自力で4カップアップした経験から、バストアップ+くびれ特化サロンを開業 ミトレルマーメイド森谷梢さん#1
「太ってるのに胸がないね」という彼氏の言葉に傷つき、自力でバストを4カップアップさせた森谷さん。理想のボディを手に入れた森谷さんは、それまで着れなかった服が着れるようになったことで、自分に自信が持てるようになり、自分を好きになれたという経験の持ち主。
美容師・整体師・エステティシャンを経て、将来を考えていた時期に、森谷さんは、自身の経験を活かしてバスト+くびれ特化サロンを開業することを決意します。アリエルのように恋も人生もわがままに生きてほしい! 「ミトレルマーメイド」というサロン名にそんな願いをこめて。バストアップはそのための手段のひとつなのです。
お話を伺ったのは…
ミトレルマーメイド
森谷梢さん
美容師時代、ヘッドスパやマッサージの楽しさに気づき、5年勤務した美容室を退職。学校で整体師の資格を取得後、整体師+整体の学校の講師になる。整体院に勤務しながら、今度は女性をきれいにする仕事をしたいと思うようになり、さらにエステを学び始める。当時、バストにコンプレックスがあったことからバストの研究にのめりこみ、半年で4カップアップとウェストのくびれをつくることに成功。バストアップしたことで、自分に自信が持てるようになり、考え方も前向きになる。現在は、これを多くの女性に広めるため、横浜でバスト+くびれ特化サロン「ミトレルマーメイド」を運営。インスタフォロワー数1.1万人。
インスタグラム:@mitoreru.mermaid_kozue
4カップアップの経験を活かしてバスト特化サロンを開業
――森谷さんは、もともと美容師だったそうですね。
18~23才までの5年間、美容師をしていたんですが、カットやパーマよりもマッサージのほうがお客様の反応がよくて、マッサージで指名をいただくことが多くなってきました。自分としても、お客様に喜んでいただけることが嬉しくて、だんだんマッサージにやりがいを感じるようになったんですよね。
――カットよりもマッサージにやりがいを⁉
はい。美容学校の同級生にその話をすると、「わたしもマッサージの学校に行きたいんだよね」と思わぬ反応が。ふたりで美容師を辞めて、同じマッサージの学校に通うことになりました。そこで念願の整体師の資格をとり、整体師として施術を行いながら、整体の学校の講師もするようになりました。でも、当時の整体院は男性のお客様ばかり。体力の限界を感じて、改めて将来を考えたときに、やっぱり女性をきれいにする仕事をしたいという思いが強くなり、エステ業界に足を踏み入れることになります。
――エステサロンでのお仕事はいかがでしたか?
エステサロンに2軒勤めたんですが、両方でパワハラにあいまして…。わたしは、傷ついてる姿を見せたくなくてニコニコしちゃうので、なんかハッピーに見られてしまうんですよね(笑)。もう人に雇われたくないと思って、自宅サロンをやることにしたんです。わたし自身、自力でバストを4カップアップした経験があったので、バスト特化サロンにすることにしました。
――どんな方法で4カップアップしたのですか?
バストアップのマッサージを受けながら、下着や食事などバストアップにいいと言われている方法をいろいろ組み合わせて試しました。
――バストにコンプレックスがあったそうですが?
当時つきあっていた彼氏に、「太ってるのに胸がないね」と言われたのがすごくショックで、自分の体に自信が持てなくなってしまったんです。それで、胸がないわたしは、女性としての価値がないと思うほど落ちこんでしまって。
――4カップアップで、人生180度転換したという投稿をされてましたね。
そうなんです。わたしが欲しかったのは、ただ胸が大きいだけじゃなくて、くびれもちゃんとある女性らしい体。それを手に入れることで、それまで着たくても着られなかったVネックやボディラインが出る服が着れるようになったんです。そうすることで日々の生活を楽しめるようになり、自分に自信が持てるようになりました。バストアップすることで自分のことを好きになれて、考え方もだいぶ前向きになれたんですよね。
内面と向き合うと、ほしいところに脂肪がつくようになる
――バストアップ+くびれのメソッドはどうやって構築したのですか?
整体院で働きながら、バスト専門のところでバストマッサージを学びました。そこで習得した施術をベースに、整体院で習った腸セラピーを組み合わせてオリジナルのメソッドをつくりました。サロンをオープンして、お客さまと向き合っていくうちに、徐々にコアターゲットに向けた施術が固まっていった感じですね。
――具体的にはどんな施術なのでしょうか?
1回約2時間の施術で、最初は背中やお腹の筋肉をほぐしていきます。背中の筋肉は、あまり使わないので衰えやすく、緊張が強い方はお腹がくの字に曲がっていたりするんですね。そうすると猫背になりやすいので、まずは背中やお腹の筋肉を正しい位置に戻します。ガチガチに凝っていると整体だけではほぐれないので、ラジオ波の熱で筋肉をゆるめます。筋肉がゆるんだところで、胸の脂肪を正しい位置に集めてきます。胸の脂肪が正しい位置に戻ると、ウェストのくびれも出てきます。
――実際、お客様はどんな結果が出ていますか?
4ヶ月で4カップアップして、Gカップのナイスバディになった方がいらっしゃいます。しかも、身長162cm・体重48kg→2kg減の46kgに。
サロンでは、指導や管理は一切せず、自分の心が躍る時間を作ってくださいとお伝えしています。この方は、サロンに通うようになってから、毎日お気に入りの入浴剤を使ったり、映画を観たり、ご自分でもマッサージしたりと自分を大切にすることで、このような結果が出ました。内面と向き合うと、ほしいところに脂肪がつくようになるんです。
サロン名に「恋も人生もわがままに生きてほしい」という願いをこめて
――ところで、「ミトレルマーメイド」というサロン名がとてもキャッチーですよね。
ありがとうございます。美容起業家向けのアカデミーに通っているんですが、そこの先生がつけてくださいました。ウェストのくびれが美しいマーメイドは、自分も見とれる体、彼やまわりも見とれる体。わたしは、ミトレルを文字って、「(自分を)認めるマーメイド」とも言っています。
――「自分を認めるマーメイド」ですか?
実は、サロンのペルソナをHSPの方(繊細さん)に設定しています。HSPの方は、マーメイドと言われているので、そこにもつながるんですよね。
過去のわたしもそうでしたが、ここに来るお客様は、常に人のためにがんばりすぎて、自分を犠牲にしている繊細さんが多いんです。繊細さんは、人に合わせすぎてしまって、自分がどうしたいかも分からなくなってしまっています。だから、ここにいる時間は100%自分に集中してほしい。自分を大切にする時間にしてほしいんです。
アリエルも、自分を大切にしたことによって、人と違う恋愛をしますよね。「ミトレルマーメイド」というサロン名には、アリエルみたいに、恋も人生もわがままに生きてほしいという願いがこめられています。
森谷さんがバストアップ+くびれ特化サロンを開業した理由は
1.女性をきれいにしたかった
2.HSPの方の助けになりたかった
3.恋も人生も楽しめる女性を増やすためバストアップを手段として選んだ
後編では、「繊細さんのバストアップ+くびれ専門」というコアなペルソナ設定について、詳しく教えていただきます。
取材・文/永瀬紀子