自信がなかった、未経験かつ40代での入社。研修と周囲のスタッフの支えでリーダーに立候補するまでに「LHS」加島祐子さん

日本のリラクゼーション業界の魅力を紹介する本企画。今回登場いただくのは、リラクゼーションサロン「Goo-it! (グイット)」を運営する、株式会社LHSです。60分3,980円と通いやすい価格帯でありながら、確かな技術を持つスタッフの質の高い施術を受けられると人気を集め、現在は直営店を14店舗、FC店56店舗を展開しています。

前編では、「LHS」の代表取締役社長である坂本紀之さんに企業の成り立ちやその特徴を伺いました。

後編では、2023年1月に入社し、2024年12月から川口東口店のリーダーを務めている加島祐子さんに、お話しを伺います。子育てがひと段落したときに、未経験で入社をしたという加島さん。未経験者向けの研修がしっかり行われ、合格したのちに現場に立った加島さんですが、どんなに指名のお客様が増えても、なかなか自分に自信が持てなかったといいます。

そんな加島さんは店舗の先輩たちからさまざまなことを教えてもらい、徐々に自信を身につけ、入社から2年で自らリーダーに立候補をしたそうです。

お話を伺ったのは・・・

「Goo-it!」川口東口店リーダー

加島祐子さん

子育てがひと段落した2023年、「Goo-it! 川口東口店」に入社。2024年には自ら立候補をし、リーダーに就任。周囲のスタッフと技術を高め合いながら、日々お客様への施術に向き合っている。

「自分には何もない」。変えるために飛び込んだ、セラピストの仕事

「Goo-it!」の求人広告を見たときに、ピンときたという加島さん

――加島さんが「Goo-it! 川口東口店」に入った経緯を教えてください。

私はこの仕事に就くまでは専業主婦でした。短時間のパート勤務をしていたことはありますが、基本的には家庭が中心の生活だったんです。子どもが大きくなって手が離れてきたときにふと、「自分には何もない」と感じてしまって。手に職をつけてバリバリ働きたい、どうせやるなら誰かが喜んでくれることを仕事にしたいと思い、職探しをしていたときにたまたま「Goo-it!」の求人が目に入りました。

それまでマッサージなどもあまり受けたことがなかったのですが、ピンと来たんです。研修がしっかりしていて未経験でもできる仕事だと書かれていて、まず安心できましたし、私が人と接することが好きだったのと、世話焼きな性格でもあると分かっていたので、この仕事に向いているのではないかと直感的に思いました。

セラピストが務まるかは分かりませんでしたが、やってみたい気持ちだけで応募をしたところ、採用をしていただくことができたんです。

――入社後はどのように仕事を覚えていきましたか?

未経験者向けの「未経験研修」があったので、それを受講する形で仕事を覚えていきました。内容としては店舗業務の基本的なルールを覚えたり、身体の仕組みを学んだりしつつ、技術を習得していくのがメインでしたね。研修は一講座の定員が4~8名ずつで、短期間でまとめて受講することも、自分のペースで週に何日かずつ受講することもできる制度になっています。自分の生活に合わせた受け方ができる点はとてもよかったです。

私は早く働きたい気持ちが強かったので、週に3、4日は研修を受けて、全部で1ヶ月ほどで研修のチェックに合格し、店舗に配属されることになったんです。

――研修時はどんなことを感じましたか。

技術の部分では難しさを感じることがありました。身体の仕組みについても覚える必要がありますし、ただ身体を押すのではなく、強さや圧の方向、体格による違いなど気をつけるポイントがいくつもあります。

ただ私のときはほぼマンツーマンで丁寧に教えていただける機会も多かったため、しっかり習得することができました。そしてこの技術を習得できたらきっと喜んでくれる人がいるということがモチベーションになって、修了まで前向きに取り組むことができたんです。

お客様の表情の変化が、何よりもやりがい

加島さんが所属する、川口東口店。緊張はあっても、最初から施術は楽しかったという加島さん

――実際に店舗に配属になったあと、どのようなことを感じましたか?

