200いいね！ を集める『Laviere Ginza』のインスタグラム投稿術
『Laviere Ginza』は色彩学を活用した施術で支持を集めるネイルサロン。お客さまのプライベート時間をつくる一歩引いた接客も人気が高い理由の1つです。
他にも『Laviere Ginza』がファンをつかんでいる背景には、あえてネイル用のデスクを置かない施術スペースのこだわりや、背景に工夫を凝らしたインスタグラムの投稿がありました。
今回お話を伺ったのは…
『Laviere Ginza』
オーナー 今野香織さん
ネイリスト歴14年。新卒のタイミングで銀座のネイルサロンに入社しおよそ2年間勤務。別の銀座のサロンに移り2年間腕を磨いた後、2012年の10月に『Laviere Ginza』をオープン。
寝落ちするお客さまが続出する施術スペースのこだわり
ふかふかのソファでゆったりとしたひと時をご提供
————丁寧な接客以外にこだわりはありますか？
サロンには大型のソファを設置しており、お客さまは深く腰掛けてゆったりとくつろぐことができます。また施術スペースには、あえて対面式のネイル用デスクを置いていません。デスクは施術がしやすくなるので便利ではありますが、お客さまが前のめりの状態になってしまいます。要するに、長時間背もたれに寄りかかって落ち着くことができません。
そこで、サロンではサイドテーブルを設置しました。私は斜めに向かう形で施術を行うので、お客さまの手が前に伸びることがありません。また一般的な施術であれば、お客さまの協力が必要なジェルを固める工程も、私がすべて誘導をするので、ぐっすりと寝ることもできます。のんびり過ごすことができてうれしいと、とても好評ですね。
————なるほど。その他に、空間作りでの工夫があれば教えてください。
施術スペースにiPadを設置しました。サロンにはネイリストと話したい、映画やドラマを観たい、ゆっくりと寝たいなどいろいろな目的を持った方々がいらっしゃいます。楽しみ方はそれぞれ違うので、さまざまな要望に応えることができる体制づくりを心がけています。
お客さまの爪や皮膚を守るために、良質な商材を揃える
小物を使い、季節感を演出したネイル
————商材にもこだわっていると聞きました。どのような商材を揃えているのでしょうか？
値段が多少高くても質のよい商材をしっかりと揃えています。商材は、お客さまの爪や皮膚に直接触れるので選ぶ際には気を付けなければなりません。たとえば、ジェルは浮きにくく、ツヤが長続きする種類を。リムーバーは皮膚の乾燥をやわらげる優しい商材を使っています。
————インスタグラムにも力を入れていると聞きましたが、発信面で力を入れていることはありますか？
投稿では、ネイルのデザインに合った布や板を敷くなど背景づくりにこだわっています。このちょっとした工夫が魅力的な投稿をつくるコツです。
撮影する時のネイルの配置にもこだわっています。隙間時間に他サロンのアカウントをみて、魅力的なチップの並べ方や角度、飾りの位置などを日々研究しています。「頭のなかで作ったイメージを形にできる」写真はとても楽しく、気が付くと数時間が経っていることもよくありますね（笑）。
200いいね！ を獲得。ストーリーやハイライト機能も活用したインスタグラム
ストーンの配置や大きさにこだわり、ラメの分量で上品さを表現
————ちなみに、どのような投稿が人気ですか？
それが分からないんです（笑）。映えた画像を乗せても、「いいね数」がなかなか伸びないこともあれば、落ち着いたシンプルテイストのネイルに高評価が集まったこともありました。
インサイトで日々分析をしながら投稿をしていますが、本当に分かりません（笑）。
ちなみに最近、ハイライト機能を使い投稿の整理を始めたところ、「パラジェル」や「お客さまの声」などの発信を見た方が足を運んでくださいました。
これからも、地道に取り組んでいきたいと思います。
————最後に今後の目標を教えてください。
色彩学をはじめ、もっとさまざまな知識を身に付けたいと思っています。そして、さらに高い技術をお客さまにご提供したいですね。
さらに成果を上げるための極意
銀座は上品で洗練されている魅力的な大人の街だという今野さん。安定した成果を上げるための極意をまとめると、下記の3つでした。
1. 空間作りにこだわりリピーターを増やす
2. 良質な商材を揃えて地爪から美しいネイルをご提供
3. 背景を工夫して、ネイルの魅力が伝わる発信を行う
一眼レフカメラを使って撮影をしているという今野さん。「もっともよい空気感の写真になるので自然光で撮影をしています」と、笑顔で答えてくれました。
銀座で成功するためには、色彩学などを応用した理論的な説明や、リラックスした状態で施術を受けていただくなど、お客さまのストレスを減らす空間作りが大切だと教えていただきました。
「リピーターを増やしたい」「安定した経営を目指したい」と考えている経営者の方は、参考にしてみてはいかがでしょうか？
▽前編はこちら▽
色彩学の活用で信頼をつかむ。銀座で9年続く『Laviere Ginza』の接客術>>
Salon Data
住所：東京都中央区銀座3-11-19 Esty Maison GINZA 1405号室
TEL：080-9826-7160
Instagram：@nailsalon_laviere_ginza
