本当に欲しい人材って? 採用担当のホンネ 【ELRHODES渋谷店マネージャー 岩崎勝利さん】#2
「こんなスタイリストになりたい!」という理想をかなえるには、技術を磨く努力はもちろん、経験の積み重ねがものを言います。その体験の場となるのがサロン。そこで、人気ヘアサロンの採用担当者に、求めている人物像を直撃しました。さらなる高みを目指している人を応援します!
今回は現在の美容界の礎を築いた老舗、ELRHODES(エルロード)の採用にまつわるホンネをうかがう2回目は、実際にどんな人物が採用されたのか、その人物像をご紹介します。
今回お話しを伺ったのは…
ELRHODES渋谷店マネージャーの岩崎勝利さん
ハリウッド美容専門学校を卒業後、ELRHODESに入社。ヘアスタイリストとしてロンドンのヴィダルサスーンアカデミーの研修を受ける。1998年より渋谷店マネージャーに就任。現在はELRHODESの母体、井上陽平美容研究所の採用担当も兼務している。
「講師の間でも評価が高く、面接でも積極性が感じられたのが決め手です」
――同じグループの「イノウエ」と「ELRHODES」で教育プログラムは同じですか?
各店舗ごとに練習を行っていますが、教育カリキュラムはきちんと整備されています。店舗間を横断しての勉強会も定期的に開催しているんですよ。練習時間も21時から22時には終わるようにしています。
――この春に入社した高橋駿太さんを採用した決め手を教えてください。
ELRHODESや母体の井上陽平美容研究所から、美容専門学校の講師を派遣していますが、その講師たちの評価がすごく高かったのが彼なんです。実際に彼の面接を担当して、積極性と快活さに好感がもてたことですね。
――今後の高橋さんに期待することは何ですか?
まだ入社して間がないのですが、これからしっかりとした技術を身につけて、多くのお客さまに喜んでいただける美容師に育って欲しいですね。将来的にはスタッフを指導する立場になって欲しいと思っています。
ROOKIE’S FILE 高橋駿太さん
2020年東京ベルエポック美容専門学校を卒業し、4月にELRHODESに入社。アシスタントしてサロンワークをこなしながら、さまざまな技術を習得中。
――スタイリストを目指した理由は?
髪をセットすることが好きだったことと、お客さまを笑顔にできる仕事に就きたかったので、美容師という職業を選びました。
将来、自分の店を持つのが夢なので、ここで技術と経営を一から学んで道を切り開くことができれば…と覚悟を決めています。
――就職先としてELRHODESを選んだ理由は?
就職をするなら、カラー、カットすべてに自信があって、高級な雰囲気のお店で働きたいと思っていました。
学校の担任の先生が、以前ELRHODESで働いていたというご縁があって入社を決めました。実際にサロンを見学して、雰囲気が明るくて楽しいこと、お客さまの笑顔があふれていることもあって「ここで働きたい!」と思いました。
――仕事以外で熱中していることは?
映画鑑賞とフットサルですね。映画はジャンルに関係なく、何でも観ます。フットサルは週1回のペースで楽しんでいます。
採用担当のホンネから分かった3つのポイント
1. まわりの雰囲気まで明るくなるような快活さがあること
2. 将来の希望や目標をきちんと描けていること
3. 時間をきちんと守るなど社会人としての基本を身につけていること
書類審査や面接で必ずチェックすることとして「出席や遅刻の有無」と「挨拶」をあげた岩崎さん。
「挨拶は自分を相手に認めてもらう第一歩です」とおっしゃった言葉が印象に残りました。挨拶は社会人としての基本…ではなく、自分をアピールする絶好のチャンスと考えると挨拶の言葉や姿勢、タイミングなどいろいろ工夫ができそう。第一印象を左右する挨拶、疎かにできません。
▽前編はこちら▽
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