美容師が就職活動前に考えておきたい4つのこと|サロンを選ぶポイントや就職先を探す方法についても紹介

将来の目標を達成するためには、自分に合ったサロンで技術を磨き、スキルアップしていくことがとても大切です。美容師としての就職先には、美容室やサロン以外にも、結婚式場やメイク専門事務所、訪問美容事業所など、さまざまな選択肢があります。

チャンスを広げるためにも、自分に合った職場をみつける方法を知り、自身の興味や能力を最大限に生かせる場所を選びましょう。

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美容師が就職活動前に考えておきたい4つのこととは?

自分に合った美容室をみつけるためには、事前の情報収集が必要です。求人先の条件や仕事場の環境などもチェックして、自分に合った美容室を見つけましょう。

こちらでは、美容師が就職活動をする前にチェックしておきたいことのなかでも、とくに重要なポイントをご紹介します。

1.どんな美容師として活躍したいのか|スタイリスト・ヘアメイクなど

美容師免許を持っていると、スタイリストやヘアメイクアップアーティストとして働くことができます。就職先は、チェーン展開している大型サロンや個人サロン、結婚式場やヘアメイク専門事務所です。

自分に合った美容室をみつけるポイントのひとつに、将来的に自分がどんな美容師になって活躍したいのかを明確にしておくことがあります。

2.どんな風に成長したいのか|キャリアアップの目標

美容師の資格を持っていても、すぐに店舗でお客様のヘアカットをできるわけではありません。まずは、美容師として必要なさまざまなスキルを得るために、アシスタントとして働きはじめます。

この際、じっくりとスキルを磨きたいのか、それとも少しでも早く一人前の美容師としてデビューしたいのか、キャリアアップのための目標を設定しましょう。具体的に設定することで、より明確な目標に向かって進むことができます。

3.将来はどうなりたいのか|サロン開業など

最終的な目標も考えておきましょう。「将来的に独立開業をして独り立ちしたい」と思っている方は、スタッフの独立を支援しているサロンや、フランチャイズの美容室で働きましょう。

こういった職場では、先輩たちが独立していく姿を近くで見ることができたり、経営についても学んだりがしやすいでしょう。将来的な目標を定めることで、キャリアアップも早くできる可能性があります。

4.サロンに希望する条件|労働環境・給与など

もちろん働くための労働条件も大切です。「給料は何万円以上ほしい」「自宅から通いたい」「休日は何日ほしい」など、希望する条件はいくつかあるでしょう。

そのなかでも「これだけは譲れない」という条件の優先順位をつけておくことが大切です。優先順位をつけることで、いくつかの候補があった場合に選びやすくなります。

自分に合ったサロンを選ぶ5つのポイントを紹介!

将来の目標達成やスキル向上のためには、自分に合ったサロンを選ばなければなりません。ここからは、自分に合ったサロンを選ぶ際にチェックしておきたいポイントを5つご紹介します。

1.店舗の規模や知名度をチェック

働きたい店舗の規模や知名度をチェックしましょう。店舗には大きく分けると、雑誌などに取り上げられるような有名店、いくつもの店舗を持つ大型チェーン店、個人オーナーが経営する個人店の3種類。

それぞれに特徴やメリット、デメリットがあるため、ここではチェックするときに知っておきたいポイントご紹介します。

有名店|ブランド力が高い

雑誌やネットなどで紹介されている有名店で働くメリットは、やはり「ブランド力」です。著名人が来店するような有名店では、トレンドを意識した最新技術を学べるでしょう。しかし、こういった有名店では全国から選りすぐりの美容師が集まって就職するため、競争率が高くなります。

また入店後もつねにトレンドを意識しなければならず、美容師としてのファッションセンスも求められるでしょう。

大型チェーン店|お客様の数が多い

大型のチェーン店では、男女問わず幅広い層のお客様が来店するため、多角的な技術を学ぶことができます。また、教育システムや福利厚生もしっかりしている店舗が多く、なかにはフランチャイズとして独立を支援してくれる店舗も。

ただし幅広い層に対応するため、最新のトレンドを意識したような技術を学びたい方には、少しもの足りないかもしれません。

個人経営の美容室|地域密着型でアットホーム

個人経営の美容室で働くメリットは、地域密着型でお客様との距離が近く、アットホームなこと。オーナーとの距離が近いため、技術だけではなく、経営や接客のノウハウも学びやすいでしょう。

ただし、環境に慣れてしまいがちなため、「スキルアップしたい」などのモチベーションを保つのがむずかしいかもしれません。

2.スタッフの教育環境|カリキュラムやシステム

どんな店舗が自分に合っているのかを考えたあとは、スタッフとして働いたときの教育環境をチェックします。

美容師の資格を取得してすぐに働く場合は、カリキュラムやシステムが構築されているのか、スタイリストとしてお客様に対応できるまでには何年ぐらいの期間が必要なのかを確認しましょう。

3.サロンの雰囲気|実際に足を運んでみよう

求人を見て気になるサロンがあれば、SNSやサロンのホームページをチェックして、どんな雰囲気なのか見てみましょう。

条件面では自分の希望どおりでも、雰囲気が自分に合っていないと入店してから「こんなはずではなかった」ということにもなりかねません。できれば実際にサロンに足を運んでみると、自分の肌で雰囲気を感じられるためおすすめです。

4.サロンの労働条件・求人情報|勤務時間や給料など

美容師として働く際、労働条件はとても重要です。勤務時間や給料、休日などはもちろんのこと、社会保険や自身が求めている福利厚生がしっかりとしているかなどを確かめましょう。

