ネイリストに向いている人の特徴10選!目指す方法・やりがいも紹介
華やかなイメージがあるネイリストですが、実は努力や忍耐が必要で、決して楽な仕事ではありません。そんなネイリストに興味がある方のなかには、自分が向いているのか不安を抱く方もいるでしょう。
この記事では、ネイリストに向いている人の特徴を10個紹介するとともに、ネイリストを目指す方法ややりがいに関しても詳しく解説します。
自分に合った方法でネイリストを目指す際の参考にしてください。
ネイリストに向いている人とは? 10個の特徴を紹介
そもそも、ネイリストに向いている人とは、一体どんな人なのでしょうか。ここでは、どんな人がネイリストに向いているのか、その特徴をくわしく紹介します。
1. ネイルが好きで流行に敏感な人
ネイルを仕事にするのですから、大前提としてネイルが好きでなければ長くは続きません。ただし、自分が好きなネイルだけを極めていても、ネイリストとして活躍することはむずかしいでしょう。
仕事として続けるためには流行を研究したり、技術や知識のアップデートをしたりする必要があります。ネイルが好きというその気持ちで、ネイルに関する流行を追ったり、積極的に情報を集められたりする人がネイリストには向いているでしょう。
2. 接客が得意・コミュニケーション能力が高い人
ネイリストは、ただネイルを施す職業ではありません。ネイルをする前にはカウンセリングをしてお客様が好きなネイルややりたいネイルについてヒアリングします。
多くの場合、お客様と会話をしながらネイルをしていくことになるでしょう。お客様のなかにはネイリストと話ができることを楽しみにしている人もおり、ネイルの技術だけでなくネイリストのコミュニケーション力や接客を店選びのポイントにしている人もいるようです。
そのため、コミュニケーションが好きで接客も苦痛にならない人がネイリストに向いている人材となります。
3. こまかい作業が得意で集中力がある人
ネイリストは、小さな爪の上にアートなどを施していきます。こまかい作業が多いので、集中力がなければ仕事として長く続けていくことはむずかしいかもしれません。少しのよれやずれでもネイルの完成度は大きく変わってしまうため、細部までこだわっていくことが大切です。
このことからも、長時間こまかい作業をする必要があるので、こまかい作業が得意な人はネイリストに向いているでしょう。また、多くのお客様に施術をするので、作業の得意不得意だけでなく、施術に没頭できる集中力も必須です。
4. 体力に自信がある・精神的にタフな人
華やかに見えるネイリストの世界ですが、実は意外とハードです。ネイルは、お客様ひとりあたりの施術に2時間程度はかかるとされています。これは、ハンドだけでの時間ですのでフットネイルもお客様が希望された場合、ひとりのお客様に3時間以上向き合わなければなりません。
もしも予約が埋まっていたら、開店から閉店まで休憩が取れないこともあるようです。そのため、体力に自信があり、精神的にも強い人がネイリストに向いています。
5. 根気があり努力ができる人
毎日おこなう業務はほぼ同じであるため、根気がないと同じ流れの毎日に飽きてしまう方もいるようです。サロンで働くとネイリストは指名を獲得することもでき、指名が取れればお給料にも影響します。
お客様に満足してもらえるようにコツコツと努力を重ねられるような人は、ネイリストに向いているでしょう。新人のうちは練習をする必要もあるため、根気よく継続できる人はネイリストとして高みを目指していけるかもしれません。
6. 向上心がありスキルアップに取り組める人
トレンドの変化が早いネイル業界では、日々勉強が必要です。サロンで勉強会を開いて学びを深めていくのはもちろん、ときには外部の勉強会に参加する必要もあるかもしれません。
ネイルに関する雑誌を定期的に読むなど、自ら学びに時間とお金をかけられるくらい熱意や向上心のある人はネイリストに向いているでしょう。
7. お客様に喜んでもらうのが好きな人
ネイリストの多くはお客様に喜んでもらえることにやりがいを感じ、そのために努力をし続けています。
お客様に喜んでもらうことが好きな人やお客様の笑顔のために努力をし続けられる人は、ネイリストにぴったりの人材です。もともと尽くすことが好きな人、人が喜ぶためにどうすればいいか考えられる人はネイリストに向いています。
8. 絵を描くのが好きな人・イメージを形にできる人
ネイルの施術では、ネイルアートといって爪の上に絵を描くこともあります。そのため、絵を描くことが得意な人はネイリストに向いているでしょう。自分の頭のなかにあるイメージやお客様が口頭で伝えたイメージを絵に描き起こせる人は、ネイリストとして多くの指名をもらえる可能性があるからです。
絵だけでなく、色の組み合わせや模様の配置などを表現できる感性やデザインセンスを持ち合わせていると、なおよいでしょう。
9. 自己管理ができる人
ネイリストとして無理なく働き続けるためには、自己管理も大切です。睡眠や休みが少なく、思うように休憩が取れなくても働き続けられるように、体調や精神面の自己管理が無理なくできる人はネイリストに向いています。
疲れやストレスをうまく管理して、笑顔でお客様へ対応をできることは、ネイルの技術と同じくらい大切なことです。
10. 協調性がある人
ネイリストの仕事は、ひとりで黙々と取り組む仕事と思われるかもしれません。しかし、開業してひとりで働いている場合ではない限り、基本的にはチームでうまく分担し合いながら仕事をしていきます。
チームで働いていくのに抵抗がない人は、ネイリストとして働きやすいです。また、同期だけでなく先輩や後輩とうまくやっていける人は、どのサロンでも重宝されるでしょう。
ネイリストに向いていないのはどんな人?
