愛情たっぷりのオーナーの思いを汲んで技術を磨くスタッフ『healing force N』
スタッフ、従業員が気持ち良く働くための環境づくりや取り組み、普段のスタッフの顔などが見られるのが「Back Stage」です。
働いている人が生き生きとしているサロンはそれだけでお客さまが集まります。healing force Nはスタッフ全員がまるで家族のように働ける環境が保たれているといいます。
スタッフは家族。尽くしたい存在です。
「私にとって、スタッフは家族のような存在です。お金の付き合いかもしれないけど、そうじゃないと思っています」。と話す西嶋さん。
そんな西嶋さんにとって「家族とは?」
「自然に親身になれる相手、尽くしたい相手」とやさしい笑顔を見せます。
このスタッフへの思いは、さまざまなカタチになっています。
ひとつは、「社食」があることです。忙しいエステティシャンはお客さまの時間を優先するため、空き時間にコンビニエンスストアに行き、出来合いの食事を買い、個々に食べることがほとんどですが、西嶋さんのサロンでは「毎日ごはんをつくって一緒に食べる」と言います。
「ごはんはサロン内のキッチンで、スタッフみんなで作っています。もちろん、ご飯を炊くところからやって、スムージーなども作ったりもします。それと週に1回うなぎを食べる日を決めています。どうしてうなぎかと言うと、「うなぎのぼり」というゲン担ぎなんです。サロンに、スタッフに、そしてお客さまに、関わる人みんなに良いことがありますようにという思いを込めています」。
西嶋さんが、こうした「食」の時間を大切にするのには理由があります。
「この仕事には、体調、メンタルを常に整えておくことが求められます。食事は元気の源ですから、この意味で、とても大切だと考えます。そして、この仕事を続けていくためには、夢や目標を持っていることも大切だと考えています。仕事で成功したい、お客さまに憧れられる存在でありたい…家族のため…スタッフにはいろんな夢や目標を持って欲しいのですが、現場に出ているときには、お客さまへの応対が第一になるので、案外こういった意識を共有できるシーンはありません。ですから、スタッフだけの食事の時間をつくり、意識を共有し合うことが必要だと思っています。個々の意識が高まるだけでなく、より良いチークワークが生まれ、これがお客さまへの思いにもつながりますからね。社員旅行があるのですが、旅行をするのも同じ思いからです」。
技術力は週に一回の研修でお互いに高めあう。
そして、技術研修が充実していることも西嶋さんのスタッフへの思いの表れと言えます。技術研修は週に1回提携先のアカデミーで行われます。美のプロフェッショナルとしての知識が高まり、研鑽を積むことができます。
「まず勉強するのは、身体のつくりです。血液は心臓から全身に巡っています。ですので、実際の施術では、例えば、太ももからふくらはぎに流すのではなく、ふくらはぎから太ももへ、そして股関節、心臓に流します。手なら指先から腕の関節を通って、胸、心臓に流します。つまり、身体の流れとリンパ節を大切にしながら美容液を塗ることが大切です。特に年齢とともにリンパ節は固くなるので、そこをしっかり開いて全身の血行がスムーズになるように働きかけながら美容液を浸透させるとより効果が出ます。また、お客さまの中には、小顔にしたい、お尻の位置を上げたい、姿勢を正したいなど、部分的に気にされている方がいます。こうした悩みに対してどうアプローチしたら結果が出るのか、さまざまな塗り方も研修します。技術研修に特化した先生が指導してくださいますので、新人のスタッフも、熟練のスタッフも、毎回たくさんのことを吸収できます」
そして、嬉しいことに、研修はスタッフ同士で行うため、あの最高級の美容液をスタッフもたっぷり使用し、スタッフ自身の美しさに磨きをかけることができます。
「まさに、美容液まみれ!一日中、美容液まみれになれるんですよ。ここには、スタッフ自身がきれいじゃないといけないという私の考え方があります。今、スタッフの年齢層は40・50代が中心です。この年代の女性は、更年期に悩むことがあるだろうし、美への意識を持っていなければ、いわゆるオバサンな見た目になってしまうこともあります。ここをケアするためにも、週1回という研修は欠かせません。これからも、スタッフみんなで、きれいさと、良い体調・メンタルを保っていきたいですね」
技術の向上だけでなく一生懸命働けば働くほど美しくなれる職場はそんなにたくさんあるわけではありません。自らの腕を磨くことで、お客さまも自分も美しくすることができ、ひいては周りをも幸せにできることにつながっていける。
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