美容師に必要なこととは?必要な資格やスキル、適性についても紹介
華やかでおしゃれなイメージのある美容師という職業。あこがれを持っている人も少なくないでしょう。しかしどんな資格や技術が求められる職業かわからない、という人もいるはずです。
本記事では、美容師になるために必須の資格やその取り方、そしてプラスアルファで持っていると強みになる資格を紹介。さらに、美容師として磨くべき技術や覚えておきたいマナーなど、美容師に必要なさまざまなことについて解説します。
美容師になるのに必要な資格とは
美容師として働くためには、国家試験に合格し、美容師免許を取得する必要があります。
ここでは、国家試験の受験資格を得る方法や試験概要について紹介します。
関連記事
美容師の資格と取得方法を紹介|キャリアアップに役立つ資格5選
養成学校で学び、国家試験の受験資格を得よう
美容師の国家試験を受けるためには、都道府県知事によって指定された養成学校を卒業済みまたは卒業予定である必要があります。
昼間・夜間過程で通学する場合は基本的に2年以上、通信過程の場合は3年以上学び、所定の科目を履修することで、国家試験の受験資格が得られます。
美容師国家試験の概要
美容師の国家試験は年2回開催されており、例年、下記の日程にて開催されています。
・1月下旬~2月上旬に実技試験・3月上旬に筆記試験
・7月下旬~8月上旬に実技試験・9月上旬に筆記試験
ちなみに2024年8月・9月に開催された第50回美容師国家試験は、下記の内容で開催されています。
実技試験の出題内容
・第一課題 カッティング
・第二課題 オールウェーブセッティングおよび衛生上の取り扱い
「衛生上の取り扱い」は受験者本人の身だしなみや、使用する器具・タオルなどの取り扱いに関する審査です。
実技の約1カ月後に行われる筆記試験では、下記の科目が出題内容として案内されています。
・関係法規・制度および運営管理
・衛生管理(公衆衛生・環境衛生、感染症、衛生管理技術)
・保健(人体の構成および機能、皮膚科学)
・香粧品化学
・文化論及び美容技術理論
引用元
公益財団法人理美容師試験研修センター:第50回美容師国家試験受験案内
実技試験は減点方式となっており、第49回試験では「衛生上の取り扱い」の減点が20点以下かつ第一・第二課題それぞれが30点以下の減点が合格ラインとされています。
筆記試験については60%以上がボーダーラインの目安とされています。
ただし、合格ラインは試験内容によって変更もあり得るため、各試験の正確な合格基準については、試験を運営する公益財団法人理美容師試験研修センターのホームページで確認してください。
公益財団法人理美容師試験研修センター:第49回 理容師国家試験及び美容師国家試験の合格基準
美容師国家試験の合格率や難易度はどれくらい?
直近5年間の美容師国家試験の合格率は下記の通りです。
開催回 | 合格率 |
第49回 | 86.5% |
第48回 | 59.7% |
第47回 | 88.5% |
第46回 | 60.5% |
第45回 | 92.3% |
第44回 | 60.1% |
第43回 | 85.6% |
第42回 | 61.7% |
第41回 | 85.1% |
第40回 | 58.1% |
引用元
公益財団法人理美容師試験研修センター:過去の試験実施状況
奇数回(1月下旬~2月上旬に実技・3月上旬に筆記)は90%弱、偶数回(7月下旬~8月上旬に実技・9月上旬に筆記)は60%前後の合格率です。
開催時期によって難易度が異なるわけではなく、奇数回は専門学校の卒業時期に近いことがあり、その年度に卒業を予定している受験者が多いことが合格率に影響していると考えられます。
国家試験に合格したら免許を申請しよう
美容師の国家試験に合格後、下記の書類を揃え、公益財団法人理美容師試験研修センターへ送付し、美容師免許の申請をします。
・免許申請書(国家試験の合格通知に同封)
・戸籍抄本または本籍が記載された住民票
・精神機能の障害の有無について診断した医師の診断書
・登録事務手数料の受領証(払込票は国家試験の合格通知に同封)
・登録免許税分の収入印紙
免許証の交付には2〜4週間かかります。
美容師免許以外にも持っていると役立つ資格や知識がある!
