美容系のスキルアップ・資格取得を目指せる勉強の仕方とは?おすすめの資格も紹介
美容関連の職業に就き、働いているなかで、スキルアップなどのために勉強したいと考える人も少なくありません。しかし、勉強の仕方がわからず、非効率的な学習方法でうまく身につかないということもあるのではないでしょうか。
この記事では、美容の勉強方法にはどのようなものがあるのか、美容業界で役に立つ資格には何があるのかをお伝えします。ぜひ自分のスキルやキャリアを高めるのに役立ててください。
美容関連の勉強の仕方
美容についての知識を深めたい・技術を高めたい・資格を取りたいという場合、いろいろな勉強方法があります。代表的なものを挙げるので、参考にしてみてください。
1. 本・テキスト・雑誌などで学ぶ
何かを学ぶときのベーシックな方法として、書籍を読むという方法があります。学びたい内容の専門書や、公式で発売されているテキスト、必要な情報が載っている美容雑誌などを読みながら知識をつけるという勉強方法です。
「体系化された知識」を習得できたり、先端の情報を入手できたりします。
2. 動画を視聴する
SNSや動画サイトなどで公開されている動画を視聴して勉強する方法もあります。
今や、ヘアセット・ネイル・メイクなどのやり方を、プロだけでなくインフルエンサーや一般人も広く発信している時代。自分が身につけたい内容を公開している動画を探し、じっくり見ながら研究しましょう。
動画の視聴は、書籍を読むことと違い、実際に行なっている姿を見ることができます。また、再生速度を変えたり、巻き戻して見直したり、場合によってはコメントなどで質問したりすることも可能です。目と耳の両方から情報が入ってくるので、本が苦手な人も学習しやすいのではないでしょうか。
3. 勉強会に参加する
ブランドや企業などが主催する美容関連の勉強会・商品説明会なども各地で開催されています。知識の深い社員や有識者などから、直接美容について学べるという点がメリットです。興味のある内容の勉強会に参加して、その道の専門家から直に学んでみてはいかがですか。
4. 美容商品メーカー・ブランドの公式サイトなどで勉強する
化粧品やケア商品などの製造元・ブランドなどには、美容に関する詳しい情報が掲載されていることも多いです。成分の説明や科学的な解説などもされていることがあり、知識を深められるでしょう。
また、新商品の案内では、新しい成分や技術などが使われていることもあり、トレンドを追うことができます。
5. 美容部員から直接教えてもらう
デパートの化粧品売り場などに常駐している美容部員から、メイクのやり方や美容に関する情報などを教えてもらうという手段もあります。直接話ができ、悩みを相談したりアドバイスをもらったりすることもできるでしょう。
6. スクール・通信講座などで学ぶ
とくに何らかの資格取得を目指す場合は、スクールや通信講座で専門的に学ぶのもおすすめ。座学で知識をつけつつ、実技で技術を習得することが可能です。
きちんとカリキュラムが組まれていることが多く、試験合格・資格取得に向けて効率よく勉強することができるでしょう。
美容系の資格にはどんなものがある?
美容の勉強方法がわかったところで、次は美容に関する資格の例を見ていきましょう。
美容師
美容関連の資格というと、やはり美容師は外せません。国家資格のため、独学ではなく美容専門学校など指定の養成施設で決められた課程を学び、筆記と実技両方の試験に合格する必要があります。
なお、美容師免許は、おもにカット・パーマ・カラーなど髪の毛に対する施術を行う資格。ただし、まつエクなどの施術を行う場合にも美容師免許は必須です。
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JNECネイリスト技能検定
JNEC(日本ネイリスト検定試験センター)が実施する、ネイルに関する検定です。世界に通用するネイリストの育成を目指して行われており、1~3級まであります。3級は義務教育を修了していれば受けることができ、2級は3級合格者、1級は2級合格者のみ受験可能です。
引用元
ネイリスト技能検定|日本ネイリスト検定試験センター
技能検定試験 概要|日本ネイリスト検定試験センター
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メイクセラピー検定
「メイクセラピストジャパン」が実施する、メイクセラピー(化粧療法)に関する検定です。お客様に美しくメイクを施すことで、心理的にも健康になれるようにサポートすることを目指します。
「メイクセラピー的心理学」「コミュニケーション」「メイク理論」「色彩学」などを学びながら、メイクや心理についての知識を深めます。特級・1~3級の4段階があり、特級や1級になると、プロとして高い信頼度を得ながら活躍できるでしょう。
引用元
メイクセラピー検定
メイクセラピー検定とは
日本化粧品検定
化粧品や美容に関する正しい知識を身につけることを目指して実施されている検定です。特級・1~3級があり、美容皮膚科学・スキンケア・メイクアップ・生活習慣美容という分野で学びを深められます。日常生活から就職、キャリアアップまで幅広く活かせるでしょう。
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AJESTHE認定エステティシャン
日本エステティック協会(AJESTHE)が認定する、エステティシャンの資格です。協会認定校で300時間または1,000時間以上のコースを修了する、所定の試験に合格するといった条件をクリアすると取得できます。
上級の資格や、フェイシャル・ボディに特化した資格もあるので、自分の興味関心に合わせて取得を検討してみてください。
引用元
AJESTHE認定エステティシャン|日本エステティック協会
美容部員(BA)になるには資格は必要?
美容部員とは、お客様にスキンケアやメイクのアドバイスをしたり、適切な化粧品を提案したりする職業。デパート・小売店・ドラッグストアなどに配置されています。
美容部員の仕事では、美容師のような特別な資格は不要です。採用されたのちに行われる研修で、しっかり勉強してスキルを身につけられます。
美容系の資格や経験が優遇されることもある
資格不要の職業ですが、美容部員として求人に応募するときに、美容系の資格や経験があると優遇される場合もあるでしょう。また、接客経験も有利に働く可能性があります。
しかし、「未経験歓迎」という職場も多いので、スキルがないからといって気にしなくてかまいません。
コミュニケーション能力は欠かせない
美容部員の仕事では、お客様と会話をすることが重要な業務のひとつなので、コミュニケーションを取れること・接客に関するマナーをわきまえて対応することは大切といえます。今は高いスキルがなくても、働くなかで身につけていけばOKです。
美容の勉強を続けてスキルアップやキャリアアップにつなげよう
「美容」と一言でいっても、こまかく見ていくと、髪・メイク・ネイル・エステなどさまざまなジャンルが存在します。自分がどのジャンルに興味があり、学びを深めたいのかを考えながら、自分に合った方法で勉強してください。
今までの経験や仕事でやっていることが、これからの勉強に役立つこともあります。さらに、新しい学びによって自分の活躍の幅も広がる可能性があるので、積極的に勉強し続けましょう。