をしたあとには、スタッフのシフト管理やスタッフの悩みを聞いたりすることなどもあります。
店長の大変なこと・やりがいとは?
美容師としての仕事だけでなく、スタッフや売上など店全体に気を配らなければならないため、その点は店長として大変かもしれません。
しかし、自分の運営するお店がお客様に喜んでもらえるなど、スタッフの成長していく姿を見られることは大きな喜びとやりがいとなります。
美容師はお客様の美をサポートするプロフェッショナル!
今回は美容師の仕事について、役職別の仕事内容や一日の流れについてご紹介しました。美容師の仕事は一見華やかそうに見えますが、やっていることは意外と地味で体力的にもハードです。
しかし、自分の仕事でお客様が喜んでくれるなど笑顔になってくれることは、なにものにも代え難い大きな喜びとなります。
美容師はお客様の美をサポートするやりがいのある仕事なので、興味のある方はぜひ目指してみてはいかがでしょうか。