ここまで、どんな人がネイリストに向いているのかをお伝えしました。ここからは、どんな人がネイリストに向いていないかをご紹介します。
また、向いていない人に当てはまってしまった場合、どうするべきかの対処法なども確認しておきましょう。
1. 手先が不器用で作業が雑な人|努力を続けよう
手先が不器用だったり、作業を任されても丁寧におこなうことが苦手だったりすると、ネイリストとして働いていくのはむずかしいかもしれません。
ただ、ネイリストは毎日こまかい作業を繰り返していくので、毎日コツコツと継続していくと、その努力でカバーできる可能性はじゅうぶんにあります。まずは、ひとつの作業を丁寧におこなうことからはじめてみましょう。
2. ストレスをためやすい人|自分に合った発散方法を見つけよう
ネイリストはいろいろなストレスがあります。たとえば、ずっと同じ姿勢で作業を続けることで首や肩、腰を痛めていたり、睡眠時間や自分の時間がじゅうぶんに取れなかったりするストレスなどがあるでしょう。
また、自分が施したネイルに対してクレームをつけられてストレスに感じることもあるかもしれません。そんなときは、自分に合った解消方法を見つけてこまめに発散することでカバーできる可能性があります。
3. 人と話すのが苦手な人|相手の話を聞くことに集中しよう
コミュニケーションが苦手な人も、ネイリストには向いていないといわれています。しかし、コミュニケーションに関しては、聞き手に回るという方法でカバーできる可能性も。自分の話を聞いてくれているだけで、お客様は満足されることもあるでしょう。
お客様がネイルサロンに来る一番の目的はネイルです。「このネイルは集中して完成させたいので少しお話しを控えます」など、あらかじめ説明しておけばお客様も納得してくれ、口数が少なくても問題ない接客を樹立できるでしょう。
4. おしゃれにあまり興味がない人|気になることから追ってみよう
ネイルはおしゃれの一部でもあるので、そもそもおしゃれに興味がない場合は、ネイリストの仕事は少しむずかしいかもしれません。
そのため、まずは雑誌を見て、周りの人がどんな服装に関心を持っているかの情報をリサーチしてみましょう。それでもおしゃれへ興味が向かない場合には、まず自分の興味がある分野から情報を仕入れて研究してみるのがおすすめです。
ネイリストになるにはどうすればいい?
ネイリストに向いてる人や向いていない人の特徴がわかったら、次は具体的な方法を見ていきましょう。以下では、ネイリストになるための方法を5つ紹介します。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを把握し、自分に合った方法を見つけましょう。
ネイリストにおすすめの資格や仕事内容の詳細については、以下の記事をチェックしてみてください。
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ネイリストになるには?資格の種類や資格をとる4つの方法、ネイリストの働き方や将来性も紹介!
