自信を持って話すと好印象。緊張していても伝えようとする気持ちがあればOK【COA 石井和輝さん】#3
美容師を目指す学生、新天地を目指すスタイリストさんにとって、避けては通れない就職活動。採用を勝ち取るためには、どんな準備が必要? 心がまえは? そんな疑問を、実際のサロン採用担当者にインタビュー!
新星サロンとして注目されている「COA」。前回に引き続き、スタイリストとして活躍しながら、採用担当でCOA ginzaに所属している石井和輝さんにお話を伺います。
第3回目は、COAで行われる面接の審査について。面接やサロンワーク試験を突破し、無事採用を勝ち取るためのポイントをお聞きします!
お話を伺ったのは…
COA ginza 石井和輝さん
大手サロンに10年勤めたあと、COAに転職。今年で美容師13年目。前髪カットが得意で、悩む人の救世主として評価は高い。
自信を持って話す人が好印象。周囲への配慮もチェック
――面接の流れを教えてください。
書類選考を通過したら、面接に進んでいただきます。面接を通過したら、サロンワーク試験を行い、合否を決定する流れです。
――まずは、面接について伺います。
面接のフローは?
受験者の人数によってですが、基本的には集団面接としています。
質問は大体1人につき2点させていただき、さらに気になる点があればこちらからも質問をしていくという形です。1つの質問に対して約1分間とさせていただいています。
――時間を測るとのことですが、過ぎてしまった場合はマイナスな印象を与える?
それほど問題はないです。時間内に収まれば理想的ですが、過ぎたからと言って即不合格にはなりませんので、安心してアピールしてほしいですね。
――面接で特に見ているところは?
はっきりと自分の目指す目標や志望動機が言えること。それがCOAの理念に寄り添っているのかどうか。ご自身の良さをアピールすることは大前提ですが、周囲への対応も重要視しています。
先述した通り、一次面接は集団で開催するため、必然的に周囲の話も聞くことになります。その場合は、他人の話を聞こうという前向きな姿勢が見られると好感が持てます。
――他人にも気を配る姿勢が見られると好印象なのですね。
他人の話をしっかり聞けていると、入社後のスタッフ間のコミュニケーションは問題ないと安心できる要素になります。
――では、個人で受け答えする際に好印象だと感じるのは?
話すときに自信を持って伝えられる人でしょうか。気持ちがあるからこそ、緊張をしながらでも想いを伝えようとしている人は分かります。伝え方が上手に越したことはないですが、緊張しながらでも想いをぶつけてもらえればしっかり伝わってきますし、印象も良いです。
――決まってする質問は?
必ずしているのは、趣味や好きなものについての質問。
好きなものの話をするときって、本来の姿が出やすいですよね? その瞬間を見逃さないようにしています。その人を知るためにも、学生の緊張を和らげる意味で大切な質問だと思っています。
元気に挨拶ができること&相手のことを考えられる人が高評価
――サロンワーク試験について、伺います。
試験の概要をお聞かせください。
まずはグループ分けをし、そのあと店舗内全てのフロアやスタッフと接点がとれるように整えた状態でサロンワーク試験を行っています。
――サロンワーク試験では、どんなところをチェックしていますか?
一番は、挨拶でしょうか。来店とお帰りの際に、お客様に気持ちが伝わるように明るく挨拶ができる人が望ましいですね。
加えて、重要視しているところは人への配慮。お客様に対しての配慮はもちろんのこと、一緒に働くスタッフへも思いやりがなければ、続けていくことは難しいと思います。
――理想とする、気遣いや思いやりが感じられる行動とは?
例えばですが、夏場に薄着で来店されたお客様が寒そうにしていたらブランケットをご用意したり、飲み物がなくなっていたら追加をお伺いするような。お客様がその時々に求めている要望を想定して対応できると、満足度は格段に上がります。
COAで働くスタッフには、基本的な気配りができていてほしいので、重要視しているところです。
服装は自由。トレンドを掴んだ服装は評価が高い傾向
――面接時の服装に決まりはありますか?
こちらから指定しているものはありません。
業界的に一般企業では認められない服装であっても、トレンドを掴んでいたり、COAに来ていただくお客様から見て好印象な服装であれば、むしろプラスに働く可能性が高い
です。自分が思うおしゃれをして来てもらえると良いと思います。