美容師免許は美容師になるために必須の資格ですが、そのほかにも取っておくと役立つ資格があります。美容師としてのスキルアップや、独立する際にさまざまなサロンメニューを用意できるなど、さまざまなメリットが得られるでしょう。
ここでは、美容師に役立つ資格や知識を7つ紹介します。
1.管理美容師
管理美容師は、美容室における衛生管理の知識を有していることを証明できる資格です。美容師が常に2人以上働いている美容室などの美容所では、衛生管理のための管理者を置くことが義務付けられています。
管理美容師になるためには3日間の講習を受ける必要があり、その受講資格は、美容師免許の交付を受けてから、3年以上美容業務に従事した者とされています。
引用元
公益財団法人理美容師試験研修センター:令和6年度管理美容師資格認定講習会のご案内
関連記事
管理美容師の資格とは? 資格取得の条件と将来性について紹介
2.JMA|日本メイクアップ技術検定試験
一般社団法人JMAが行っている試験。 JMAが定める正しいメイク基準を基本とし、技術力や接客力、知識力を高めることを目指す検定です。3級~1級の3段階で、それぞれの級に合わせたメイクの実技試験を受けます。
美容師はヘアメイクをセットで依頼されるケースもあるため、役立つ機会のある技術となるでしょう。
3.JNEC|ネイリスト技能検定
公益財団法人日本ネイリスト検定試験センターが行っている試験。ネイリストの正しい技術と知識向上が目的の検定です。1〜3級の3段階で、それぞれに筆記試験と実技試験があります。
近年はヘアサロンにネイルサロンが併設しているケースも多く見られるため、キャリアップに役立つかもしれません。
公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター:ネイリスト技能検定
4.ヘアケアマイスター
日本ヘアケアマイスター協会が実施している認定試験。毛髪診断や皮膚科学など、ヘアケアに関する理論や知識を習得できる試験です。
初級にあたる「プライマリーコース」から、「ミドルコース」「ヘアケアマイスター1次」「ヘアケアマイスター2次」と、4段階で習得していきます。
ヘアケアの専門的な知識をもってお客様へカウンセリングをすることで、より安心感を与えることができるでしょう。
5.色彩技能パーソナルカラー検定
NPO法人日本パーソナルカラー協会が行っている検定試験。肌や瞳などの色に調和する色をパーソナルカラーといい、お客様に似合う色を診断する技能を身につけるのがパーソナルカラー検定です。
初級にあたる「モジュール1」、中級にあたる「モジュール2」は併願受験が可能で、「モジュール2」に合格すると「JPCAパーソナルカラーアシスタントアドバイザー」に認定されます。上級の「モジュール3」に合格すると、「JPCAパーソナルカラーアドバイザー」に認定されます。
美容師とカラーは切り離せないもの。ヘアカラーをはじめ、メイクにおいても役立つ技術となるでしょう。
NPO法人日本パーソナルカラー協会:色彩技能パーソナルカラー検定®
6.着付け技能検定
着付け技能検定は、着物の知識や関連法規について問われる学科試験と、課題とされた着物を制限時間内で着付ける実技試験から成る検定試験です。
2級・1級と等級が定められており、2級の受験には2年以上の実務経験が必要とされます。1級の受験資格は、2級の合格もしくは、職業訓練の修了など経験に応じた年数の実務経験が必要です。
なお、いずれの級も学科試験に合格しなければ、実技試験を受けることはできません。
関連記事
着付け技能士の資格試験に必要な実務経験とは?どこで経験を積めばいいの?
