お客様だけでなくスタッフの健康もサポートするリラクゼーションスタジオの先駆け「メディロム」柴崎優衣さん
美容業界を支える企業の魅力を紹介する本企画。今回は、「Re.Ra.Ku」や「ベルエポック」、「Spa Re.Ra.Ku」などのリラクゼーションスタジオを全国304店舗(2025年4月時点)展開している、2000年創業のヘルスケア総合商社「メディロム」にお話をお聞きします。
前編では、セラピスト採用企画チームにてマネージャーを務める柴崎優衣さんにご登場いただき、「メディロム」の成り立ちや企業理念、働きやすい環境などについて伺いました。
「愛と思いやりにあふれた社会の実現」を企業理念として掲げている「メディロム」では、グループに関わるすべてのメンバーにクレドを配布しているそうです。そして、愛と思いやりを与える側の人間としての成長意識を持ってもらうため、13の行動指針を始業前に必ず読み上げているといいます。
今回、お話を伺ったのは…
「メディロム」セラピスト採用企画チーム マネージャー
柴崎優衣さん
2015年に「メディロム」へ入社。約2年間、店舗でセラピストとして働きながら新店舗の立ち上げや店長職も経験。2017年から店舗支援チームにて全店販促企画担当に就任。現在は、セラピスト採用企画チームの一員として活躍している。
愛と思いやりを与えるスタッフになってほしい
――まずは「メディロム」の企業コンセプトをお聞かせください。
弊社はヘルスケアの総合商社として、さまざまな事業を展開しています。 企業理念として掲げているのは、「愛と思いやりにあふれた社会の実現」です。私たちは、社会全体が愛と思いやりに満ちていれば、日々感じるストレスや争いも次第に少なくなっていくと信じています。この理念のもと、スタッフ一人ひとりには、愛と思いやりを「受け取る人」から「与える人」へと成長していくことを目指してもらっています。
――素敵ですね!愛と思いやりにあふれた社会の実現のための意識はどのようにスタッフへ広めているのですか?
メディロムグループに関わるすべてのメンバーにクレドを配布しています。13個の行動指針が書かれており、これらを始業前に店舗スタッフ全員で読み上げてから仕事がスタートするんです。一部をご紹介すると「私は明るく元気に挨拶をします」「感謝の気持ちを伝えます」というような内容です。このような日々の細かな行動から見直すことが、この会社が掲げる理念の実現につながっていくと考えています。
――成長という観点で、働きやすい環境作りにはどのようなことを?
スタッフ1人ひとりが理想の働き方を実現できるよう環境整備に力を入れています。弊社には現場スタッフ、マネジメント、セラピストに技術指導を行うティーチィングアシスタントなどさまざまな役職があります。私自身も現場スタッフから店長としてマネジメントを任せていただき、経歴や年齢関係なく努力すれば1年目から店長職などに就くこともできるんです。
――なるほど。
あと、働くうえでモチベーションを保つことは非常に重要だと考えており、当社ではスタッフのインセンティブ制度を継続的に充実させています。たとえば、自社で定めたセラピストランク制度に基づいて、指名料が段階的に上がる仕組みを導入しています。また、店長などのマネジメントポジションにキャリアアップした際には、別途インセンティブが付与されるなど、頑張りがしっかりと報酬に反映される設計にしています。
さらに、収入面の支援として社内副業も可能にしています。具体的には、当社が開発したヘルスケアアプリ「Lav」内のチャット機能を通じて、お客様への食事指導や運動指導を行うことで、セラピストが追加報酬を得られる仕組みを整えました。施術以外の場面でも健康に関わる業務で収入を得られるようにすることで、スタッフ1人ひとりが自分らしい働き方を選択できる環境づくりを進めています。
――それは、働くやりがいにもつながりますね。そのほかに環境作りで工夫されていることはありますか?
ヘルスケア企業ということでスタッフの健康サポートにも力を入れています。お客様を健康にするためには、まず働く私たちが健康でいることが大切です。福利厚生として「Re.Ra.Ku」での施術は優待価格で受けて自身のケアができますし、グループ施設利用の優待を提供しています。グループ内には美容室やランニングステーションもあるので、生活のなかで衣食住のあらゆる角度から健康的な生活を目指すことができるんです。
IT×リアルで予防から医療までを目指す老舗企業
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――「メディロム」はこれまでどのように成長してきましたか?
