理想のヘアスタイルを叶える! 知っておきたいヘアカットの技術まとめ

ヘアカットの技術について豊富な知識を持っていなければ、お客様の要望にそったヘアスタイルの提案や実現はできません。理想のヘアスタイルを実現しお客様に喜んでいただくためにも、基本的なヘアカットの技術について学んでおきましょう。美容師を目指す方や勉強中の方に向けて、知っておきたいヘアカットの技術をまとめてご紹介します。

匠の技が光る! トップスタイリストのカット技術

トップスタイリストと単なるスタイリストの間には、カット・パーマ・カラー・ヘアメイクはもちろん、コミュニケーション能力など多くの差があります。なかでもトップスタイリストの駆使するカット技術の数々は、まさに「匠の技」と呼ぶにふさわしいものです。

カット技術を身に着けるためには、知識や経験を積むのはもちろん、トップスタイリストの考えや生き様に触れてみるのをおすすめします。

 

理想のヘアスタイルを叶える! 知っておきたいヘアカットの技術まとめ

お客様の理想のヘアスタイルを実現するためには、ヘアカットの技術について知識がなければなりません。ここからは美容師を目指す方や勉強中の方に向けて、知っておきたいヘアカットの技術を15個まとめてご紹介します。

切り口をすっきり直線に! ブラントカット

ブラントカットとは毛先を直線にそろえてカットする技法であり、日本では「おかっぱ」と呼ばれ、古くから親しまれてきました。最近では、海外セレブや女優の間で流行しており、すっきりとした直線的な切り口が斬新で個性的な印象を与えるほか、外国人風の自然な外ハネも演出できます。どのような長さのヘアスタイルにも取り入れられ、顔のコンプレックスカバーにも役立つ技術です。

ギザギザな切り口でラフなイメージに! ポイントカット(チョップカット)

ポイントカットとは毛束へ縦にハサミを入れるカット技法。叩き切るような切り方をすることから、別名「チョップカット」とも呼ばれています。不揃いな毛先がナチュラルな印象を生み出すため、カジュアルまたはメンズライクな雰囲気のヘアスタイルに適しているほか、レイヤーカットに組み合わせるのもおすすめです。

段差を出さずにきれいに繋げる グラデーションカット

グラデーションカットとは長さに徐々に変化をつけていくことで、段差をつけずにきれいにつなげていくカット技法です。ボリュームや丸みが出せるため、女性的な柔らかいヘアスタイルに適しており、主にショートやボブといった長さで用いられます。ポップかつキュートな印象にしたい場合は明るめ髪色を、大人っぽい印象にしたい場合は暗めの髪色をあわせましょう。

段差を大きめにつけて動きを出せる ハイレイヤー

ハイレイヤーとはトップを短くアンダーにむかって長くしていくカット技法。レイヤーカットをより強調したものです。トップにボリュームが出るため小顔効果が期待できるほか、全体的に動きのある軽やかなヘアスタイルに仕上がります。ハードな印象にしたい場合はストレートのまま、フェミニンな印象にしたい場合はウェーブを取り入れて仕上げていきましょう。

段差を小さめにつけて控えめな ローレイヤー

ローレイヤーとはレイヤーカットの一種であり、毛先の段差を小さめにするカット技法です。毛先に軽さを出しながらも全体の重みは損なわれないため、髪の広がりを抑えられるほか、落ち着いた大人っぽいヘアスタイルに仕上がります。重すぎない印象を与えたいならば、カラーやパーマで軽やかさをプラスしてみましょう。

切り口がまっすぐにそろう セイムレイヤー

セイムレイヤーとはすべての毛束を同じ長さにするカット技法であり、別名「セイムレングス」とも呼ばれています。長さを変えればベリーショートからロングまで対応できるため、男女問わず幅広いヘアスタイルに取り入れることが可能です。また、頭の丸みにあわせてナチュラルな段差が生まれるため、太くてかたい髪質に悩まれているお客さまにもおすすめです。

