歯科助手の給料はどれくらい?収入アップの方法や向いている人の特徴・求人の探し方を紹介

歯科助手を目指していたり、検討していたりする人にとって「給料はどれくらいなのか?」はかなり気になることでしょう。

また、実際に歯科助手として活躍されている人のなかには、給料を上げる方法はないか探している人もいるかもしれません。

そこで本記事では、歯科助手の給料事情や給料をアップさせる方法とあわせて、歯科助手に向いている人の特徴を紹介します。歯科助手の求人の探し方や転職活動のコツもお伝えしますので、気になる方はぜひ最後までチェックしてください。

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歯科助手とは?

歯科助手は、歯科医院における予約・受付・会計などの窓口業務、診療台や器材の準備・片付け、口腔内の唾液吸引などの施術介助を行う職業です。

歯科助手は医療行為を行う資格を持たないため、口腔内に直接触れることはできません。

そのほか、診療報酬請求などの医療事務業務を行う場合もあります。

引用元
job tag|歯科助手 - 職業詳細

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歯科助手の仕事はきつい?仕事内容や働くメリット、大変といわれる理由を解説

歯科助手の給料はどれくらい?

歯科助手になると、給料はどれくらいもらえるのか気になる人も多いでしょう。ここでは、歯科助手の平均月給・平均年収や、歯科医療に関わる他職種との違いなどの給料事情を紹介します。

歯科助手の平均月給

美容・ヘルスケアに特化した求人サイト「リジョブ」に掲載された歯科助手の求人給与は、下記の通りです(2025年6月現在)。

正社員

月給下限

月給上限

スタッフ

200,258円

236,188円

アルバイト

時給下限

時給上限

スタッフ

1,157円

1,344円

歯科医院によっては上記のほかに、賞与を支給しているところも少なくありません。

また、厚生労働省が運営している「job tag」によると、月給は約20~25万円が相場。同サイト内に掲載されているハローワーク求人統計データによれば、令和5年度の求人賃金の月額は19.9万円です。

なお、同サイトには、時給制で働く一般労働者と短時間労働者の給与データも掲載されており、一般労働者は1,583円、短時間労働者は1,281円となっています。

引用元
job tag|歯科助手 - 職業詳細

歯科助手の平均年収

さきほど参照した「job tag」によると、歯科助手の2024年の平均年収は322.9万円です。

ただし、都道府県によってその差は大きく、一番多い愛媛県では年収411.6万円、一番少ない島根県では206.8万円と、200万円以上の開きがあります。

引用元
job tag|歯科助手 - 職業詳細

歯科衛生士や歯科技工士との年収の違い

歯科助手と混同されやすい職業に、歯科衛生士と歯科技工士があります。しかしそれぞれ仕事内容が異なる上、歯科衛生士や歯科技工士として医療行為を行うためには、国家資格が必要です。

歯科衛生士は歯科医師の指導のもと、診察補助や歯・歯ぐきの病気予防処置などを担当します。

歯科技工士は歯科医師の指示にしたがって、義歯などの製作・調整を行います。

厚生労働省による職業情報サイト「jobtag」によると、歯科衛生士は年収405.6万円、歯科技工士は年収454.4万円です。勤続年数や勤務先によっても年収は変わりますが、国家資格ということもあり、どちらも歯科助手より高い給与水準にあると言えるでしょう。

引用元
job tag|歯科衛生士 - 職業詳細
job tag|歯科技工士 - 職業詳細

同じ歯科助手でも給料格差があるって本当?

