期待するのは今までの経験から得た感情や教訓。自分の想いをしっかり伝えてほしい【AI TOKYO 執行役員・統括マネジャー 中島翼さん】#2

美容師を目指す学生、新天地を目指すスタイリストさんにとって、避けては通れない就職活動。晴れて採用を勝ち取るためには、どんな準備が必要? 心がまえは? そんな疑問を、実際のサロン採用担当者にインタビュー!

前回に引き続き、所属スタイリストの「やりたい」「なりたい」を尊重し、強力なバックアップが強みのサロン「AI TOKYO(アイトーキョー)」にて、執行役員・統括マネジャー であり、「AI TOKYO S」スタイリストの中島翼さんにお話をお聞きします。

第2回となる今回は、履歴書の重要度について。AI TOKYOは書類選考を行っていません。面接に向けて、履歴書の重要度とはどのくらいなのか? 好印象を受ける履歴書の書き方や特に見ている項目などについて詳しく教えていただきます。

お話を伺ったのは…

AI TOKYO 執行役員・統括マネジャー
AI TOKYO S スタイリスト 中島翼さん

都内にある有名サロンで5年間勤務後、3年前に仲間と一緒にAI TOKYOを設立。店長を経て、1年半前にAI TOKYO 執行役員・統括マネジャーに任命されたと同時に採用担当の責任者に。傍ら、再現性の高いヘアスタイルづくりが話題のプレイヤーとしても活躍している。

過去の失敗から学んだことや成し遂げたい目標があると有利に

AI TOKYOが指定している新卒の履歴書

――書類選考がないと伺いました。その理由は?

紙一枚でその人を判断することは難しいですし、数あるサロンの中からAI TOKYOを選んでいただいた気持ちを大事にしたくて。直接想いを受け取るために、面接を重要視しています。

――履歴書の提出方法についてお聞きします。

こちらが用意している履歴書のフォーマットをHPからダウンロードいただき、記入後、郵送いただいています。

――用意している独自のフォーマットについて伺います。
新卒と中途で記入する内容に違いはありますか?

AI TOKYOが指定している中途の履歴書

学歴や個人情報を書く項目は一緒ですが、そのほかの項目に少し違いはありますね。

新卒は、学生の頃に取り組んだことや将来に向けての項目がほとんどなのに対して、中途は経験者なので、スタイリストとしての姿勢や今まで頑張ってきたことなどを記入してもらえる項目を設けています。わざわざ別のサロンからAI TOKYOに入社したいと思ってもらえているのですから、どのような経緯で志望したのか、AI TOKYOで取り組みたいことをしっかり知っておきたいと思うんです。

唯一、両者に共通しているところは、自分が今まで何を頑張ってきたのかということ。頑張るまでの目的や理由、そして結果が分かることで、本質が見られる気がしているんです。

――では、新卒の履歴書を見る際に、重要視している項目は?

「失敗から学んだ経験」「成し遂げたいこと」の2つ。

生きていると、いろいろな失敗があると思います。人間関係で揉めたり、アルバイトでミスしたり。そこからどう改善、挽回してきたかの過程が重要だと思っていて。聞くことで、困難な状況になったときの対応の仕方が想像できるんです。

#1でもお話ししたようにAI TOKYOは、目標を持っている人を積極的にバックアップできる強みがあります。そのため、将来のビジョンがしっかり立てられていると応援したくなるし、全面的にサポートもできますから、以上の2つは重要視しています。

好感度の高い履歴書と期待できない履歴書

――好感を持たれる履歴書のポイントは?

全ての項目から、想いが伝わってくるものは好印象を受けますね。想いが強く伝わってくると、こちらも自然とその人に興味が湧いてくるんです。そうなると面接のときに、あれも聞こう、これも聞こうなんて期待します。

――反対に、期待できないと思う履歴書を教えてください。

なんで応募したのかなと感じてしまうくらい文字量が少ない人。パッと見、あまり読む気も湧きにくいかなと。短すぎると印象に残りにくいと感じます。

大事なのは、適度なバランスで書けていて、一貫性がある履歴書。要点が抑えられていれば、面接で期待できると思いますね。

書類選考がないとはいえ、履歴書は面接を通過する際の大きな判断材料です。AI TOKYOに込める想いをぶつけてもらう気持ちで送ってもらえると嬉しいです。

――改めて、採用担当者に響く履歴書作成のアドバイスをお願いします!

履歴書もすぐに書けるものではありませんから、「何を書いて良いのか分からない」「実際にサロンを見てヒントを得たい」など、困ったときには直接サロンに来てください。もしくは、説明会でどんどん聞いてほしいですね

採用試験に向けて悩んでいるのなら、直接聞きに来る行動力を持って

――サロン見学も行っていると伺いました。
新卒と中途、どちらも必須なのでしょうか?

必須ではなく、希望する方にきていただいています。ただ、現在は中途の方がメインですね。むしろ、中途の方だと既にお客様も持っているので、今までのサロンの雰囲気や使用していた薬剤の種類など、確認しておいた方が良いと思います。実際に入社してみて「やっぱり違うかも…」となるケースはできるだけ避けたいですから。お互いに良好な関係を築けるように準備することが大切です。

新卒の方のサロン見学は、これから本格的に始動する予定です。採用試験に万全を尽くして臨みたいと意気込みがある方は、問い合わせてみてくださいね。

面接で有利になる履歴書のポイント

1.頑張ってきたこと、失敗の挽回法、目標を明確に盛り込む

2.要点を抑え、内容に一貫性を持たせる

3.気になることは直接聞きにいくくらいの行動力を身につける


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