内側を短くして丸みのあるラインを作る インレイヤー

インレイヤーとはレイヤーカットの一種であり、内側を短く外側を長く残すカット技法です。トップにボリュームを出しやすいため、浮遊感のあるヘアスタイルに仕上がるほか、頭の形に沿ったラインに仕上げれば引き締まった印象も与えられます。通常のレイヤーカットとは異なり、パサついて見えたり、寝癖がつきやすかったりということもありません。

ハサミをすべらせない スライシングカット

スライシングカットとはそぎの手法の一種であり、ハサミをすべらせず細かく開閉を繰り返していくカット技法です。スライドカットやレザーカットのようにハサミをすべらせることがないため、髪へのダメージはさほど多くありません。

ハサミを開いたまますべらせる スライドカット

スライドカットとはそぎの手法の一種であり、ハサミを開いたまま髪の表面をすべらせていくカット技法です。毛先に行くほど細くなるため、軽く繊細なヘアスタイルが実現できます。もともとはハサミを開いたまますべらせる技法でしたが、髪へのダメージをできるだけ軽減するため、現在ではハサミを細かく動かしながらすべらせるやり方も生まれています。

カミソリをすべらせて切る レザーカット

レザーカットとはそぎの手法の一種であり、レザー(かみそり)を髪の表面にすべらせていくカット技法です。毛先が斜めに細くなるため、収まりがいいだけでなく、不揃いでナチュラルなカットラインに仕上がります。ただし、髪へのダメージはスライシングカットやスライドカットよりも大きく、枝毛の原因になりやすいのがデメリットです。

毛量調整にお役立ち! インナーセニング

インナーセニングとは髪をすく手法の一種で、縦長に引き出した髪に対して突くようにハサミを入れていくカット技法です。すきバサミでなく普通のハサミを用いておこなうため、髪質にあわせてすく量や位置を細かく調節できます。より軽くしたいならばレイヤーラインにあわせて、反対に重さを残したいならばグラデーションラインにあわせて、インナーセニングを使いましょう。

毛束感や動きを出せる ラインセニング

ラインセニングとは髪をすく手法の一種であり、細かくセクション分けした髪を目的にあわせてすいていくカット技法です。左右からすいていくことをサイドセニング、上からすいていくことをオーバーセニング、下からすいていくことをアンダーセニングといいます。毛束をはっきりさせたい場合はサイドセニング、おさまりをよくしたい場合はオーバーセニング、ボリュームを出したい場合はアンダーセニングを使うのが効果的です。

ランダムな長さで立体感を演出 エフェクトカット

エフェクトカットとはハサミを振るように細かく上下に動かすカット技法であり、おもにハーフドライやドライの状態での質感調節に使われます。高い技術が必要なうえにハサミの持ち方も通常とは違うため、ヨーロッパのショーでも「日本の素晴らしい技術」として高く評価されてきました。直毛で重みのある日本人の髪質に適したカット技法であり、とくにトップのボリュームを出したい場合におすすめです。

毛先の動きを変えて軽さを出せる! ストロークカット

ストロークカットとは、持ち上げた毛束の下側からハサミを入れ、毛先に向かって徐々に長さを残していくカット技法です。髪の外側が長く、内側が短く仕上がるため、丸い印象のヘアスタイルに仕上がります。軽い質感や毛先の動きを演出するだけでなく、髪に束間を出すのにも効果的です。

動きと軽さを出してラフな印象に シャギーカット

シャギーカットとは毛先を細かくすいていくカット技法であり、毛先を軽く見せるだけでなく、髪のボリュームダウンにも役立ちます。顔まわりが軽くなるのでふんわりとした印象に仕上がるほか、小顔効果やスタイリングのしやすさも期待できます。

奥深いヘアカットの世界に触れてみよう!

そぎの手法にはスライシングカット・スライドカット・レザーカット、すきの手法にはインナーセニング・ラインセニングなど、ヘアカットの技術はひとつの手法であってもさまざまな種類にわかれています。今回ご紹介した基本的な技法について知ったことで、よりヘアカットに対しての興味関心が増した方も多いのではないでしょうか。一流のスタイリストを目指すためにも、奥深いヘアカットの世界に積極的に触れていきましょう。

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