7.ケミカル講座やセミナー
ヘアサロンで使用する、シャンプーやカラー剤、パーマ剤などのケミカル用品に関する講座も実施されています。
お客様によっては、ケミカル用品でトラブルが発生する場合もあります。そのようなトラブルを事前に防ぐため、ケミカル用品の理論を学んだり、知識を深めておくことも重要といえます。
また、心理学やカウンセラー向けのセミナーに参加するのも良いでしょう。美容師は、お客様のニーズを理解するスキルが必要です。ニーズを理解した上で適切な提案ができるよう、接客のスキルを磨くことも大切です。
アシスタントもスタイリストも! 美容師が磨くべき技術とスキルを解説
美容師は手に技術を持つ職業のひとつです。ヘアスタイリングのプロとして、お客様の希望を考慮しながら「美」を提供するためには、さまざまな技術が必要になります。ここでは、美容師が一流のスタイリストになるために磨くべき技術とスキルを紹介します。
1. カットやパーマなどの技術力|お客様の希望を叶える施術
美容師の基本的なスキルといえば、カットやパーマなどの技術力でしょう。お客様の理想のヘアスタイルに仕上げるためには、正確なカット技術や、パーマやカラーリングをきれいに仕上げるための技術、お客様にリラックスしてもらえるようなシャンプー技術などが必要です。
お客様の希望を叶えるための技術力の向上は、美容師にとっては一番の課題といえるでしょう。
2. カウンセリング力|お客様の希望を正確に把握しつつ提案する
お客様の悩みやなりたいイメージを正確に理解するためには、傾聴力が必要です。
お客様がイメージしているスタイルが抽象的な場合もあれば、上手に伝えるのが苦手な人もいます。そのようなときに、お客様に寄り添い親身になって話を聞くことで、正確なイメージを把握できるようになるでしょう。
また、お客様の希望のヘアスタイルに仕上げることは大切ですが、客観的に見てお客様がより美しく見えるヘアスタイルを提案する、プレゼンテーション能力も必要です。
3. 観察力|お客様の好みを察知する
お客様の服装、メイクなどを見て、好みを察知する観察力も養っておいたほうが良いでしょう。かわいらしい服装やメイクをしているお客様にはガーリーなヘアスタイル、モノトーンやシックな服装でシンプルなメイクのお客様には大人っぽいヘアスタイルなど、観察力がつけば、おおよその傾向もわかってきます。
また、顔型などから似合うヘアスタイルを提案することで、お客様のコンプレックス解消に役立つ場合もあります。
4. 流行のアンテナ感度|トレンドに敏感に反応する
ヘアスタイルは時代によって変化していくため、同じショートボブであっても、現在の流行と数年前ではスタイルが少し違います。美容師は、時代の流行や最新の情報をいち早くキャッチするために、アンテナの感度を高めておかなくてはなりません。
5. コミュニケーション・接客力|お客様に心地よい時間を提供する
サロンではお客様と美容師がマンツーマンでの施術になるため、会話やコミュニケーションが必要になります。コミュニケーションを取りながら、お客様に居心地のよい空間を提供して「またこのサロンに来たい」と思ってもらえるような接客を心がけましょう。
ただし、お客様のなかには、あまり話したくないという人もいます。お客様の様子をよく見極めながら、それぞれのお客様に合わせた接客を行うことが重要です。
6. デザイン力|お客様に似合うヘアスタイルをデザインする
お客様のなかには、スタイリストに自分が似合うヘアスタイルになるようにと「お任せ」で依頼する方もいます。その場合、お客様の魅力が引き出せるヘアスタイルをデザインできる能力が必要です。
お客様とのカウンセリングのなかで希望のヘアスタイルをイメージして、実際にデザインとして落とし込めるスキルを磨きましょう。
7. 向上心|自分の技術をさらに高める努力ができる
美容師は、日々移り変わるトレンドを意識しながらスキルアップを目指していきます。技術力、接客力、カウンセリング力、デザイン力、トレンドへの感度など、つねに磨く努力ができる職業でもあるのです。
向上心を持つことで、自身の成長を感じながらできる仕事にやりがいが生まれるでしょう。
何が重要? 美容師向きの適性とは
美容師には技術力のほかにもコミュニケーション力など、さまざまな能力が必要です。ここでは、美容師として活躍するのに向いている適性について紹介します。
1. 美容やおしゃれが好き|知識や情報の収集が苦にならない
美容師はお客様に似合う「美」を提供する職業です。そのため、お客様に満足してもらえるようなサービスを提供するためには、美容師自身が美容やおしゃれが好きでなくてはいけません。
また、「今なにが流行しているのか」などトレンドに関する情報収集が苦にならず、積極的に情報収集やスキルアップするための勉強ができる人に向いています。
2. 人が好きで、積極的にサポートしたい
美容師は接客業でありサービス業でもあるため、まず人と接することが好きでなければいけません。初対面の人とも会話することに抵抗がなく、話を繋げられるコミュニケーション能力が大切です。
さらに、お客様がきれいになっていくのにやりがいを感じていて、積極的にサポートをしていきたいと考えている人は、美容師に向いているといえるでしょう。
3. 忍耐力や体力|長時間の仕事を乗り切れる
美容師はまず、アシスタントとしてサロンでスタイリストになるための下積みがあります。アシスタントの間は営業時間中、シャンプーやスタイリストの補助などのさまざまな仕事があり、営業時間終了後は先輩スタイリストから技術を学びます。そのため、長時間労働になりがちです。
その後、スタイリストになってからも、基本的には立ち仕事となる上、忙しい日は休憩が取れないこともあるため、それらを乗り切るための体力と忍耐力が必要です。
美容師に器用・不器用は関係ある?
