エステティシャンに求められるメイクとは?基本のベースメイクやサロンに合わせたメイクのポイントを紹介

エステティシャンは常に多くの女性に見られる仕事です。エステティックサロンに来るお客様はキレイになる事を求めて訪れるので、エステティシャンにも、ふさわしい美しさが求められます。

派手なメイクにならず清潔感があり、自然な美しさを強調したメイクをすることが大切。肌をキレイに見せるメイクは、まずは素肌が美しいことが基本です。

そこで、美しい肌を作る毎日の習慣やベースメイクの基本、肌の悩みごとに最適なカバーの仕方、化粧品の選び方のポイントなどを詳しく解説していきます。

キレイな肌と素敵なメイクでお客様にとって憧れとなるようなエステティシャンを目指しましょう。

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エステティシャンに求められるメイクとは

エステティシャンに求められるメイクで、もっとも重要なのは「清潔感」。厚塗りのファンデーションや濃いメイクは、エステティシャンとしてふさわしくありません。

バッチリとメイクをすることよりも、肌荒れのないなめらかな美肌が重要で、肌の美しさがわかるナチュラルなメイクの方が好まれます。ただし、どのジャンルのエステなのかによるところも大きいといえるでしょう。

たとえばフェイシャルエステ専門のエステでは、美肌を活かしたナチュラルメイクが好ましいとされる一方で、アイブロウなどのメニューを取り扱うエステでは、目元をはっきり見せるメイクを求められることも。

あくまでもサロンの方針や主なメニューなどに合わせることが前提ですが、どのサロンでも清潔感があることが、もっとも重要なポイントです。

メイクの基本!エステティシャンのベースメイク

ナチュラルメイクの一番のポイントは、透明感のあるなめらかな肌でしょう。美しい肌を演出するには、下地やファンデーションなどで丁寧にベースメイクを仕上げることが大切です。

化粧下地

まず、化粧水や乳液・クリームなどで肌を整えたあと、下地をつけていきます。化粧下地は肌を整え、化粧のノリや持ちをよくしてくれるもので、この後に塗るファンデーションの仕上がりを左右する重要な工程です。

肌の赤みを抑えたり、毛穴を目立たなくしたりと、目的や肌の悩みに合わせて使い分けるのがおすすめ。

ポイントは、顔の中央から外側に向かって塗ることです。スポンジや手を使って伸ばしたあと、肌によくなじませましょう。

ファンデーション

ファンデーションは下地がきちんとなじんでから塗りましょう。リキッドやクリーム、パウダーなどのタイプがあるので、肌の状態や相性で選んでいきます。

たとえば、オイリー肌の方はパウダータイプ、毛穴やシミなどをしっかりカバーしたい場合はクリームタイプ、乾燥が気になる方はリキッドタイプを選ぶといいでしょう。オイリー肌だけどカバー力が欲しいという方は、コンシーラーなどや下地などを使用するのがおすすめです。

ファンデーションを塗るとき、顔全体にまんべんなく塗ってしまうと、フェイスラインがぼやけて厚塗りに見えてしまいます。ナチュラルメイクからほど遠い印象になってしまうので、注意が必要です。

まず、ファンデーションを顔の中央から外側に向かって薄く伸ばします。全体を塗り終わったら、鼻や目・口の周りなどをスポンジにあまったファンデーションで仕上げましょう。厚塗りやムラになっている部分があれば、ファンデーションがついていないスポンジで、軽くたたくようになじませると、厚塗り感のないナチュラルな肌に近づきます。

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フェイスパウダー

フェイスパウダーは、皮脂や汗が原因のテカリを抑え、化粧くずれを防いでくれるほか、チークやアイシャドウのノリをよくするというメリットもあります。

施術で汗ばんだりすることもあるうえに、メイク直しが頻繁にできないエステティシャンは、塗っておくといいでしょう。

ツヤ感を出したり、コントロールカラーとして使ったりと、ファンデーションだけでは出せない、肌の立体感を演出してくれるので、ベースメイクの仕上げに使うのがおすすめです。

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エステティシャンの肌の悩みはベースメイクでカバーしよう

ナチュラルメイクには、日ごろから手入れされた美しい肌が欠かせません。しかし、普段からしっかりスキンケアをしていても、カバーしきれないお肌の悩みは、ベースメイクである程度隠すことができます。

