ワンランク上の空間やサービスを提供するサロン『Devellope.』
仙台駅から歩いて10分と好アクセスの場所にある『Devellope.(デヴェロペ)』。施術のクオリティはもちろん、シックで高級感のあるサロンの雰囲気も人気のひとつ。代表の一人、松田直之さんに空間作りからスタッフ教育、今後のヴィジョンについて教えてもらいました。
お客さまの満足度につながるこだわりとは?
――アンティークの家具が店内に配されていますが、内装のこだわりはありますか?
「テーマは“シンプルで機能的”と“高級感”です。毎日スタッフが動きまわるので機能性ははずせないんですが、お客さまには日常と違うスペシャルな雰囲気を感じていただきたいので、受付のカウンターは、ホテルのレセプションを意識した重厚感のあるものにして、旅行に来たような気分に。インテリアはかなり厳選していますね。シャンプー台があるスペースもあえてダウンライトにし、BGMも変えてリラックスできる空間を演出しています。内装だけでなく、シャンプーなどの商品もこだわっています。これは売れるからという理由だけで適当に選ぶということはせず、自信をもってお客さまにおすすめできる物だけをセレクト。こういうこだわりはお客様の満足度にもつながると思うので、妥協できないところです」
――商店街からは一歩入ったところにありますが、サロンを経営するには立地的にどういう場所なんでしょうか?
「この周辺はサロンの激戦地ですね(笑)。店の大きさは35坪ほどあるんですが、最初の計画ではもっと小さなところを探していたんです。ただ大通りから近いっていう立地やおしゃれに敏感な人たちが集まるエリアというところが、自分たちの理想に近かったんです。家賃的には予算オーバーだったんですが、3人っていうのがとても心強くて、もしお客さまが来なかったらバイトしてでもやっていこう!って気持ちで決めました。1人だったら怖くて絶対やれないですね(笑)」
スタッフみんなで発展していくサロンを目指す
――アシスタントの教育はどのようにしていますか?
「現在スタイリストが5名いるんですが、各自カラー、パーマ、カットなど担当が決まっています。トレーナーが日によって変わってしまうと、教える方も教わる方も中途半端になってしまうので、ゼロから試験に合格するまで、1人のスタイリストが責任をもって指導しています。勉強会は火〜金曜、土日は自主練習にしているので、アシスタントはかなりハードだと思いますよ。でも今のところそれがうまくいっていて、みんな3年でしっかり技術のあるスタイリストになっています」
――これからヘアスタイリストを目指す学生たちにアドバイスはありますか?
「僕がやっておけば良かったなと思うのは、多少無理をしてでも自分が興味をもった場所に行くなど、見聞を広げることですね。時間がある若いうちに色々な引き出しをいっぱい作っておくと、美容師になったときにお客さまとの会話もスムーズにいきますし。いろんなことに興味をもって掘り下げていくと、将来必ず役に立ちます」
――最後に今後の『Devellope.』のヴィジョンを教えてください。
「最近よく話しているのは“箱(店)”についてです。現在ありがたいことに売上げが年々上がっていて、スタッフも増えているんです。そうなると近い将来、今の店ではどうしてもせまくなってしまう。お客さまに迷惑をかけてしまうわけにはいかないので、新店を出すのか? 広い場所に移転するのか? など色んな方向で考えています。トップが3人いるので、それぞれの個性が出せる小さな店をいくつか出すというプランもあったりなかったり(笑)。アシスタントも含めて話し合い、みんなが納得するかたちで店の将来を決めていきたいと思っています」
“発展”という意味の店名通りに、常に前進して広がっている『Devellope.』。今後の仙台の美容シーンを引っ張っていくサロンになりそうです。
Salon Data
Devellope.
住所:宮城県仙台市青葉区中央2-7-15 MUSEビル2F
電話:022-797-0797
http://devellope.com/
Instagram:@matsu_devellope
スタッフが発言しやすい環境をつくり成長しているサロン『Devellope.』>>