美容系の仕事で高収入が得られるのは?求人情報から収入を比較!向いている人や収入アップの方法も紹介

美容系の仕事は、ネイル・メイク・スキンケア・ヘアケアのほかにも、ボディケアやボディメイクなど、たくさんあります。

こういった美容系の仕事に関心がある人のなかには、高収入が得られる仕事はどれなのか気になる人や、どんな人に向いているのかを知りたいという人もいるかもしれません。

そこでこの記事では、美容系の仕事で高収入が期待できるものをピックアップ。実際の求人情報をもとに、高収入の仕事をランキング形式でお伝えするほか、美容系の仕事に向いている人や、収入アップの方法についても紹介します。

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【必須資格なし】美容系で高収入が期待できる仕事5選

厚生労働省による平均年収をもとに、美容系の仕事のうち必須資格がないもので、高収入が目指せる仕事を5つ紹介します。

1. ネイリスト|320.6万円

ネイリストは、お客様の爪を整え、美しくするのが仕事です。ネイルケアをはじめ、ネイルカラーやネイルアートなど、お客様の要望にあわせて施術を行います。

必須資格はないものの、爪の構造の知識やネイルを施すスキルが必要となるため、民間資格を取る人が多い傾向にあります。

施術に必要な知識や技術は、専門学校やスクールで学習できるほか、就職後に研修で学ぶこともできます。

ネイリストの仕事については以下の記事もあわせてチェックしてください。
ネイリストの仕事内容|1日の流れ・やりがい・必要なスキル・就職先などを紹介

厚生労働省が運営している「job tag」によると、ネイリストの平均年収は320.6万円です。同サイト内には、ハローワークの統計データをもとにした求人賃金(月額)も記載されており、22.7万円となっています。

ただし平均年収は、美容師を除く美容サービス・浴場従事者であるため、ネイリスト以外の職業も含まれています。

引用元
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))|ネイリスト – 職業詳細

2. エステティシャン|320.6万円

エステティシャンは、おもに肌や身体を美しくするケアを行うのが仕事です。フェイシャル・ボディ・脱毛などの施術があり、サロンによって提供するメニューには違いがあります。

民間資格が多数ある職種のひとつですが、未経験歓迎の求人が多いのも特徴です。未経験者を歓迎しているサロンは、研修制度を設けていることがほとんど。入社後に一通りスキルを身につけてからお客様を担当するため、資格がなくてもはじめやすいでしょう。

エステティシャンに関連する資格については以下の記事でくわしく紹介しています。
エステティシャンになるには資格が必要? 資格の種類と取得方法を紹介

厚生労働省の「job tag」では、エステティシャンの平均年収は320.6万円となっています。ただし、こちらもネイリストと同様に、美容師を除く美容サービス・浴場従事者としてまとめられているため、エステティシャンに限ったものではありません。

なお、ハローワーク統計データにもとづく求人賃金(月額)は、23.3万円です。

引用元
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))|エステティシャン – 職業詳細

3. セラピスト|394.3万円

セラピストとは、お客様の心身をケアし、疲れを癒す職業の総称です。セラピストとして扱われる職業は数多く、施術の目的や施術内容に違いがあります。

セラピストには医療系・美容系・リラクゼーション系・メンタル系の4種類があり、医療系や一部のメンタル系セラピストは国家資格が必要です。

また、その他のセラピストも専門的な知識や技術を必要とするため、民間資格を取得する人も多くいます。

広義では、前述のエステティシャンもセラピストのひとつです。ほかにも、アロマセラピストやリフレクソロジストなど、ボディケアやリラクゼーションを目的としたセラピストがいます。

関連記事
セラピストになるには資格が必要?おすすめの資格や求人の探し方・応募に必要な準備を紹介

厚生労働省の「job tag」に掲載されているセラピスト(アロマセラピスト・リフレクソロジスト)の平均年収は、394.3万円です。また、ハローワークの求人賃金(月額)は、22.5万円となっています。

なお、セラピストは「その他のサービス職業従事者」としてまとめられているため、職種によっても平均収入は変わるでしょう。

引用元
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))|アロマセラピスト – 職業詳細
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))|リフレクソロジスト – 職業詳細

4. 美容部員|361万円

美容部員は、店頭で化粧品販売を行います。また、お客様の肌やメイクの悩みの相談に応じたり、販促の一環として商品を直接肌に乗せる「タッチアップ」をしたりすることも。

商品知識が求められるだけでなく、肌の構造などを理解したうえで、メイクやスキンケアに関するスキルが必要です。そのため、入社後の研修が充実している傾向にあります。また、関連する資格を取得する人もいるようです。