ベースメイクでできる、肌の悩みごとの対処法を紹介しましょう。

毛穴の開き

毛穴の開きが気になると、ついファンデーションを厚塗りしてしまいがち。ところが、ファンデーションを厚塗りすると、かえって毛穴が目立ってしまうので、注意が必要です。

毛穴の開きは、毛穴のカバー効果がある化粧下地やプライマーを使って、肌の凹凸を補正することでカバーすることができます。

また、クレンジングは丁寧におこない、毛穴の詰まりや皮脂をしっかり落としたうえで、毛穴を引き締める効果や保湿効果の高いスキンケアを取り入れるのもおすすめです。

ニキビ

ニキビやニキビ跡のカバーには、グリーンのコントロールカラーやコンシーラーで赤みや凹凸を目立たなくするのが効果的です。コントロールカラーやコンシーラーを気になるニキビのうえにのせて、指や清潔なブラシを使って境目をぼかしていきます。

ニキビのできた肌に使う場合、抗炎症成分が配合された肌にやさしいタイプか、ノンコメドジェニック(ニキビができにくい成分を使用した化粧品)を使うといいでしょう。

赤みやくすみ

顔の赤みやくすみが気になるときは、コントロールカラーを使ってカバーするのがおすすめです。コントロールカバーは、赤みや青み、くすみなど、それぞれの肌の悩みに合わせて色味をコントロールしてくれるアイテム。

赤みが気になる場合は、グリーン系で補色すると自然に赤みを抑えることができます。くすみには、バイオレットやイエローを使うと、トーンアップしてパッと明るい印象になったり、健康的なナチュラル肌を演出できるでしょう。

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くま

くまは血行不良や色素沈着、たるみなどが原因で、目の下が茶色や青黒い色に見えてしまうもの。くまがあると、疲れた印象を与えたり、老けて見えたりするため、できるだけメイクでカバーしたいものです。ただし、目の周りは皮膚が薄いので、厚塗りをするとしわの原因になってしまうことも考えられます。

コンシーラーでカバーできますが、くまの色味によってコンシーラーのカラーを変えるのがポイントです。たとえば、血行不良が原因の青いくまには、オレンジのコンシーラーを使うのがおすすめ。色素沈着による茶くまは、イエロー系のコンシーラーで補色すると、目立たなくすることができます。

くまができる大きな原因は、生活習慣。そのため、できるだけくまのできない生活習慣を心がけることも大切です。

エステサロンに合わせたメイクをしよう

冒頭でもお伝えしたとおり、メイクはエステサロンごとに求められることが違ってきます。そこで、エステの施術内容や業態ごとにどのように違うのか、メイクの違いを見ていきましょう。

フェイシャルエステを中心にしているサロン

美肌トリートメントやまつげエクステのコースをたくさん行なっているサロンでは、エステティシャンの見た目の美しさも必要になってきます。

ナチュラルメイクにアイメイクをプラスしてみましょう。

しっかりメイク

アイライナーやアイシャドウ、マスカラを使用してナチュラル美肌メイクに目力をプラスすることでしっかりメイクになります。ワンポイントでラメを使って、目元に華やかさをプラスするのもオススメです。

オレンジ系アイメイクでグラマラスにしたり、使うカラーで雰囲気はとても変わってきます。

脱毛を専門にしているサロン

脱毛専門サロンでは、美しさよりも清潔感のあるメイクが好まれます。ファンデーションやハイライト、シェーディングで立体感のある健康的な肌を作りましょう。

ファンデーションは厚塗りせずポンポンと薄付けすると、清潔感のあるメイクに仕上がります。

清潔感があるナチュラルメイク

肌色を重ねると重たくなってしまうので、下地は肌色以外の色付きがおススメです。ファンデーションで肌色を調節しましょう。気になる部分があるときはコンシーラーで部分的に隠し、ハイライトで立体感を出すなら頬の上、鼻筋、目の上などに入れるのがおススメです。

顔の印象を大きく左右する眉毛は自分の眉毛を活かして自然に整えましょう。

ボディトリートメント専門のサロン

痩身コースなど、蒸気を立てながら暑い部屋でマッサージを施すというケースがあるので、化粧崩れの原因になる濃いメイクはなるべく避けましょう。

汗、蒸気などで落ちにくいメイク

汗や水に強いアイブローやアイライナーを選ぶのが基本で、チークやアイメイクはクリームタイプのものや専用下地を先に付けることで、密着度を高めてくれます。

その上にルースパウダーやパウダータイプのアイシャドウを重ねることで、さらによれづらくなります。

メンズエステ

他サロンと同様、保ちつつ説得力を増してくれるような、美しさを引き立たせられるメイクがおすすめです。男性と女性では好感を抱くメイクが違うことがあるため、サロンコンセプトに合わせましょう。

