戦略的な集客術は必見!『大切なあの人』に教えたくなる美容室『Amoute』の成果を上げるLINE活用の極意に迫る
3年前にオープンした『Amoute』は恵比寿に位置する人気美容室。ママ友や会社の同僚など身近な知人から勧められて足を運ぶお客さまが多い、『大切なあの人』に教えたくなるヘアサロンです。そんな『Amoute』が人気を集めている背景には、紹介客を増やす戦略的な発信や親近感を生むこだわりのサービスがありました。
今回は代表のHIROさんにインタビュー。とくにLINEを駆使した集客術は必見です!
LINEをフルに活用した集客で人気店に
————まず『Amoute』が人気を集めている理由は、どのようなポイントにあるとお考えでしょうか?
「LINEを使った集客に成功しているからだと思います。スタッフは全員お客さまからのご予約が、LINEの個人アカウントに直接入るんです。連絡が届く経緯としては、まず発信したLINEブログから個人アカウントを登録していただき、そして希望のお日にちなどのご相談をダイレクトに送っていただきます。
LINEを活用するメリットは3点感じていて、まずは電話をするひと手間が解消され、お客さまのストレスを軽減できることです。移動中のすきま時間に予約、時間変更、値段の確認などをサクッと行えるので、とてもよろこんでいただいていますね。美容師側も空き時間や休日などの共有を、スピーディーに行えるので双方の負担がかなり減っていると思います」
紹介を生むタイムライン機能の秘密とは?
————それでは2つ目の利点について教えてください。
「2つ目は紹介につながりやすいことです。知人から『いつもの美容室で予約が取れなかった』と聞いた時に、LINEを開けばすぐに情報を共有できますからね。『友達が行きたがっているので、空いている日を教えてください』など、その方の代わりに予約を調整してくださるお客さまもしばしばいらっしゃいます。
またタイムライン機能はとくに効果的だと感じていて、私たちの投稿に対してお客さまが『イイね』を押すと、その方のアカウントページにも私たちの発信が表示されるんです。つまり直接『Amoute』とつながっていないお客さまにも、サロンの存在を知っていただくことができます」
————最後の3つ目は、どのようなポイントでしょうか?
「再来店を生みやすいとも感じています。LINEはアプリを立ち上げる頻度が多く、定期的に私たちの近況が目に入るからです。『Amoute』の平均のお客さま層は30代以上の方々なので、インスタやツイッターは1日に数回しか開かない方が大半だと思います。しかしLINEは連絡を取る際に必ず立ち上げ、ついでにタイムラインもチェックしますから、サロン情報をキャッチしていただけるんです。またタイムラインへの投稿の際には、お客さまとのツーショット写真をアップすることもポイントですね」
まずはLINEに登録されている方々の10%をサロンへ導くこと
————お客さまとのツーショットをアップすると、どのような利点がありますか?
「ママ友や会社の同僚などのコミュニティで話題になり、口コミにつながりやすくなります。知り合いがアップされているとサロンへの親近感が湧きますからね。また10年以上連絡を取っていない知人など、隠れたお客さま候補が私の顔を思い出し来店につながることもあるんです。この前は、小学校時代に同級生だった女性から『娘の髪を切ってほしい』と突然連絡が入りました。本当に久しぶりに再会を果たしてその時に『今度は私の髪も切ってよ』と言ってくださり、今は親子でサロンに足を運んでいただいています。
実はLINEの活用を始めた頃は、お客さまの写真を掲載することに不安を感じていました。しかし実際に発信してみると予想以上によろこんでいただけて、タイミングが合わずに撮影ができなかった日には『次は写真撮ってくださいね』と連絡が来ることもあります(笑)。ちなみにLINEでお客さまとコンタクトを取ることを許していないサロンもありますが、その場合でもLINEは有効だと思います」
————なぜ、そのようなサロンにも有効なのでしょう?
「サロン側が許可を出していないのは、LINEで積極的に発信を行い新規のお客さまを獲得することだと思います。そのためすでにつながっている友人にアプローチをかければ、元々の知り合いに声を掛けているだけなので問題ありません。新規の獲得で悩んでいる美容師に話を聞くと、多くの方はLINEでつながっている方々の10%も集客できていません。そこでまずは自分の近くにいる知人を集客し、その後に口コミを広げていけばいいんです」
成果を上げるLINE活用の極意
お客さま目線に立った発信でファンを掴んだ『Amoute』。成果を上げるLINEの活用方法をまとめると下記の3つでした。
1.LINEで予約を受けることでお客さまのストレスを軽減
2.紹介客とリリピーターにつなげるためタイムラインはこまめに投稿
3.親近感を生むためにお客さまとのツーショット写真を掲載
後編では、リピート率を高めるための工夫に迫ります。
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