本当に欲しい人材って? 採用担当のホンネ【note 山田シュウヘイさん】#2
「こんなスタイリストになりたい!」という理想をかなえるには、技術を磨く努力はもちろん、経験の積み重ねがものを言います。その体験の場となるのがサロン。そこで、人気の美容系サロンの採用担当者に、求めている人物像を直撃しました。さらなる高みを目指している人を応援します!
今回は、noteで採用を担当している、代表の山田シュウヘイさんにホンネをうかがいます。
今回お話しを伺ったのは…
note 代表 山田シュウヘイさん
表参道の有名店で12年間腕を磨いた後、2018年8月23日に『note』をオープン。豊富な経験と高い技術をもとに、さりげなく印象を変えられる髪型で支持を得る。丁寧なカウンセリングや、髪質や骨格などを考慮したスタイル作りも好評。
「チェックポイントは雑談へのリアクション!」
――入社2年目の鈴木茉由奈さんは、どのような経緯で入社に至りましたか?
もともと、彼女はお客さまとして来店しました。施術中に「以前、美容師をやっていました」と聞いて、話をしているなかでよい印象を受けたので「興味があったら、今度面接に来てくれませんか?」と。そして後日、実際に足を運んでくれて現在に至ります。
――どのようなポイントが魅力的だったのでしょうか?
笑顔とリアクションが魅力的だと思いました。私は選考の際には、素の素質を見るために面接時間から離れた隙間時間に、よく話しかけています。以前のサロンを含めて、これまで採用に関わってきたなかで「面接中は、ほとんどの学生がポーズを取っている」と感じているので、「少し気が抜けた時の反応を見ることが大切だろう」と。魅力的な学生は、なんでもない雑談の時にも、こちらがもっと話し掛けたくなるリアクションを取ることが多いですね。彼女はフランクな会話でも、とても丁寧に聞いていたので「一緒に働いてみたいな」と。
――教育はどのように取り組んでいますか?
noteでは、私かもう1名のスタッフのどちらかが手が空いている営業中に、レッスンを行っています。私が若手の頃は、朝早くに出勤して練習をして夜は遅くまで居残る、仕事10:プライベート0の生活が主流でした。
しかし、現在はプライベートも充実させたい美容師が多い時代なので、効率のよい教育スタイルのほうが、きっと受け入れられます。キャリアを重ねた美容師には、その時その時で考え方を変えるスキルが必要ですね。
ROOKIE’S FILE 鈴木茉由奈さん
静岡県出身の22歳。静岡美容専門学校を卒業後、2018年にnoteに入社。趣味はNetflixを観ること。モットーは「お客さまをよろこばせて、自分自身も楽しく仕事をする」こと。丁寧なカラーリングで幅広い世代から支持を得る。
――スタイリストを目指した理由は?
髪の手入れをすることや、ヘアアレンジが好きだったからです。将来を考えた時に「美容師になってお客さまを喜ばせたい!」と思いました。
――noteへの入社を決めた理由は?
就職先を探していた時に、ネット上での口コミやホームページを見てとても印象がよかったので興味を持ちました。実際に足を運んでみたところ、評判通りによい雰囲気だったので「noteで働きたい」と思いました。
――将来の目標は?
さまざまなオーダーに対応できる美容師になることです。今はカットの勉強をしているので幅広いスタイルをできるだけ早くに覚えて、「デビュー後に、たくさんのお客さまを喜ばせたい」と思っています。
採用担当のホンネから分かった3つのポイント
1. 面接では話を聞いている時の姿勢を観察する
2. 学生の素の姿を把握するために、雑談へのリアクションをチェック
3. 教育面を整えて、学生が安心できる環境を作る
最近の学生のほうが、作品作りに熱心だという山田さん。「選考の際にスタイルブックの提出が必要だったり、日頃からSNSを発信していたりなど、時代の流れかなと思っています」と笑顔で話します。採用に悩んでいる人事の方は、noteの採用方法を参考にしてみてはいかがでしょうか?
▽前編はこちら▽
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