歯科助手に限らずほかの職業でも言えることですが、高卒と大卒とでは初任給に差があるのが一般的です。また、大卒のほうが役職が上がる可能性が高く、給料格差が生じることも。

なお、歯科助手に必須資格はないものの、職場によっては民間資格を取得していることで資格手当がつくこともあります。

歯科助手の手当や福利厚生

働くうえで、手当や福利厚生も気になるところです。先述したように職場によって違いがありますが、資格手当が支給されるところがあるほか、通勤手当や残業手当などがつくところもあります。

また、各種保険・ボーナス・退職金などがあるところや、有休・産休・育休制度や研修制度を整備しているなど、福利厚生も勤務先によってさまざまです。

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歯科助手の働き方

必須資格がない歯科助手は、正社員や派遣社員以外に、アルバイトやパートなどの働き方もあり、未経験からスタートできる職場も多いです。産休・育休制度があるところに就職すれば、辞めずに復帰できます。

また、歯科医院や歯科クリニックはどの地域にも多数あり、比較的求人が見つかりやすいのが特徴です。そのため、転居を理由に辞める場合でも、引越し先で経験を活かせるでしょう。

歯科助手の収入をアップさせるには

ここからは、歯科助手として給料アップのためにできることを紹介します。

1.一つの歯科医院に長く勤める

一つの歯科医院に長く勤めることで、その医院ならではの仕事の流れや知識を身に付けることができます。さらに、医院で一緒に働くスタッフや、定期的に通院している患者との信頼関係も築くことにもつながりやすいです。

とくにキャリアが浅いうちは、待遇だけをみて転職を繰り返すより、地道に知識と経験を積み上げることが、やがて給料アップにもつながるでしょう。

2.資格を取得する

歯科助手に国家資格はありませんが、民間資格は存在します。スキルを有していることを証明する方法となるため、職場での評価につながる可能性もあるでしょう。

民間資格はいくつか種類がありますが、ここでは代表的な資格を3つ紹介します。

公益社団法人日本歯科医師会 歯科助手資格

甲種・乙種第一・乙種第二の三段階の種別があり、それぞれ必要とされる講習内容や時間が異なります。講習時期は地域によって異なるため、都道府県歯科医師会への問い合わせが必要です。

引用元
公益社団法人日本歯科医師会|歯科助手資格認定制度

歯科助手技能認定

受付業務や診療介助に関する知識を問われる学科試験です。検定を主催している日本医療教育財団によって認定された教育機関で、所定のカリキュラムを修める必要があります。

引用元
一般財団法人 日本医療教育財団|歯科助手技能認定 資格試験

歯科助手実務者

歯科助手業務に即した知識を、実務者レベルで習得していることを証明する資格です。ユーキャンの通信講座の受講+添削課題の提出2回+認定試験の合格で取得できます。資格を認定するのは、全国医療福祉教育協会です。

引用元
ユーキャン|歯科助手資格取得講座
ユーキャン|歯科助手資格・試験ガイド
全国医療福祉教育協会

歯科衛生士の資格取得を目指すのもおすすめ

歯科衛生士の国家資格を取得すると、患者の口腔内に触れることが許可されます。それによって歯科助手よりも業務範囲が広がるため、給与アップにつながるでしょう。

また、令和5年に一般財団法人口腔保険協会が行った歯科衛生士養成校を対象とした調査では、就職者に対する求人人数倍率が23.3倍となっていたことから、歯科衛生士の人材不足がうかがえます。このことから、より好待遇の職場を探すことも可能だと考えられます。

引用元
一般財団法人口腔保険協会|歯科衛生士教育に関する現状調査の結果報告

3.カウンセリングも担当する

歯科助手は受付や患者の案内などを担当するため、歯科医師や歯科衛生士よりも先に患者の対応することが多く、接する時間も長い傾向にあります。

その立場を活用し、患者の症状を詳しく聞き取ったり、自費治療による治療法の提案をしたりといった、歯科医院の円滑な運営や売上アップにつながるカウンセリング業務を担当できると、歯科医院に貢献する人材として給与アップにつながる可能性があります。

4.より良い待遇・評価制度が整っている医院に転職する

現在の勤め先よりも高待遇を提示している職場への転職は、わかりやすく給料の上がる方法です。

勤続年数による評価だけではなく、勤怠や持っているスキル、医院へ貢献した成果なども評価して給与に反映することを名言している医院に転職することも、給与アップにつながりやすい可能性があります。

歯科助手に向いている人はどんな人?