関連記事
美容部員におすすめの資格となるための方法・求人の探し方・応募したあとにすべきこと

厚生労働省の「job tag」によると、美容部員の平均年収は361万円で、求人賃金(月額)は21.7万円です。ただし、「販売店員」として分類されるため、美容部員だけでなくその他の販売店員も含まれた金額です。

引用元
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))化粧品販売/美容部員 – 職業詳細

5. ヨガやフィットネスのインストラクター|414.8万円

ヨガやフィットネスのインストラクターは、お客様のボディメイクをサポートするのが仕事です。レッスンやトレーニングのメニューを作成し、インストラクター自身が手本となって実践しながら、正しい姿勢や呼吸の仕方、トレーニングの方法などを指導します。

必須資格はありませんが、人に教える立場であるため、正しい知識や技術が欠かせません。就職する際も、資格があったほうが有利になる可能性があります。

たとえ資格を取らなくとも、養成機関やスクールなどで正しい知識とスキルを身につけるのがおすすめです。

インストラクターの資格については、以下の記事で紹介しています。
ヨガインストラクターになるには? 仕事内容や給料、働き方を紹介
ジムインストラクターになるには? 目指す方法とおすすめ資格を紹介

厚生労働省が運営する「job tag」によれば、スポーツインストラクターの平均年収は414.8万円。ハローワークの求人賃金(月額)は、21.8万円です。なお、このデータは「個人教師」として、英会話講師や音楽教室講師なども含んでいます。

引用元
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))|スポーツインストラクター – 職業詳細

【国家資格必須】美容系で高収入が期待できる仕事2選

必須資格がない美容系の仕事につづいて、ここでは国家資格必須の高収入が期待できる美容系の仕事を紹介します。平均年収や求人賃金についても見ていきましょう。

1. 美容師|379.7万円

美容師の仕事は、お客様の容姿を美しくすることです。カット・カラー・パーマなど、髪の施術をメインに行います。就業先によっては、ヘアセットやメイクを行ったり、ネイルや着付けをしたりすることも。

高度な知識と技術を必要とし、美的センスも求められる仕事です。

美容師の国家資格を取得するためには、美容師養成機関で2年以上学んだのち、国家試験に合格し、免許申請を行う必要があります。

厚生労働省の「job tag」によれば、美容師の平均年収は379.3万円で、ハローワークの求人賃金(月額)は26.4万円です。なお、平均年収には理容師のデータも含まれています。

引用元
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))|美容師 – 職業詳細

アイリスト

アイリストは、まつエクやまつ毛パーマ、眉毛の施術などを行います。まつ毛や眉毛の施術には美容師免許が必須です。髪の施術とは異なる知識や技術が必要になるため、まつエクやまつ毛パーマに関する民間資格を取得する人も多くいます。

美容室やトータルビューティサロンで美容師と兼務している人がいるほか、眉毛サロンやまつエクサロンなどで活躍している人も。

アイリストのくわしい仕事内容については、以下の記事をチェックしてください。
アイリストの仕事内容は?1日の仕事の流れや技術の習得方法・やりがいなどをまとめて紹介

なお、「アイリスト」は有限会社ローヤル化研の登録商標であるため、無断で名乗ることはできません。

メイクアップアーティスト

メイクアップアーティストは、ヘアメイク専門の美容師です。テレビなどで活躍するモデルや俳優のヘアセットやメイク・特殊メイクを担当したり、結婚式を挙げる新郎新婦にヘアセットやメイクを施したりします。

美容師免許が必須ですが、ほかにも民間資格を取得して、より専門的なヘアメイクの知識や技術を身につけている人が多いです。

メイクアップアーティストにおすすめの資格については、以下の記事で紹介しています。
メイクアップアーティストになるにはどんな資格が必要?おすすめの資格や活躍の場も紹介

引用元
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))|メイクアップアーティスト – 職業詳細

2. 理容師|379.7万円

理容師は、お客様の容姿を整える仕事です。カット・カラー・パーマのほか、シェービングなどの施術を行います。

美容師と仕事内容が似ていますが、シェービングができるのは理容師だけです。そして、ヘアセットやメイクといった、「容姿を美しくする施術」は理容師にはできません。

理容師の資格は、理容師養成機関で2年以上修業し、理容師国家試験に合格後、免許申請をすることで取得できます。

関連記事
理容師の仕事内容って?美容師との違いやダブルライセンスなどについて詳しく解説

厚生労働省の「job tag」によると、理容師・美容師の平均年収は379.7万円です。また、理容師の求人賃金(月額)は、28.6万円となっています。

引用元
job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))|理容師 – 職業詳細

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リジョブの求人で給与を比較!美容系高収入ランキング

求人サイトリジョブでは、これまで紹介した美容系の仕事の求人を扱っています。そのリジョブの求人・給与データのうち、正社員(スタッフ)の下限給与をもとにした収入について、ランキング形式で紹介します。