専門学校へ通う
ネイリストになる方法として、ネイルコースがある専門学校に通う方法が挙げられます。
ネイル専門のコースがある専門学校に通うと、経験豊富な講師から直接指導を受けられます。そのため、通信講座の受講や独学よりも、資格取得がスムーズに進むでしょう。またメイクやエステなど、美容に関する幅広い知識を学べるのもメリットです。
一方で、専門学校への通学は費用が高めである点や、最低2年以上の通学が必要である点がデメリットといえます。
ネイルスクールに通う
ネイルに特化したネイルスクールに通うのも、ネイリストになる手段のひとつです。
ネイルスクールでは、専門学校より短期間でネイリストの知識や技能を学べます。また土日に開講しているところや、学習の時間を選択できるところもあるので、自分のライフスタイルに合わせた学習が可能です。
その一方、ネイルスクールはネイル以外の美容の知識が習得できない点や、スクールによりカリキュラムやサポートにバラつきがある点に注意する必要があるでしょう。
通信講座を受講する
ネイリストになる方法には、通信講座の受講もあります。
通信講座であれば、ライフスタイルに合わせて学習ができるため、仕事や家事との両立がしやすいでしょう。さらに、専門学校やネイルスクールに通うよりも、料金が比較的安い利点もあります。
とはいえ、通信講座では講師の直接指導が受けられず、疑問点の解消がし辛い場合があります。また、勉強時間の自己管理が必要で、モチベーション維持が難しいこともあるかもしれません。
独学で学ぶ
ネイリストになるために、テキストや動画を活用して独学で学ぶ方法もあります。独学は、通学や通信講座と比較してコストを抑えられ、自分のペースで学習を進められます。
ただし、独学のデメリットはサポートが受けられず、誤った知識ややり方を指摘してもらえないところでしょう。さらに、テキストや道具の選定を自分でおこなう必要がある点や、実践経験を積みにくい点も課題といえます。
未経験歓迎のネイルサロンに就職する
未経験歓迎のネイルサロンに就職して、ネイリストになるのもひとつの手段です。
未経験者歓迎のサロンでは、入社後にネイルの基礎知識や技術を学べる研修制度を設けている場合があります。さらに資格取得のサポートをおこなっているケースも見られます。
最初は受付や掃除などの業務が中心になるかもしれません。しかし、働きながらネイルの知識を深められ、経験を積めるのは魅力といえるでしょう。
リジョブには、未経験OKの求人が豊富にあるため、気になる求人がないかぜひチェックしてみてください。
ネイリストの魅力ややりがいとは?
華やかなイメージがあるネイリストですが、実際には根気や努力が必要で大変な面もある仕事です。では、こうしたネイリストの仕事にはどのような魅力ややりがいがあるのでしょうか。
ネイリストのやりがいについて、以下で詳しく解説します。
ネイリストのやりがいの詳細や大変なところに関しては、以下の記事で解説しているのでご覧ください。
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ネイリストのやりがいは何?大変なことや仕事の内容、なる方法も紹介
お客様に喜んでもらえる
お客様に喜んでもらえることは、ネイリストとしてやりがいを感じられる場面です。
たとえばお客様に自分のデザインを気に入ってもらえ、感謝の気持ちをいただいたとき。また結婚式や記念日など、お客様にとって特別な日のネイルを手がけて笑顔を見られたときなどは、ネイリストとして満足感を得られるでしょう。
このような経験は、仕事のモチベーションアップにもつながります。
技術の向上に限りがない
ネイルの技法やトレンドは常に変わるため、技術の向上に限りがないのもネイリストの魅力のひとつです。
そのため、最新のトレンドの把握や技術のアップデートが欠かせず、ネイルが好きな人にとっては充実感を得やすいでしょう。さらに、難しい技法やデザインのネイルアートができるようになることも、ネイリストのやりがいとなります。
報酬アップの可能性がある
ネイリストは、技術や経験に応じて報酬が上がるケースがあります。
たとえばネイルサロンによっては、経験やスキルに応じた昇給制度や資格手当、インセンティブ制度などを設けている場合があります。そのため、技術力や接客スキルを磨けば、高い報酬を得られるかもしれません。また、お客様との信頼関係を築いて指名を取ることで、報酬アップの可能性もあるでしょう。
ネイリストの給料は?
美容系求人サイト「リジョブ」の求人情報によると、ネイリストの月収は、以下のとおりです。
正社員 | 月給下限 | 月給上限 | 平均 |
スタッフ | 208,978円 | 377,985円 | 293,482円 |
店長(候補) | 241,322円 | 407,798円 | 324,560円 |
アルバイト | 時給下限 | 時給上限 | 平均 |
スタッフ | 1,090円 | 1,519円 | 1,305円 |
店長(候補) | 1,110円 | 1,422円 | 1,266円 |
業務委託 | 月給下限 | 月給上限 | 平均 |
スタッフ | 201,256円 | 518,974円 | 360,115円 |
店長(候補) | 240,500円 | 625,000円 | 432,750円 |
※2024年1月現在
また厚生労働省の情報提供サイト「joptag」によると、正社員のネイリストの平均年収は322.8万円でした。
なお、上記はあくまでも目安であり、ネイリストとしての経験や指名の数などにより支給額は変動します。
ネイリストの年収の詳細や年収アップの方法を、以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
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引用元
ネイリスト – 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
向いている人の特徴をチェックし自分に合う方法でネイリストを目指そう!
ネイリストに向いている人は細かい作業が得意なだけでなく、集中力や体力、向上心なども欠かせません。向いていないと感じた場合でも、諦めることなく適切に対処し、努力を惜しまなければカバーできる可能性があります。
ネイリストはお客様の笑顔を直接見られ、技術の向上に限りがない魅力ある仕事です。ぜひ自分にぴったりの方法でネイリストを目指しましょう。
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