個人月間最高売上1500万円を売上げるトッププレイヤーが美容の可能性を広げるサロンを展開【Violet 代表 前原穂高さん】#1

都内でも指折りのサロン「AFLOAT」で、サロンワークに限らずテレビや雑誌などのメディアでカリスマ的な立ち位置を獲得した前原穂高さん。今から8年前、さまざまな女性のなりたい姿に応えるサロン「Violet」を立ち上げました。その後も快進撃は止まらず、個人月間最高売上1500万円の記録も。実は、独立する気はあまりなかったと話す前原さんが、サロンの立ち上げに至った経緯とは?

前編では、「AFLOAT」から独立しようと思ったきっかけを伺い、前原さんが「Violet」で実現させようとしているサロン像についてお聞きします。

お話を伺ったのは…
Violet 代表 前原穂高さん

「AFLOAT」で幹部デザイニングディレクターとして12年間勤めたのち、2015年春に独立し、「Violet」を立ち上げる。現在は、表参道・銀座・栄・横浜駅の4店舗を展開。スタイリストを務めるほか、テレビや雑誌のメディアでも活躍中。

新しいステージに挑戦したくて、独立を決意。「Violet」スタートへ

前原さんのボランティア経験は国内のみならず、海外までにも。「ハサミ一つで人を喜ばせられる職業って他にないと思いますね」。と、過去も未来もボランティアに対する前向きな気持ちを語っていただきました

――もともと独立を考えていたわけではなかったと伺いました。

「AFLOAT」にいながら美容師ができるのはとても刺激的で楽しかったので、辞めることすら考えていませんでした。

最初は憧れの宮村の背中を追って売上もトップをキープしたり、テレビや雑誌などのメディア出演も果たしたり、一生懸命に取り組んでいました。でも、一つずつ目標を実現させていくうちに、だんだんと「AFLOAT」に入社したときのチャンレンジ精神みたいな気持ちが満たされていることに気づいたんです。

――サロンを立ち上げることにした理由は?

新しいことに挑戦したかったから。

背中を押されたきっかけは「東日本大震災」です。僕はもともと海外の子たちのヘアカットのボランティアに行っていた経験もあり、震災が起きてすぐのタイミングで現場に向かいました。震災があってから1ヶ月以内だったため、周りは瓦礫だらけ。そんな環境では当然お風呂にも入れず、週に1回自衛隊の人が運んでくるお湯を使ってやっと体が拭けるような状態だったんですね。その状況の中、洗髪なしでカットを行ったところ「気持ち良い」と言われて。「AFLOAT」でサロンワークをしているときは言われない言葉だったので、とても驚いたのと同時に、美容師という枠の中でやれることがまだまだたくさんあるんだなと。僕自身も、美容の力が人に与える影響力の大きさに感動しました。

「AFLOAT」は、既にきれいになることを知っている人やおしゃれの感度が高い人たちが多いです。ボランティアを通して、その層以外のこれからおしゃれをしたい、きれいになることを夢見ている人に感動を与えるようなサロンを開きたいと思って。「AFLOAT」ではやりきった感もありましたし、新しい視点で美容の可能性をもっと広げていきたいと思い、独立を決意したんです。

――当時は売上もトップをキープし、サロンのみならず多方面から必要とされていた中、その位置から退くのは不安ではなかったのですか?

「AFLOAT」には12年も在籍させていただき、その中で十分にやりきったと思いますし、不安はそんなになかったですね。むしろ、今までのサロンワークやメディアの仕事で得た知識や経験を次のステップに活かすことに意識が向いていましたね。

「AFLOAT」での経験がサロン成功の近道になった

トッププレイヤースタイリストとしてスタートした前原さんですが、デビューしたてのスタッフ専用に「学生に向けた割引きメニュー」も導入するなど、個々のパワーバランスに合うメニューを実践し、売上を伸ばす方法を模索していたのだとか

――独立を決めてから準備したことは?

独立するつもりはなかったのですが、「AFLOAT」ではマネジメント研修があって経営について少し学んでいました。

辞めると決めてからは本格的に経営の勉強が必要だと思い、都内にあるビジネス学校で学ぶことに。休みの日はほとんど勉強に時間を費やし、4ヶ月で6つくらいのコースを受講しました。

――現在は4店舗に拡大している「Violet」が、最初の地を表参道にした理由は何ですか?

表参道は、自分を変えたくて勇気を出して来る場所のイメージ。美容の力で自分を変えたいと思っている人の多くは、表参道に集まると分かっていたからです。

――多くの方々に受け入れられるサロンにするために、工夫したところは?

幅広い方々にフォーカスできるサロンを目指したかったので、おしゃれだけど入りやすいカフェのような感じをイメージしました。

技術レベルは最高ランクのものを提供するけど、その敷居が高くなりすぎると来店するお客様の幅が狭まってしまうと思って。実力が伴わないサロンが突然有名サロンになるのは難しいですが、有名サロンと同じくらいの実力があるけれど、敷居を低く設定することはできますよね。

――オープンに向けてメンバーはどんな方法で集めたのですか?

特に条件も提示せず、ブログに「求人」だけ書いて募集しました。そこへメッセージしてきたのが大体、30〜40人くらい。その中から、一緒にやっていけそうだと感じた方々をアシスタント含め、11人くらい採用させていただき、スタートさせました。

――大変だったことはありますか?

社風をかためることでしょうか。

当たり前ですが、サロンをスタートさせた当初はみんな意識がバラバラ。もともといたサロンに引っ張られたままだったり、「Violet」自体がまだ安定していない状態だったりして、自分の理想のサロンを目指しながら、みんなを一つにまとめることが大変だと感じました。

「Violet」もオープンしたてだったこともあり、売上も気にしなくてはいけない状況で配慮するのは簡単なことではありませんでしたね。

――どのように突破を?

今まで「AFLOAT」にいた経験をフルに活用することで乗り越えてきました。経営側に立ってみて改めて「AFLOAT」の存在の大きさに気付かされて。とにかく今まで教えていただいたノウハウとかを広げて前に進み続けました。

――売上が安定し始めたのはそのあと?

そうですね。サロンをオープンさせてから、約1年くらいかかりました。

アシスタントやスタイリスト全員が「Violet」の色に馴染んできた頃、ようやくスタートが切れたように感じますね。

――トッププレイヤーから経営側に回ってみて、感じたギャップはありますか?

自分の活躍よりもスタッフの成長に対して、喜びを感じられるようになりました。もちろん、自分自身の成長も実感しています。今までと違うスピード感だったり、以前と違う視点からの試行錯誤が必要になったりと大変ではありますが、日々やりがいを感じています!


「AFLOAT」でトッププレイヤーとして活躍していた前原さんは、新たな挑戦のために独立し、「Violet」を立ち上げました。あくまで自身の技術力は打ち出したまま、サロン自体の敷居を低く設定することで、集客に成功。後編では、前原さんが最も力を入れているというスタッフ育成について、さらに「Violet」が目指すサロン像を伺います。

取材・文/東菜々(レ・キャトル)
撮影/SHOHEI

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Salon Data

「Violet」表参道店
住所:東京都港区南青山5丁目10−1 3F
TEL:03-5778-9646
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