なお、地域や経験年数・所有資格・スキルの有無・就職先の規模などによって、収入が異なるため、あくまでも目安としておきましょう。

第8位 セラピスト|20万5,956円

リジョブに掲載しているセラピストの下限給与は、20万5,956円。その他の収入は以下の通りです。

正社員 月給下限
スタッフ 205,956円
店長(候補) 236,738円

 

アルバイト 時給下限
スタッフ 1,116円
店長(候補) 1,156円

 

業務委託 月収下限
スタッフ 234,127円
店長(候補) 236,400円

※2024年1月現在

第7位 ネイリスト|20万8,978円

リジョブには、ネイリストの求人も多数掲載しています。ネイリストの下限給与は20万8,978円です。また、ネイリストを育成する講師の求人も扱っています。それぞれの収入は以下の通りです。

正社員 月給下限
スタッフ 208,978円
店長(候補) 241,322円

 

アルバイト 時給下限
スタッフ 1,090円
店長(候補) 1,110円

 

業務委託 月収下限
スタッフ 201,256円
店長(候補) 240,500円

 

講師 収入下限
正社員(月給) 232,863円
アルバイト(時給) 1,133円
業務委託(月収) 283,333円

※2024年1月現在

第6位 アイリスト|21万3,096円

リジョブ内のアイリストの下限給与は21万3,096円です。その他の就業形態の収入は次表をご覧ください。

正社員 月給下限
スタッフ 213,096円
店長(候補) 246,756円

 

アルバイト 時給下限
スタッフ 1,073円
店長(候補) 1,101円

 

業務委託 月収下限
スタッフ 211,794円
店長(候補) 239,826円

※2024年1月現在

第5位 美容部員|21万3,504円

リジョブで扱う美容部員の求人の下限給与は、21万3,504円です。詳しくは次表の通りです。

正社員 月給下限
スタッフ 213,504円
店長(候補) 231,894円

 

アルバイト 時給下限
スタッフ 1,064円
店長(候補) 1,073円

 

業務委託 月収下限
スタッフ 192,000円

※2024年1月現在

第4位 エステティシャン|21万4,637円

リジョブに掲載しているエステティシャンの求人のうち、最も低い給与額は21万4,637円でした。詳しくは以下の通りです。

正社員 月給下限
スタッフ 214,637円
店長(候補) 238,526円

 

アルバイト 時給下限
スタッフ 1,103円
店長(候補) 1,070円

 

業務委託 月給下限
スタッフ 219,078円
店長(候補) 189,333円

※2024年1月現在

第3位 美容師|23万1,753円

リジョブは美容師の求人も豊富です。スタイリストとアシスタントで給与に差があります。正社員のスタイリストの給与下限は23万1,753円です。その他アシスタントなどの給与は次表をご確認ください。

正社員 月給下限
アシスタント 202,215円
スタッフ 231,753円
店長(候補) 282,990円

 

アルバイト 時給下限
アシスタント 1,067円
スタッフ 1,079円
店長(候補) 1,098円

 

業務委託 月収下限
アシスタント 266,556円
スタッフ 269,562円
店長(候補) 293,596円

※2024年1月現在

第2位 ヨガインストラクター|23万4,691円

リジョブで扱うヨガインストラクターの求人の下限給与は、23万4,691円です。アルバイトや業務委託の収入は以下の通りです。

正社員 月給下限
スタッフ 234,691円
店長(候補) 254,971円

 

アルバイト 時給下限
スタッフ 1,197円
店長(候補) 1,080円

 

業務委託 月給下限
スタッフ 250,000円

※2024年1月現在

第1位 理容師|25万4,864円

リジョブで扱う美容系の仕事のうち、最も下限給与が高かったのが理容師でした。理容師の下限給与は25万4,864円です。その他の就業形態での下限収入は次表の通りです。

正社員 月給下限
スタッフ 254,864円
店長(候補) 293,139円

 

アルバイト 時給下限
スタッフ 1,085円
店長(候補) 1,066円

 

業務委託 月給下限
スタッフ 288,333円
店長(候補) 332,500円

※2024年1月現在

美容系の仕事に向いている人はどんな人?

