就職率100%の秘訣を先生が答える!東京ビューティーアート専門学校 #4

美容専門学校の中でも高い信頼性と実績を誇る東京ビューティーアート専門学校。第一線で活躍している卒業生が多いことでも有名です。学科は美容科とトータルビューティー科の2つから構成され、それぞれの中でさらに5つのコースに細分化されています。全6回にわたって東京ビューティーアート専門学校を徹底リポートするこの企画。第4回目は美容専門学校には欠かせない進路指導についてです。第2回目で登場していただいた渡邊一仁先生と植田晃子先生が再登場します!

――就職は美容専門学校において最も重要なことだと思います。具体的にどのような指導を行っているのでしょうか。トータルビューティー科はいかがですか?

植田「街にはサロンがたくさんあるので、自分がどういうところに就職したいのか考えさせるために日頃からリサーチさせています。また、うちの科には校外実習というのがあって、本人たちでサロンさまに『見学させてください』とアポイントメントを取らせるんですね。実際にお話を聞いて『いいな』と思ったら、『実習させてください』とお願いして、1日8時間、トータルで10日間働いてもらうんです。そうすればサロンの1日の流れや細かいお仕事が分かってきます。それを知ったうえで就活すれば、より成功の道へと進めるだろうと考えています」

1_dsc3869-2-min
2_dsc3788-min

――美容科はどうですか?

渡邊「美容科もトータルビューティー科と同じ取り組みを行っています。興味のある美容室を自分でリサーチして、そこにお願いを出して働かせてもらう。1年生から2年生になる春休みの間に1日8時間、1週間勤務して、職業観を養うという形ですね。その美容室に卒業生がいたりすると、就職の話を直接聞くことができるというメリットもあると思います。他にも、1年生の早い時期からお客さまとして美容室へ行ってみなさいという提案はしています。とはいってもやらない子もいますので、レポートの提出を課題にさせています」

――お店に対して学校から『学生を働かせてほしい』という根回しみたいなのをしたりするんですか?

植田「学校とお付き合いのあるサロンに関しては『希望している子がいるんですけど』みたいなお話をしますが、まれなことです。自分でアポを取ることが原則です。ほぼ全員が自分で電話をかけて、働かせてもらえるように交渉しています」

3_dsc3798-min

――実習の間、先生はそのサロンに対して顔出しなどはするんですか?

渡邊「ご挨拶には伺います。『うちの学生はちゃんとやっていますか?』みたいに様子を見に行くこともあります」

――就職率は何%くらいですか?

植田「100%です。」
渡邊「はい」

――すごいですね。

植田「我が校はCIDESCOというエステの国際ライセンス認定校になっています。東京の美容専門学校の中では5校のみです。国際ライセンスを取ることができるというのは、エステティシャンを目指す子の就職にはとても有利になるだろうと考えています。CIDESCO認定校になるのはすごく難しくて、海外の先生が学校へ来ていろいろと審査するんですね。本認定校になるためにはさまざまな条件があり、当校のカリキュラムが認可されたときは、泣いて喜んだくらいです(笑)。また、東京都内で4校しかないネイリスト協会の認定校でもありますので、ネイリストになりたい子にも就職へのメリットは大きいと思います」

渡邊「美容科としては、就職することと同じくらい美容師の国家試験に合格することが大切です。うちでは合格できなかった卒業生に対して無償でサポートしています。練習できる場所を提供したり、教員もつき合って見ることもします。次の試験は1年後になってしまいます。その間、練習していないと技術は衰えてしまいますし、家でやれるかといったらそうでもない。設備のそろったやりやすい場所で練習し、なおかつ、教えてくれる人がいることはすごく大事だと思います。そういう部分でのバックアップは学校としても行っています」

4_dsc3706-min

――他に、就職指導につながる取り組みなどはありますか?

植田「毎日の挨拶でしょうか。挨拶は社会人として当たり前です。専門学校は技術を教えることはもちろんなんですけど、社会人育成の場でもあります。正直、入学当初はできていない子が多いので、習慣化させていくことも就職指導の一環だと思っています。なので、そこのところは厳しくやっています」

渡邊「授業の前に『よろしくお願いします』と言うようにしています。声が小さければやり直しというのは学校のルールです。学生たちが職員室に入るときも、黙って入るのは禁止です。挨拶してからです。できなければ、もう1回入り口からやり直しです。美容はお客さまがあってのお仕事なので、接客マナーがとても重要なんですね。学生時代からできる人とできない人とでは就職にもつながってくると考えています」

植田「もちろんずっと厳しいわけではありません。普通は仲がいいんですよ」

渡邊「うちは行事も多く、先生と学生が接する機会が多いので、つながりは強いと思います。厳しくするときは厳しくして、楽しむときはいっしょに楽しむといったようにメリハリをつけています」

5_dsc3683-min

どんなサロンに勤めたいのかを分かっているのは本人のみ。だからこそ自分で探させて自分で交渉させる。先生はどうしても困ったときだけ手を貸す。この自主性を促す就職指導が功を奏して、就職率100%という数字を叩きだしているわけですね。

第5回目は学生たちの憧れの人についてお伺いします。

尊敬する業界のプロは?憧れの人は?東京ビューティーアート専門学校#5>>

求人数3万件!リジョブで求人を探してみる
この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事

近くの美容師求人をリジョブで探す

株式会社リジョブでは、美容・リラクゼーション・治療業界に特化した「リジョブ」も運営しております。
転職をご検討中の場合は、以下の地域からぜひ求人をお探しください。

関東
関西
東海
北海道
東北
甲信越・北陸
中国・四国
九州・沖縄