さまざまな働き方があり、就職・転職先の選択肢も多い歯科助手ですが、一体どんな人に向いているのでしょうか。以下で詳しく紹介します。

コミュニケーション能力が高い人

歯科助手は、患者・歯科医師・歯科衛生士などとのコミュニケーションが必須であるため、コミュニケーション能力が高い人に向いています。

受付を担当する歯科助手は、まさに院の顔ともいえる仕事であり、患者がまた来たいと思えるような対応をしなければなりません。また、治療を円滑に進めるためには、歯科医師や歯科衛生士と連携をとることも大切です。

単に会話ができるだけでなく、笑顔や気配りを忘れずに、関わる人それぞれと信頼関係が築けるとよいでしょう。

勉強に苦手意識がない人

歯科助手には必須資格がないとはいえ、助手として治療のサポートを行うため、勉強が欠かせません。歯科医療ならではの専門用語や使用する道具・治療方法などの知識を身につけなければならないため、勉強に苦手意識がない人や勉強熱心な人は習得が早いでしょう。

知識を自分のものにすることはもちろん、患者に聞かれたときにスムーズに答えられるようにしておく必要があります。

主体的かつ臨機応変に動ける人

治療をスムーズに進めるには、歯科医師や歯科衛生士の技量に加えて、歯科助手の適切なサポートが必要です。

指示を待つのではなく、気転を利かせて対応することで時間のロスを防ぎ、円滑な治療ができます。そのため、主体的に行動し、臨機応変に対応できる人に向いている仕事です。

具体的には、治療に必要な道具をあらかじめ準備したり、歯科医師や歯科衛生士の動きに合わせて補助したりといった、サポートが求められます。最初からすべてできるようになることは難しいですが、経験を積んでいくうちに身につけられるでしょう。

臨機応変な対応は、受付や電話対応・会計などの場面でも必要です。

細かな作業もていねいにできる人

歯科助手の仕事は多岐にわたり、カルテの整理や使用した器具の消毒・片付けなど細々とした作業もあるのが特徴です。

そういった作業がおろそかになると、カルテの取り違いによる情報漏洩や、不十分な衛生管理による感染のリスクが高まってしまうため、細かな作業でもていねいにできる人に向いています。

診療報酬請求書(レセプト)を作成する際にも細かな数字のチェックが欠かせず、ていねいかつ正確に行わなければなりません。

体力に自信がある人

歯科助手の仕事は意外と体力が必要なので、体力に自信がある人にも適しています。受付や事務作業のときは座っている時間もありますが、治療のサポートとなると立ちっぱなしでいることも多々あります。

複数の治療のサポートにつく場合は、行ったり来たりしなければならず、座っているだけの時間はほとんどありません。

歯科助手のやりがいや魅力とは?

歯科助手は、縁の下の力持ちとして歯科医院を支えている存在です。

歯科助手は業務の幅が広いという特徴がありますが、はじめからすべての業務が担当できるわけではありません。実際の仕事を通して知識や技術を身に付けることで、担当できる仕事の範囲がひろがることも、歯科医師としてやりがいを感じられることの一つです。

仕事を通して得た、歯や口内に関する知識は、自分の歯や口内の健康維持にも役立ちます。

また、歯科助手は口腔内に触れることはありませんが、唾液吸引や口腔内を照らすライトの調整などの施術補助を通して、歯科医師や歯科衛生士からの信頼が得られたときは、やりがいとともに達成感もあります。

そして何より、患者から感謝の言葉をかけられる瞬間が、やりがいを感じられる瞬間であるとともに、歯科助手として働くことの魅力と言えるかもしれません。

歯科助手の求人を探すには?

