訪問美容師は儲からないの?上手に儲けを出すための方法を解説

美容室に勤務している・自宅やテナントで開業している・ヘアメイクサロンに所属しているなど、美容師の働き方はさまざま。そのなかで、訪問美容師として働く方法もあります。

しかし、「訪問美容は儲からない」「収入が不安定そう」と考えている人もいるのではないでしょうか。

そこで、実際のところ訪問美容師は稼げない仕事なのか、成功している人はいないのか、気になる人のために徹底解説します。また、儲けるためのポイントも紹介するので、興味がある人はぜひ最後までご覧ください。

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訪問美容師は儲からないって本当?

お客様のもとを訪れて美容サービスを提供する「訪問美容」の仕事は、「儲からない」という声も多いです。たしかに、実際に訪問美容師をしている人のなかには、訪問美容一本で生活をするのは厳しく、店舗美容師と兼業しているという人もいます。

しかし、やり方次第では、しっかりと売上を上げて儲けることも可能な仕事です。

訪問美容師として活動している人の声

「訪問美容は儲からない」という声も多く聞かれるなか、実際に訪問美容師として活躍している人にインタビューした記事を、モアリジョブにて掲載しています。いずれも訪問美容を専門に行っている美容師です。

三重県の大脇貴志さん

顧客ゼロの状態で訪問美容サロンを開業した、三重県の大脇貴志さん。今では、訪問美容師として月に40万円ほどの利益を出しつつ、ブログなどでの副収入を含めて月に50万円前後の収入を安定的に稼いでいます。

休みなく働き続けているわけではなく、プライベートの時間もきちんと取れているそうです。

美容師や介護資格をもつスタッフが連携した、最高の訪問美容のカタチ「Ringo」大脇貴志さん

関東圏で活動する清野美保さん

かつて表参道という華やかな場所で美容師のキャリアを積んできた清野美保さんも、今では東京都・神奈川県・千葉県などの関東圏を飛び回りながら、出張美容師(訪問美容師)として活躍の場を広げています。

2018年に法律が改正されたことにより、サービスを利用できる対象者が拡大し、さらに訪問美容の需要が高まったとのこと。インタビュー時点では、なんと1カ月先まで予約が埋まっているという人気ぶりでした。

訪問美容師に転職して良かった!「trip salon un.」清野美保さんの本音

介護施設や医療機関への営業などでの顧客開拓がカギ

訪問美容を求めているのは、病気や高齢などの理由により自分で美容室に行くことができない人々がメインです。

そこで、利用者(顧客)を増やすためには、施設や病院に営業活動を行う・ホームページなどを使ってオンラインで宣伝するといったように、自分で集客をする必要があります。

訪問美容のメリット・儲かる理由

訪問美容師は儲からないという声もあるなか、前章のようにしっかりと収益を上げている人もいることは事実。そこで、訪問美容にはどんなメリットがあるのか、また、儲けが出やすい理由とはどんな点なのかを解説します。

1. 初期費用が少なく済む

訪問美容は店舗が不要なため、物件を契約したり内装や設備を整えたりする必要がありません。通常、美容室を開業するには数百万円単位の費用がかかりますが、訪問美容は施術道具と備品があれば始められるので、3~20万円程度の初期投資で済むといわれています。

2. リピート率が高め

訪問美容は普通の美容室に比べて競合が少ないことと、美容師側が顧客のもとに足を運ぶことから、一度満足してもらえればまた次回も、となりやすいです。

なぜなら、顧客が他人を招き入れるのに、毎回違う人が来るよりも、なじみがあり信頼できる相手がいいと思われるため。

仕事が軌道に乗るまでの新規開拓には苦労するかもしれませんが、ある程度顧客がつけば、リピーターの存在によりうまく回っていくでしょう。

3. 利益率が高い

訪問美容は自分で料金を決めることができ、店舗運営に比べてかかる経費も少ないため、効率よく稼げて利益率が高いというメリットも。経費は材料費や交通費(ガソリン代)などで、店舗を構える際の「家賃」のような高額なものもありません。

希望する収入とコストを逆算して、サービス料を設定するとよいでしょう。

4. 将来性がある

訪問美容のターゲットの大きな部分を占めるのが高齢者です。そのため、高齢化が進む時代、需要は今後もどんどん高まっていくと予想でき、将来的にも安定して稼げると考えられています。

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訪問美容師の収入をアップさせるコツ

前章の内容もふまえつつ、ここからは、訪問美容師が効率的に収入を上げるためのコツを紹介します。

1. 大型案件を持つ

一度の訪問で複数の顧客に施術できれば、当然あちこちに訪問するより効率よく稼げます。そこで、介護施設・老人ホーム・病院などの大口の案件を持てるのが理想です。コツコツと営業活動をして販路を開拓しましょう。

2. リピーターをしっかり増やす

訪問美容はリピート率が高いことを前述しました。そこで、顧客に信頼してもらえるように、提供するサービスの質や接客スキルの向上に努めることが大切です。施術終了後にその場で次の予約を取る方法もあります。

適切な施策でリピーターを着実に増やすことで、新規を開拓しなくても安定的に稼げるようになるでしょう。

3. 既存顧客に新規を紹介してもらう

すでに顧客として利用してくれている人から新しいお客様を紹介してもらう方法も有効です。普段から「もしほかにも『美容院に行けずに困っている』というお知り合いの方がいらっしゃったら、ぜひお知らせください」と声かけをしておくとよいでしょう。

知り合いの紹介であれば、初めて施術を受ける新規顧客側も安心しやすいです。

4. ケアマネジャーと良好な関係を築く

ケアマネジャーは、訪問美容のおもな利用者である「高齢者」「要介護者」の情報を多く持っています。仲良くなってくると、ケアマネジャーのネットワークから顧客をあっせんしてもらえる可能性があるので、ぜひパイプ作りをしておきましょう。

5. コストを少なく抑える

最初からあれもこれもとメニュー展開したり、高額な道具などを購入したりするのではなく、はじめはカットに専念するなどミニマルにスタートさせることもポイントです。経費をかけるのは、収益が上がってきてからでもかまいません。

6. 予約をうまく管理する

予約枠を決めておく・移動距離が少ない訪問先を同じ日に組み込むなど、効率的に仕事ができるように予約を管理することも大切です。慣れてくると、既存顧客の予約を予測したりパターン化したりもできるようになり、より効率のよい状態で働けるようになるでしょう。

訪問美容はやり方次第で儲けられる!

訪問美容の仕事は「儲からない」と思われがちですが、成功した人の実例があるように、うまくやれば儲かる可能性は十分あります。比較的低予算で始められて利益率やリピート率も高いので、さらなる需要の増加もふまえて、検討する価値のある働き方です。

しっかり収入を得るために、紹介したコツもしっかり押さえて、安定的に稼げる訪問美容師になりましょう。

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