一般職からヨガインストラクターに。常に身軽でいられるフリーランスという生き方【ヨガインストラクター HINACOさん】#1

姿勢矯正やスタイル維持のために趣味で通っていたヨガを、職業にしたヨガインストラクターのHINACOさん。「自分で働き方をコントロールできたり、さまざまな出会いがあるフリーランスが自分に合っている」と話します。

前編では、一般企業の会社員を辞めてヨガ講師を目指した理由や、フリーランスで働くことで得られるメリットなどを伺いました。

お話を伺ったのは…
ヨガインストラクター HINACOさん

一般企業の会社員として勤めるも、約1年で退社。趣味で続けていたヨガの知識を深めようと、ハワイのオアフ島でヨガ講師の資格を取得。現在は7つのスタジオを掛け持つフリーランスのインストラクターとして多忙な日々を送っている。YouTubeやヨガ専門誌でのライターとしても活躍中。

Instagram @hinacoyoga

HINACO’S PROFILE

お名前

高田雛子

出身地

東京都

プライベートの過ごし方

外国語の勉強、カフェでゆっくりする

趣味

ランニング、海外旅行

事務職が合わずなんとなくヨガインストラクターの資格を取得

「最初はヨガを仕事にするつもりはなかった」と話すHINACOさん。ヨガスタジオのアルバイトから始まり、自然な流れでインストラクターに。

――HINACOさんがヨガを始めたのはいつですか?

学校を卒業して就職してすぐの頃です。一般企業の事務職でした。運動不足解消のためにスポーツクラブに通い始め、そこで初めてヨガのクラスを受けました。ヨガをして一番に感じた効果が、姿勢がすごくよくなったこと。私はもともと猫背でそれがコンプレックスだったのですがが、ヨガを続けるうちにそれがみるみる解消されました。そこからヨガをすることが日常になっていきました。

――スポーツジムではさまざまなトレーニングができますが、その中でもヨガに惹かれたのはどうしてですか?

ヨガはそれ一つで、ストレッチから筋トレまでトータルで完結するんです。他の種目だと筋トレは筋トレ、ストレッチはストレッチ、のようにそれぞれ時間を設けてしなくてはいけません。その点ヨガはたった1時間ですべての運動をすることができます。それが魅力的でしたね。

――ヨガインストラクターの資格を取ったのはなぜですか?

事務の仕事を退社して時間ができ、何をしようかと考えたときに、ヨガの資格を取ろうと思いました。理由は、ヨガの知識をもっと深めたかったから。このポーズはどこに効いているのか、より効果を出すにはどうすればいいのか、筋肉の構造はどうなっているのかということを学びたいと思ったのです。

なので、資格を取るとは言っても、その時点ではインストラクターになるつもりは全然なくて。自分のためにという感じでした。

――ハワイで資格を取られていますが、ハワイを選んだわけは?

ハワイが好きだからです(笑)。資格が取れるところを探しているときに、ハワイでも取れることがわかって、1ヶ月ほど滞在して資格を取得しました。

帰国後はヨガスタジオにアルバイトで入社

――ハワイでインストラクターの資格を取って、その後はどうしたんですか?

ヨガインストラクターの仕事も次のキャリアプランとして浮かびました。でも自分は人に教えることができるのか、そもそもそういった仕事が向いているのか、全然わからなくて。それを確認するために、まずヨガスタジオでアルバイトをすることにしました。

受付業務などをしながら、少しずつクラスも持たせてもらうようになり、そこからだんだん仕事としてのヨガインストラクターが体になじんでいった感じです。

――他の仕事も視野に入れながら?

はい。ヨガスタジオでアルバイトをしているときも、まったく異なる業種のアルバイトを掛け持ちしていたし、次こそ自分に合った仕事を見つけたいと思っていたので、いろいろと考えていました。

――世の中にはさまざまな職業がありますが、中でもヨガ講師はイメージがつかない人も多いと思います。

そうですよね。当初は業界の仕組みもわからなかったし、インストラクターをするにしてもスタジオに所属するのがいいのかフリーランスがいいのか、そういうことも最初は全然わかりませんでした。

そういったことを学びながら、そのスタジオではアルバイトのまま約2年勤めました。

もっといろいろな経験をしたくなってスタジオを退社

――その後フリーランスになられます。

そうですね。勤めていたスタジオを辞めた理由のひとつめは、「もっといろいろな経験をしてみたくなった」ということですね。スタジオによってカラーも全然違うし、生徒さんの傾向も違います。いろいろなところに勤めてみて、もっと自分の経験を増やしたかったということがあります。

もう一つはヨガイベントへの参加など、通常のスタジオレッスン以外のことにもチャレンジしてみたくなったから。勤めていたスタジオはイベントへの参加が禁止だったり、いくつかの制約があったんです。フリーランスになれば、自分でやりたいことを決められるので、それで独立をしようと思いました。

――フリーランスは合っていましたか?

はい。フリーになって気づいたのですが、私はひとつの場所に毎日通う、ということが苦手みたいで(笑)飽きちゃうんですよね。なので、現在のように毎日違う場所の違うスタジオに通って、常に新鮮な気持ちでレッスンできる環境がとても合っていると思います。

取材・文/皆川知子(tokiwa)
撮影/ワタナベミカ

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