縮毛矯正を武器に人気サロンに!『IJK OMOTESANDO』のファンを獲得するための極意に迫る

スタッフにやさしい環境作りで着実に成果を上げて続けてきた『IJK OMOTESANDO』。流行に左右されることなく、現在も安定した集客を実現しています。その成功の陰には、縮毛矯正という他サロンに負けない強力な武器の開発や、一流のサービスに触れて接客を学ぶひたむきな姿勢がありました。

後編ではサロンのファンを獲得するための極意に迫ります。

留学で感じた縮毛矯正の大切さ



————リピート率を高めるためには、どのようなことが大切なのでしょうか?

「感動を与えるために、本質に迫った技術を提供することが重要です。たとえば艶髪の作り方ではまっすぐな美しい髪を作るためには、まずクセを抑える必要があり、その時に力を発揮する技術が『IJK OMOTESANDO』のウリである縮毛矯正です。ちなみに僕はロンドンのヴィダルサスーンに留学した際に、縮毛矯正の大切さを実感しました」

————その留学で感じた縮毛矯正の重要性について詳しく教えてください。

「ヴィダルサスーンでは本場のカットを学びましたが、その技術ではカバーできない部分があることに気がついたんです。それが根本のクセを抑えることでした。カットの技術は毛先を美しくデザインすることはできますが、もし根本にクセが残っていたら、魅力的なスタイルにはなりません。

とくに日本人の骨格や髪質を考えると、カットだけで美しいスタイルを作ることは難しいと思いました。そこで縮毛矯正の知識を徹底的に勉強し『IJK OMOTESANDO』をオープンした1年目は、利益のほとんどを薬剤ブレンドの研究費に注ぎました。その成果があり、『縮毛矯正に強いサロン』として大勢の方々に認知していただくことができたんです。

つい最近は超高額のトリートメントが流行したことで、艶髪を求めるお客さまが、それを提供しているサロンに流れたことがありました。心配する声もありましたが、僕たちの施術のほうがきれいに仕上げている確信があったので、『絶対にお客さまは帰ってくる』と思っていたんです。トリートメントのみの施術では、クセは治りませんからね。思った通り少しずつお客さまが戻ってきています」

本質に迫るサービスを提供していれば、数字はついてくる

————ちなみにリピート率は何パーセントくらいあるのでしょうか?

「僕はリピート率をはじめ、次回予約率、人件費率などの数字はほとんど意識していません。先ほども言ったように本質に迫るサービスを提供していれば、失客する可能性は低いと考えているので。施術以外で意識しているのは、良質な接客で心地よい空気感を作ることです。そのために毎月1回、スタッフ全員で一流レストランに足を運びプロの接客を体験しています。先日は広尾のレストランを訪れて1人2万5,000円のコースをいただいてきました」

社長との相性だけで判断しない、全員面接による採用法

————採用の際に意識していることはありますか?

「スタッフ全員が面接官を務めています。現在はサロン勤務のスタッフが10名なので10対1の面接ですね。社長面接のみにしない理由は、僕とは息が合ってもサロンに溶け込めるとは限らないからです。シャンプーや掃除の指導など、入社後に頻繁に接するのは僕ではなくアシスタントになります。そのため面接でアシスタントと新しいスタッフとの相性を確認しておかなければ、入社後に衝突する可能性があるんです。また面接に参加することで、『自分が採用した』という気持ちが湧き責任感の芽生えにもつながります。

以前は全員面接ではありませんでしたが、歯科衛生士のお客さまが『最近入ったスタッフは院長とは気が合っているけれど、私とは意見がぶつかる。指導係は私だから院長は1人で決めないでほしい』と日頃の不満をこぼした時に、今のスタイルに変えたほうがよいと思いました。社員は家族以上に、長い時間を一緒に過ごす可能性がありますから、もし人間関係の軋轢があったら人生のストレスにつながってしまいます。それはどうしてもお客さまに伝わりますから、空気感のよいサロンを作るためにはまずはスタッフ同士の仲を良好に保つことが大切だと思いますね」

————最後に、これからの目標を教えてください。

「1人でも多くの若手を一人前の美容師に育てたいと思っています。僕は結構めちゃくちゃな行動をするので、本当にいつ死ぬかわかりません(笑)。そうなった時に自力で生きていける力を身につけてほしいんです。

最近つくづく、美容師は教育業であると感じています。同じ指導をしても1人ひとり捉え方は違い、なかには悔しさのあまり素直に受け止めることができないスタッフもいるんです。指導に悩むことも多いですが、それでもやはりスタッフは可愛いので、諦めずに関わり続けていきたいと思います。僕は、罪を犯さない限りスタッフをクビにしないと決めているんです。スタッフは家族であり、親子関係はそう簡単に切れるものではありませんからね」

サロンのファンを獲得するための極意

さまざまなサロンを巡ってきたお客さまでも、きちんと定着しているという『IJK OMOTESANDO』。サロンのファンを獲得するための極意をまとめると下記の3つでした。

1.縮毛矯正など、他サロンに負けない武器を作る

2.一流のサービスに触れて接客を学ぶ

3.採用の際は全員面接を行う

夏はバーベキューを2回、冬はスノーボード、社員旅行が年1回あるという『IJK OMOTESANDO』。高い技術力に触れたい方、和やかなサロンの雰囲気を感じたい方は、ぜひ一度サロンに足を運んでみてはいかがでしょうか。

▽前編はこちら▽
『パワプロ経営』で成果を上げる!『IJK OMOTESANDO』のスタッフにやさしいサロン作りの極意に迫る>>

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Salon Data

IJK OMOTESANDO

住所:東京都渋谷区神宮前5-46-16 IL CENTRO CERENO 2階
TEL:03-6438-9882
URL:http://ijk-hair.com/

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