最初はやはり緊張しましたが、それでも楽しい気持ちしかなかったです。それまで短時間のパート勤務はしていましたが、自分でやりたいと思った仕事で働くのは初めてで、自分がやりたかった仕事はこれだ、と強く感じました。

――そのなかでも、壁に感じたことはありましたか。

自分の問題なのですが、私は自分に自信が持てないところがあって。研修を受けて合格したから現場に出ることができているし、段々と指名をしてくれるお客様が増えてきてはいたのですが、常に「なんで私を選んでくれたんだろう?」と考えてしまうくらい、自信がなかなかつきませんでした。そんな状態なので、お客様との会話もスムーズにいかないこともあったんです。

――どのようにして乗り越えたのですか?

実はこの自信のなさを克服できたのはつい最近で、明確なきっかけがあったというより、一緒に働いている先輩スタッフにいろいろと教えてもらったり、たくさんのお客様を担当させていただいたりしているうちに、徐々に克服をすることができたと思います。

――仕事のやりがいを感じる瞬間は?

施術の最後に「ああ、楽になった」と言ってもらえるときは本当にうれしいですね。言葉として出ていなくても、表情や雰囲気で、リラックスしていただけた、身体が楽になったということは分かることもあるので、そういったときにやりがいを感じます。

またお客様に指名をいただいたときは、とくにうれしいです。だんだん分かってきたことなのですが、指名を受ける理由は施術内容だけでなく、自分で言うのも恥ずかしいのですが、一生懸命さやお話しを聞く姿勢などを含めたトータルの部分なんだと思うんです。そういう部分も含めて評価をいただけることがうれしいですし、大切な時間を割いて来てくださるお客様には本当に感謝しかないです。

リーダーに自ら立候補。これまでの恩返しをしたい

スタッフと共に一緒に成長したいと話す加島さん

――最近、リーダーになったとのことですが、リーダーになるには何らかの基準があるのですか?

基準があるわけではなくて、私の場合はあるときふと「やってみたい」と思ったので自分から立候補をしたんです。

「Goo-it!」ではセラピストはみんな業務委託契約ですが、自分の持っている技術を惜しげもなく教え合う空気があります。先輩たちから技術的にも人間的にもたくさんのことを教えてもらったので、私が今まで学んできたことをみんなに共有して一緒に成長ができればいいなと考えるようになったんです。

これまで教えていただいた分の感謝を、これからがんばろうとしている人たちに伝えていくことが恩返しになるのではないかという思いがありましたね。

――スタッフみんなで教え合う空気があるというのは、働きやすそうですね。

はい。とにかくみんなが和気あいあいとしていて、でもお客様を喜ばせることには真剣で、みんなで技術を高めあう空気があります。仲間で支え合って働いていることを、いつも実感しています。

――加島さんと同じように、未経験でこの仕事に挑戦する方にアドバイスはありますか。

私は勇気を出して、この仕事に飛び込んで本当によかったと思っています。私の場合は40代からこの業界に入ったのですが、子どもの手が離れる時期でもあるので、同年代で未経験で入社される方も多いので、その点は安心していただいて大丈夫だと思います。

新しいことを始めるときに、できるかできないかを基準に考えていると何も始められないので、やりたいかやりたくないかの軸で決めるといいのかなと思います。やってみてだめなら別のことを始めればいいと思うんです。

私のように人と関わったり、人をお世話するのが好きな方、そしてこういう業界に興味があって、少しでもやってみたい気持ちがあるのであれば、研修や学ぶ機会はたくさんあって周囲もフォローしてくれる環境なので、安心して一歩を踏み出してみてほしいと思います。


加島さんの表情から、セラピストの仕事を本当に天職だと感じるほど、楽しんでいることが伝わってきました。自信が持てなかったという加島さんの、性格まで変えてしまったセラピストの仕事。その可能性を感じた取材となりました。


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株式会社LHS
住所:東京都渋谷区宇田川町13-7小安ビル3F

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