メディロム(旧社名:リラク)は2000年に代表の江口により設立されました。当時は「リラクゼーション」という言葉自体がまだ一般に広く浸透していない時代でしたが、2003年に1号店をオープン。その後、単なる「癒し」ではなく、「健康管理」をコンセプトとした「Re.Ra.Ku」ブランドを立ち上げました。
現在では、「Re.Ra.Ku」に加え、「ベルエポック」や「Spa Re.Ra.Ku」など複数のブランドを展開し、全国で304店舗(2025年4月時点)のリラクゼーションスタジオを運営しています。また、施術サービスにとどまらず、健康管理アプリ「Lav」やヘルステックデバイスMOTHER」などの開発にも注力しています。お客様の健康をより身近に、そして継続的にサポートできるサービスを常に模索・提供し続けている点が、当社の大きな特徴です。
――リラクゼーションの先駆けだったのですか。成長スピードの秘訣は?
コンセプトや理念に共感して走ってきた創業者メンバーの頑張りや現場のセラピストたちのおかげだと思います。また、温浴施設などにも出店し、利⽤シーンの幅を広げたことで、多くのお客様に認知いただいたのも成⻑のポイントだと思います。
――企業としての目標は何でしょうか。
最終的には、病気の予防から医療までを提供する企業を目指しています。「健康を、もっと、あたらしく」というコンセプトのもと、ここまでお話したようなIT×リアルの融合を強みとして、ヘルステック領域から将来的には病院経営などへと事業を拡大していきたいと考えていますすべての人が自由に、そして平等な健康を手にできる社会の実現に向けて、私たちはヘルスケア革命を起こすことを目標としています。
先輩が後輩を支えることを大切にしたモンゴル式経営
――柴崎さんが「メディロム」に入社した経緯は?
私は大学時代、マネージメント経営学部に在籍していて、就活では幅広い職種の企業を検討していたんです。そのなかでリラクゼーション関連企業の集団説明会に参加した時に、「愛と思いやりにあふれた社会の実現」という企業理念を堂々と提言する社長の姿を目にし、かっこいいと感じて興味を持ちました。
応募の決め手になったのは、「Re.Ra.Ku川越店」にお客として足を運んだときに生き生きと働くスタッフの方に惹かれたことです。リラクゼーション=癒しというイメージを持っていた私は、施術中は静かに受けるものだと思っていました。でも実際は、明るくコミュニケーションを交わしながら施術が行われていて、そこに新鮮さを覚えたんです。
理念や明確なビジョン、スタッフの明るさ、そしてセラピストという概念が覆されたことで、「メディロム」で働きたいと思い応募しました。
――入社後はどのようなお仕事を?
繰り返しになりますが、私はセラピストからスタートしました。研修を受けたのちに店舗へ配属され、約3ヶ月で店長に就任したんです。その後、企画、採用担当とキャリアを積んでいきましたが、セラピストの経験があることによって現場目線での提案ができています。振り返ってみると、若いうちから役職を任せてもらえる環境でよかったと思います。
――「メディロム」にはどのような社内文化があるのでしょうか。
私たちの会社には、「モンゴル式経営」とよばれる、先輩が後輩を支える文化があります。たとえば、私が新人時代にお客様を怒らせてしまったことがありました。落ち込む私に対して、当時の店長はそのご意見を真摯に受け止め、丁寧に謝罪しながら、私へのフォローもスマートに行ってくれたんです。
誰もがミスをすることがあるという前提のもと、困ったときには先輩や店長が必ず手を差し伸べてくれる。そんな風土が、私にとってこの会社の何よりの魅力です。経験のある方も、セラピスト未経験の方も私たちと一緒に、健康で楽しい毎日をつくっていきませんか。
後編では、「Re.Ra.Ku 草加アコス店」にて店長を務める渡部しずかさんに普段のお仕事や研修についてお話を伺います。年に1回、「メディロム」に所属するセラピストが競い合うトップオブセラピストというイベントがあるそうです。経歴関係なく、やる気や行動力を評価してくれるため渡部さんにとってモチベーションになっているといいます。
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メディロム
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