歯科助手の求人を探すおすすめの方法を2つ、紹介します。

就職・転職エージェントを利用する

就職・転職エージェントでは、希望する条件に沿った求人の紹介を受けられるほか、履歴書などの書き方へのアドバイスももらえます。

エージェントによって得意とする職種が異なるため、歯科助手などのヘルスケア関連の職種に特化したエージェントを選ぶことをおすすめします。

求人サイトで探す

求人サイトは公開されている求人をインターネット上で検索できるWebサイトです。

さまざまな職種を幅広く掲載する求人サイトがある一方で、特定の業界や職種に特化した求人サイトもあります。

歯科助手の求人を探す場合は、探したい求人職種の掲載件数が豊富な、ヘルスケアに特化した求人サイトでの検索をおすすめします。

歯科助手の求人を探すならリジョブがおすすめ!

歯科助手の求人はさまざまな媒体で探すことができますが、なかでもおすすめなのが、美容・ヘルスケア業界に特化した求人サイト「リジョブ」です。

リジョブは歯科助手の求人を多数掲載しており、検索条件も豊富にあります。未経験からスタートする場合は「未経験歓迎」「研修制度あり」などにチェックを入れると、より自分に合った求人を探しやすいでしょう。

また、転職満足度※も高いため、キャリアアップやキャリアチェンジを考えている人にも適しています。

※リジョブ経由で採用された1,242名を対象に実施した満足度自社調査より(実施期間:2023年2月8日〜2023年3月8日)

歯科助手の転職活動のコツ

求人への応募から内定にたどり着くためには、履歴書と面接の準備が欠かせません。

どちらもスムーズに進めることができるよう、歯科助手の転職の際に覚えておきたい履歴書の書き方と面接のコツを紹介します。

履歴書の書き方のコツ

履歴書は下記の5つのポイントに留意しながら、作成しましょう。

・古い日付の履歴書を使い回さない
・文字は丁寧に書く
・学校名・会社名は省略しない
・誤字・脱字がないか必ず見直す
・書き損じた場合は新しく書き直す

また履歴書では、志望動機や自己PRも重視されます。

志望動機では、歯科助手を目指す理由や応募先の歯科医院を選んだ理由を伝えましょう。

自己PRでは、自分の強みやスキルのなかから、応募先の歯科医院が求める人物像・スキルにマッチしたものを選んでください。強みやスキルを多く伝えようと詰め込みすぎると、かえって強みとして伝わらない可能性があるため、注意が必要です。

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面接のコツ

面接では清潔感のある身だしなみを意識し、服装だけではなくメイクや髪型にも配慮が必要です。

歯科助手は受付も兼業するケースが多いため、接客業への適性も見られている可能性があります。面接中は答える内容だけでなく、ハキハキした受け答えも意識しましょう。

また、職業によってよく聞かれる質問はある程度決まっています。そのため、聞かれそうな質問は事前に調べ、自分なりの答えを決めておくと良いです。

さらに、面接の最後によく聞かれる「質問はありますか?」という問いに、質問ができるよう準備しておきましょう。そのためには、応募先の歯科医院についてよくリサーチしておくことも必要です。

調べればわかることや、ホームページに書いてあるようなことは質問しないよう、注意しましょう。

歯科助手の給料アップを目指すなら転職も視野に入れよう

歯科助手の給料は20万円くらいからが相場ですが、職場によって異なり、経験年数や地域による差もあります。同じ職場に長く務めたり、民間資格を取得したりすることで給与アップを目指せるでしょう。

歯科助手は縁の下の力持ちとして、患者だけでなく歯科医師や歯科衛生士の役に立てる魅力的な仕事です。コミュニケーション能力が高い人や主体的に動ける人に向いています。

経験を積めば、好待遇の職場に転職して給料アップを目指すことも可能です。未経験からスタートする場合は、評価制度が明記されているところや昇給があるところなどを探すとよいでしょう。

リジョブは未経験OKの求人も多数で、研修制度があるところも多いです。なかには昇給あり・賞与ありの求人もあるので、ぜひチェックしてみてください。


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