美容師は器用な人が向いている、と考える方は多いでしょうか。美容師を志していて自分が不器用だと感じている人は、「向いていないのかな……」と落ち込んだ経験もあることでしょう。しかし、実は美容師に器用・不器用はあまり関係ありません。
美容師の養成施設に通っているときや美容師になって間もないうちは、器用な人のほうが早く技術を習得していくように見えるかもしれません。スムーズにステップアップしていく人を見て、うらやましく思うこともあるでしょう。
ところが、不器用な人ほど忍耐強く努力を重ね、時間がかかってもしっかりとした技術を身に付けられるケースも多いです。
また、利き手が左手であることを理由に、美容師が向いていないと諦めてしまうケースもあります。しかし、左利き用のハサミも販売されていますので、諦める必要はありません。
もともとの特性よりも、美容師の仕事や人が好きなこと、忍耐力があることなどのほうが、美容師として重要なことと言えるでしょう。
大丈夫? 押さえておきたい美容師のマナー
接客業である美容師は、お客様に対するマナーも覚えておかなくてはいけません。とくに施術中はお客様とマンツーマンになるため、マナーや言葉使いなどをしっかりと身に付けておきましょう。ここでは美容師として押さえておきたいマナーを紹介します。
1. 挨拶は基本! 明るい笑顔で迎えよう
どんな職業であっても、挨拶は基本です。とくに接客業では、来店するお客様に明るく笑顔で挨拶をして迎えることが大切。はじめての来店に緊張しているお客様に対しても、来店時にスタッフが明るく対応すれば安心できるでしょう。
お客様にサロンですてきな時間を過ごしてもらうためにも、笑顔で挨拶することが大切です。
2. 電話応対は忙しいときでもていねいに
予約の受付や問い合わせなども、アシスタントやスタイリストの仕事です。
忙しいときに問い合わせの電話が鳴ったとしても、素っ気ない態度や忙しいからといって早口でまくし立てるような口調は禁物です。
電話では相手の顔が見えないため、口調だけでお客様は判断してしまいます。どんなに忙しいときでも、電話応対ではていねいに接するように心がけましょう。
3. 砕けすぎはNG! 言葉遣いをチェックしよう
リピーターのお客様を何度も施術しているうちに、プライベートの話や悩みごとを聞くこともあるでしょう。親しみを込めて砕けた口調で話してしまいがちですが、なかにはそれを不快に思うお客様もいます。
また、まわりのお客様も聞いていて不快に感じる方もいるので、あくまでもお客様であることを忘れないようにしましょう。
4. 清潔感のある外見を心がけよう
美容師はお客様を美しくする職業です。そのため、自身の身なりにも気を付けなければいけません。サロンの雰囲気にもよりますが、あまり清潔感のないヨレヨレの服装やボサボサのヘアスタイルだと、お客様は不快に感じます。服装やヘアスタイルに乱れがないかは、こまめにチェックするクセを付けましょう。
美容師の働き方や職場にはどんなものがある?
ひとくちに「美容師」と言っても、その働き方や就業先はさまざまです。どのような働き方や就業場所があるか、その代表的な例を紹介します。
美容師の働き方
美容師は、必ずしも美容室に正社員として就職しなければいけない職業ではありません。
正社員の場合は就業先のシフトに応じてフルタイムで働くことが多いため、時間的な自由度は低いかもしれません。しかし福利厚生があり、毎月決まった額の収入が得られるため、安定して働くことができます。
一方、業務委託の場合は、勤務時間は自分の都合で調整できる反面、収入が不安定になる可能性があります。
そのほかの選択肢としてパートやアルバイト、フリーランスなど、美容師はさまざまな働き方が可能です。
関連記事
フリーランスの美容師とは? 3つの働き方を紹介|フリーランスで働くメリット・デメリット
美容師が活躍できる職場
美容師の代表的な就職先と言えば美容室ですが、ほかにも下記のように、さまざまな選択肢があります。
・トータルビューティーサロン
・結婚式場(ブライダルサロン)
・ヘアメイク事務所
・訪問美容事務所
それぞれの働き方を詳しく知りたい場合は、下記の記事も参考にしてください。
関連記事
美容師として就職する際のサロン選びのポイントは?就職先の探し方や採用されるために必要な準備も紹介
美容師の求人を探す方法
美容師の求人を探す際に、おすすめの方法を2つ紹介します。
就職支援エージェントを利用する
就職支援エージェントは、希望する条件に沿った求人のマッチングをしてくれるサービスです。キャリアカウンセリングや履歴書の作成アドバイスなど、就職に関するさまざまなサポートを行ってくれます。