美しさをアピールする少し濃いメイク

◆メイク感を主張し過ぎないよう、バランスを考えて顔のパーツ2点盛りがベストです。

◆決めた2点のどちらかをマットタイプに、もう1点をツヤタイプにするとバランスがバッチリです。

◆ブラウンのアイライナーでちょっぴり抜け感をキープすることでしまります。

エステティシャンが化粧品を選ぶときのポイント

エステティシャンのメイクのポイントをおさえたところで、化粧品を選ぶときのポイントもチェックしておきましょう。

自分の肌に合っているものを選ぶ

一般肌、普通肌、脂性肌、乾燥肌などお肌のタイプは様々あります。自分の肌に合ったスキンケア商品を使うことで、化粧のノリも変わってきます。

年齢に合っている化粧品を選ぶ

◆20代は、低刺激で安全な化粧品選びが大切です。ただし、化粧品はあくまで予防がメインなので、将来に向けて気になる悩みに合わせたものを使用するのもおすすめです。

◆30代は、毛穴の開きや小じわなどお悩みに対応した基礎化粧品選びが重要です。

◆40代は、たるみ・目のシワ・ほうれい線・シミなど、年齢にともない出てきやすいお悩みに対応した化粧品を選びましょう。

香りや使い心地が良いものを選ぶ

化粧品に配合されている香料の中には、リラックス効果や血行促進効果、美容効果を期待して配合されているものも存在しています。精油の種類や効果も加味しましょう。

長期間使用できる値段の化粧品を選ぶ

1日2回のスキンケア、そして毎日使う化粧品はなるべくお手軽価格のものを使いたいものです。コスパも美容効果も、そして使用感も優秀な化粧品ブランドを厳選しましょう。

すぐにできる、肌をきれいに保つ習慣

美しい肌は、毎日の手入れや生活習慣の積み重ねで手に入れることができます。日々の生活に取り入れたい、すぐにできる、肌をきれいに保つための習慣を紹介しましょう。

朝洗顔をする

朝起きた時の肌は、寝ている間の新陳代謝により、皮脂の分泌物や老廃物が浮き出ている状態なので、しっかり洗顔をして肌への負担をかけずに保つことが大切です。

1.ぬるま湯か水で軽く洗う
2.泡立てネットなどを使用して、泡立てた洗顔料で泡を転がすように洗顔する
3.ぬるま湯か水で洗い流す
4.やさしくタオルをあてて拭く

朝食をしっかりとる

朝食は、肌を内側からキレイにしてくれる重要な栄養分なので、しっかりとりましょう。肌に良い栄養素を4つご紹介します。

1.たんぱく質・・・肉、魚、卵、大豆製品、乳製品が良質なたんぱく質でお肌の元となる重要な栄養素です。
2.ビタミンC・・・コラーゲンの合成をうながす栄養素でシミの素であるメラニンの合成を抑えてくれます。
3.ビタミンA・・・皮膚を正常に保つ働きがあります。緑黄色野菜からとりましょう。
4.ビタミンE・・・ナッツやゴマなどに多く含まれていて、抗酸化力があり老化を防止してくれます。

紫外線防止

紫外線UV-B波は、シミやソバカスや乾燥、紫外線UV-A波はシミやくすみ、たるみの原因になるのでしっかりと対策をしましょう。

日焼け止めを塗る

日焼け止めのSPFは、UV-B波によって肌が焼けるまでの時間をどれぐらい遅らせることができるか、という効果を数値で表しています。SPF1は約20分、SPF30ならば20×30=600分(約10時間)の効果になります。

日傘・帽子をかぶる

外出の際は日傘をさす、UVカットの帽子や洋服などを着用するなどして、紫外線を浴びないよう工夫しましょう。

肌の乾燥を防ぐ

シミ、シワ、肌荒れや皮膚トラブル防止のため、乾燥を防ぐことが大切です。部屋の湿度は50%が理想です。また、洗顔後はしっかりと保湿をしましょう。

睡眠時間を確保する

肌は眠っている間に新陳代謝が活発化し、約28日で生まれ変わります。新陳代謝が正常に行われないと、肌を守るバリア機能も弱まってしまいます。成長ホルモンは眠り始めてから3時間の深い眠りの時によく出るので、睡眠はしっかりとってキレイな肌を保ちましょう。

メイクのポイントを抑えてエステティシャンらしいメイクをしよう

エステティシャンにかかわらず、女性にとって美肌・スキンケア・メイク・美・というのは永遠のテーマですよね。

メイクはファッションと同様にTPOが大切です。エステティシャンとしてふさわしいメイクをすることは、社会人としてのマナーでもあります。

年齢、自分の肌に合ったスキンケア商品や化粧品を厳選し、栄養、睡眠をしっかりとって素肌を整えることも大切です。

素肌美人の素敵なエステティシャンとしてお客様をお出迎えしましょう。

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