お客さまに愛されて21年。リラクゼーションのパイオニア『アスカクリニカルサロン』
サロンやショップはお客さまをお迎えする場であり、コンセプトを形にする場であり、スタッフにとっては職場でもあります。
「On Stage」では、お店づくりのアイデアがいっぱいのお店にとっての“表舞台”をご紹介します。
東西の医学を融合させたオリジナルの施術
アスカクリニカルサロンがオープンしたのは1995年。当時は指圧や鍼灸が主流で、女性を対象としたリラクゼーションはほぼありませんでした。そんななか、女性のニーズに応えるサロンとしてアスカクリニカルサロンは注目の的に。設立21年を迎える現在も多くのお客さまから信頼され続けるサロンの特徴について、院長の小野里勉先生に伺いました。
リラクゼーションサロンの草分け的存在で、芸能人御用達サロンとしても数々のメディアに取り上げられて来たアスカクリニカルサロン。そもそもどのようなコンセプトでオープンされたのでしょうか。
「オープン当時はマッサージというと指圧などが主流で、エステティックはありましたがオイルマッサージやリラクゼーションはまだありませんでした。しかし、当然、女性も身体は疲れますし、肩こりやむくみなどを解消したいとか、痩せたいといったニーズは必ずあると思い、エステとリラクゼーション&トリートメントケアを融合させたサロンを開きました。施術は東洋医学とアーユルヴェーダ、そしてリンパマッサージがベースになっています」
-ユルヴェーダとは、毒素を出して老化を防ぎ長生きしましょうというインドの伝承医学だそう。
「アーユルヴェーダの特徴はリンパの流れを改善して毒素や余分な水分を排出すること。痩せるといっても、ただサイズダウンしたり体重を減らすのではありません。マッサージ用のオイルにも意味があり、太白胡麻油は毒素を排出し酸化を防ぐということで、インドでも昔から使われています。そこに、飲むと循環器系の働きを高め血液がさらさらになると言われているオリーブオイルや、ビタミンEが豊富で老化を防ぐ効果があると言われているココナッツオイルなどを独自にブレンドしています」
自然のこと、自分の身体のことを理解して生活にいかしてほしい
食事や生活習慣についての知識も豊富な小野里先生。その根底には東洋医学の考え方があります。
「東洋医学には、食べるものと身体はすべてつながっている、“医食同源”という考え方があります。これをベースに考えると、今は一年中ほとんど同じものが食べられますが 、本来なら旬のもの、その季節にしか採れないものを食べるのが一番いいんですよね。身体のケアをしながら、こういったお話もさせていただいています。
たとえば秋は食べ物がおいしいですよね。なぜかというと、動物は基本的に冬眠をするので、その前にたくさん食べて蓄えておくために自然と秋においしいものができるようになっているんです。そういったことも理解しつつ普段の生活にいかしていけたらいいですね」
一方で、体質に合わない健康法をむやみに行うことには警鐘を鳴らします。
「水をたくさん飲むのが健康にいいという風潮がありますが、それは大きな勘違い。腎臓の代謝機能は人それぞれですから、代謝機能があまり高くない人が水をがばがば飲んだら、処理をしきれないのでむくむ一方なんです。水を過剰に摂取すると身体が冷えてしまいますし。そういうことを理解せずに、ただ水をたくさん飲めばいいという考えに乗ってしまう方が多いので、それが逆に不調を引き起こしているパターンもあります」
-現代人の身体を癒やし続けてきた小野里先生だからこそ、その人に合った施術やアドバイスができるんですね。次回はその教えを受け継ぐスタッフのことやサロンの裏側について伺います。
Shop Data
アスカクリニカルサロン
住所:東京都渋谷区恵比寿西1-10-8本間ビル6F
TEL:03-3462-2817
月~金12:00~23:00(最終受付22:00)、土日・祝11:00~23:00(最終受付22:00)年中無休(年末年始を除く)
http://www.iyashi.ne.jp/
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