美容系の仕事には共通した適性があり、自身に当てはまるものがあれば、美容系の仕事に向いているといえるでしょう。

ここでは、美容系の仕事に向いている人の特徴を紹介します。

美意識が高い・美容が好き

お客様の美に関する仕事なので、自分自身も美意識を持っていることが大切です。日ごろから美容に関する情報を集めるような美意識の高い人や、美容が好きな人に向いています。

トレンドに敏感

美容のトレンドの移り変わりはとても早いため、それに遅れをとることなく積極的にトレンドを追える人にも向いています。最新のトレンドをおさえていることで、お客様に情報を提供できるだけでなく、会話のきっかけや提案の糸口にもなるでしょう。

コミュニケーション能力が高い

美容系の仕事はお客様の悩みを引き出し、前向きな解決に向けた提案ができたり、お客様を喜ばせたりする仕事でもあります。そのため、傾聴力や提案力といったスキルが必要です。

さらに、ホスピタリティ精神を持って施術や対応ができるような、高いコミュニケーション能力があるとなおよいでしょう。

美容系の仕事で収入アップを目指すには?

ここからは、美容系の仕事で収入アップを目指す方法について紹介します。

1. 知識や技術を磨き続ける

美容はトレンドだけでなく、技術もどんどん新しくなります。そのため、一度知識や技術を身につけたら終わりというわけではなく、常に自分自身が持つ知識や技術をアップデートさせることが大切です。

時代に対応した知識や技術を身につけていれば、収入アップにつながる可能性があります。また、ほかの人が持っていないようなスキルが得られれば、さらに高収入につながるかもしれません。

2. 関連する資格を取得する

美容系の仕事は必須資格がないものもありますが、施術に関連する民間資格が多数あるのが特徴です。

資格を持っていることで、資格手当がついたり給与が高く設定されたりすることもあるため、収入アップを目指すなら取得することをおすすめします。

また、知識や技術の証明である資格は、お客様からの信頼にも影響することも。就職活動や転職活動の際に資格があれば、有利になる可能性もあります。

3. 独立開業する

美容系の仕事は、独立開業して個人でお店を構えることができるものも多いです。独立開業は必ずしも収入アップにつながるとはいえませんが、経営や集客がうまくいけば、雇用されるよりも稼げる可能性があります。

4. 業務委託で働く

業務委託とは、お店に雇用されるのではなく、お店から委託を受けて業務を行う働き方です。リジョブの下限収入を見ても分かるように、業務委託のほうが収入が高い仕事もあるため、正社員として働くよりも収入が高くなる可能性があります。

ただし、基本給がないため収入が不安定になりやすく、帳簿付けや確定申告などの経理業務が発生することを考慮しなければなりません。

5. より条件のいい職場に転職する

美容系の仕事は、ある程度経験を積んだり、スキルを身につけたりしていれば、一生モノになる職業が多いです。そのため、これまでの経歴を活かして、より条件のいい職場に転職できれば、収入アップも期待できるでしょう。

より条件のいい職場を探すならリジョブがおすすめ

美容系の仕事でより条件のいい職場を探したいという人には、求人サイト「リジョブ」がおすすめです。リジョブは美容業界に特化しており、この記事で紹介した職業の求人を豊富に掲載しています。

職種や給与、福利厚生といった基本的な条件はもちろんのこと、「未経験歓迎」「研修制度あり」などの条件を指定することも可能です。そのため、これから美容系の仕事をはじめたい人でも安心して働ける職場を探せるでしょう。

また、お店の立地や規模・客層なども選択できるため、自分好みの求人が見つけやすくなっています。

リジョブは、登録することでお店からスカウトを受けられるのも特徴です。アプリ版は、スカウトが来たらスマホ画面に通知されるため、見落とす心配もありません。

高収入が目指せる美容系の仕事はたくさん!自分に合う職業を見つけよう

美容系の仕事は、高収入が期待できるものが豊富です。この記事では、平均年収や求人データをもとにした下限給与を紹介しましたが、スキルを磨いたり資格を取得したりすることで、紹介した以上の収入が得られる可能性があります。

美容に関心がある人や美容トレンドに敏感な人、コミュニケーション能力が高い人などは、美容系の仕事に向いているためおすすめです。必要なスキルは研修や資格の勉強を通して身につけることができるので、まずは自分に合う職業を見つけましょう。

ある程度経験を積んでスキルが身につけば、より条件のいい職場に転職することもできます。

転職先を探す際は、転職満足度※98%の求人サイト「リジョブ」をぜひご活用ください。求人数も指定できる条件も豊富にあるため、あなたにぴったりの求人が見つかるでしょう。

※リジョブ経由で採用された1,242名を対象に実施した満足度自社調査より(実施期間:2023年2月8日〜2023年3月)

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