さまざまなエージェントがありますが、美容師の求人に特化したサイトや、美容業界での実績の多いエージェントの利用がおすすめです。
求人情報サイトで検索する
求人情報サイトは、Webサイト上に掲載された求人のなかから、自分に合った求人を検索できるサービスです。
自分の好きなタイミングで求人を探したい場合は、求人情報サイトを利用すると良いでしょう。
自分に合った求人を見つけるならリジョブ
自分に合った美容師の求人を探すなら、美容・ヘルスケア業界に特化した求人情報サイト「リジョブ」がおすすめです。
リジョブは豊富な検索条件が選べるため、希望に沿った求人が見つけやすくなっています。
例えば「大手サロン」や「個人サロン」といったサロン規模による絞り込みや、「ヘアカット専門店」「ヘアカラー専門店」といった検索条件を指定することもできます。
求人の掲載情報には、美容室のこだわりやアピールも記載されていることもあり、自分に合った職場探しの参考となるでしょう。
美容師の応募書類の書き方のポイント
求人へ応募した際に、面接までたどり着けるか否かは、応募書類にかかっていると言っても過言ではありません。基本的な書き方のマナーを理解した上で、自分の人柄や熱意が伝わる志望動機を記載しましょう。
履歴書を書くときのマナー
履歴書を書く際には、基本的なマナーを守りましょう。
・古い履歴書は使い回さない
・消せるボールペン・修正液は使わない
・見やすく大きな字で丁寧に書く
・学校名や会社名は略さない
・免許・資格名は正式名称で記載する
・書き終わったら誤字・脱字がないか見直す
・書き損じた場合は新しく書き直す
焦ると書き方が雑になりやすく、書き間違いなども起きやすいため、時間に余裕を持ち、落ち着いて書きましょう。
関連記事
美容師の履歴書の書き方を詳しく解説|志望動機の例文やアピール方法、注意点や面接のポイントも紹介
志望動機を書くときのポイント
美容師を目指した理由や、美容師としての目標やキャリアプランを記載することで、仕事に対する熱意をアピールできます。
さらに、数ある美容室があるなかで、そしてさまざまな働き方が選べるなかで、なぜその応募先を選んだのか、その理由もしっかり伝えましょう。そのためには、応募先についてきちんと知る必要があります。SNSやホームページなど、求人情報以外もチェックしましょう。
また、いずれ独立する意思がある場合でも、就業先が独立支援などを行っていない場合は、長く働く気がないと捉えられてしまう可能性が高いため、書かない方が良いでしょう。
関連記事
美容師の志望動機に書くべき内容とは?書き方のポイントやおすすめの例文、NG例を紹介
美容師の面接のポイント
面接の際は、清潔感のある身だしなみが重要です。私服を指定された場合でも、派手なものや露出の多い服装は避けた方が無難です。同様に、髪型やネイル、アクセサリーも派手なもの・華美なものは避け、仕事に差し支えない装いを意識しましょう。
なお、美容師は技術職でありながら接客業でもあるため、ハキハキした受け答えを心がけましょう。よく聞かれる質問は事前に調べ、自分なりの答えを決めておくことで、自信のある受け答えにもつながります。
関連記事
美容師の面接|面接の流れやマナー、質問の意図や回答のポイントを紹介
面接での自己PRのポイント
自己PRに長所をいくつも詰め込むと、ひとつひとつの印象が薄れ、かえって長所が伝わりにくくなってしまう可能性があります。
自分の長所や特技のなかから、応募先のイメージや求める人物像にマッチするものを選び、アピールしましょう。
関連記事
美容師の自己PR例文を新卒・転職者別に紹介|自己分析の方法とポイント
必要なスキルを身に着けて美容師を目指そう
美容師になるために国家資格は必須ですが、それ以外にも着付けやカラーコーディネーターなど、美容師のスキルと組み合わせることで仕事の幅を広げられる民間資格がいろいろあります。
また、美容師は美容室で正社員として働く以外にも、業務委託などに働き方を変えたり、ブライダルサロンなどに働く場所を変えたりといったように、さまざまな働き方の選択肢があります。
美容師としてのスキルを磨き、活躍できる職場を探すなら、美容に特化した求人サイト「リジョブ」の利用がおすすめです。リジョブは、転職満足度が98%※と非常に高いサービスです。ぜひリジョブで自分に合った求人を探して、美容師として活躍する夢を叶えてください。
※ リジョブ経由で採用された1,242名を対象に実施した満足度自社調査より(実施期間:2023年2月8日〜2023年3月8日)