このとき、アシスタントとスタイリストは給料体制が異なるサロンや、歩合制を導入しているサロンが多いため、具体的な給与体系を確認しておくとよいです。

5.オーナーの経営方針|共感できるものがあるか

最後にチェックしたいのがサロンのオーナーの経営方針です。とくに個人経営のサロンで働くとオーナーの影響を受けやすいため、オーナーの経営方針や考え方は要チェックです。

サロンのホームページやオーナーが発信しているSNSなどを見て、自分と考え方が似ているか、オーナーの考え方に共感できるものがあるのかを確認しておきましょう。

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美容師の就職先を探す方法

美容師としてどこで働くかは、自分のキャリアや成長に大きな影響を与える重要な決断です。適切な方法を使い、自分に合った美容室やサロンをみつけましょう。こちらでは、就職先を探す効果的な方法をご紹介します。

求人情報誌や求人サイト

新しい職場をみつける際、求人情報誌や求人サイトは重要な情報源です。たとえば自分が働きたいエリアの求人情報誌だと、現地の美容室の募集情報が掲載されるので、自分の希望する場所で働くチャンスを見逃さずに済みます。

多くの情報を一度に収集したいときには、オンライン上の求人サイトを利用することも有効です。美容に特化した求人サイトには美容師向けの職場情報が豊富にあるため、自分に合った職場をみつけやすくなります。

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サロンのホームページやSNS

気になるサロンのホームページやSNSもチェックしましょう。サロンの基本情報や特徴、得意分野などを詳しく見られるからです。ホームページには、サロンのコンセプトや施術メニュー、スタッフ紹介などが掲載され、画像などからサロンの雰囲気もつかめます。

サロンやスタッフのSNSアカウントに日常の様子や仕事の内容が公開されていれば、先輩美容師の仕事ぶりや人柄なども書かれているかもしれません。自分に合った職場かどうかを判断する基準のひとつ手がかりとなりえます。

サロンに見学に行く

ホームページや求人情報だけでなく、実際にサロンに足を運ぶことも大切です。営業時間中に訪問して、サロンのリアルな雰囲気や働き方を直接感じてみましょう。スタッフの働きぶりやお客様の様子も観察でき、自分に合っていそうかどうかを判断する材料になります。

もしも直接見学が難しい場合は、客としてサロンを利用してみるのも手です。スタッフとのコミュニケーションを通じてサロンの雰囲気や特徴を感じ取り、施術の質やスタッフの対応などもチェックできます。

先輩や知り合いに聞く

先輩や知り合いの声を聞くことは非常に有益なので、美容学校の先輩や知り合いに連絡して、OG・OB訪問をする方法もあります。すでに美容師としての経験を積んでいる先輩たちのリアルな声を聞くことで、求人情報やホームページでは分からない詳細な情報を得られるかもしれません。

知り合いがサロンで働いている場合は、体験談や意見などの情報を聞いてみましょう。プラス面だけでなく、デメリットや注意点についても聞くことが重要です。

美容院やサロン以外にどんな就職先がある?

美容師としての就職先は、美容院やサロンだけではありません。美容業界の技術やスキルは、ほかの分野でも求められるため、就職先の選択肢もさまざまです。こちらでは、美容院やサロン以外の就職先をご紹介します。

結婚式場

結婚式場での美容師の役割は、お客様の大切な瞬間をより特別なものにすることです。技術力だけでなくコミュニケーション能力やセンスも求められ、晴れの日を彩るお手伝いを通じて、人々の幸せな瞬間に携わる喜びを感じられるでしょう。

具体的な仕事内容は、新郎新婦や親族のヘアセットやメイク、着付けなどです。新郎新婦や参列者の笑顔をより輝かせるために、その日の雰囲気やテーマに合わせてアレンジを施し、おふたりの最良の一日を演出します。

ヘアメイク事務所

ヘアメイク事務所は、テレビや映画の撮影所、ファッションショーや広告などのプロジェクトにおいて、ヘアセットやメイクを担当するプロフェッショナル集団です。モデルやタレント、俳優などのメイクやヘアスタイリングを担当する際は、カメラの前でその魅力を最大限に引き出します。

美容師の仕事は、ファッションショーや撮影現場などで、デザイナーやクリエイターのコンセプトを理解し、その世界観に合わせたヘアやメイクを提供することです。そのため、クリエイティブな発想力やテクニカルなスキルが求められます。テレビなどのメディアをとおして、自分の技術やアートを広く社会に発信できる点が魅力です。

トータルビューティーサロン

美容の幅を広げるなら、トータルビューティーサロンも魅力的な選択肢です。お客様の美しさを総合的に追求し、ヘアセットだけでなく、ネイルやまつエクなどさまざまな美容サービスをひとつの店舗で提供します。

たとえば、まつエクの施術を行うためにも美容師の資格は必要とされています。また、技術力や専門知識が求められるため、まつエクに関する民間資格を取得する人も多くいます。

トータルビューティーサロンでのキャリアを追求するためには、トータルビューティーアドバイザーとしての資格やスキルも求められます。美容学校で専門的な勉強やトレーニングを受けることで、幅広いサービスを提供するエキスパートとして成長できるでしょう。

訪問美容事業所

近年は、美容の提供方法も多様化しており、美容サービスを提供する訪問美容事業所の需要も高まっています。訪問美容事業所での仕事は、美容師としての技術を社会的な役割と結びつけ、美容の力でお客様の生活を豊かにすることです。

訪問美容事業所での美容師は、高齢者の方や、病気や障がいのある方、出産後の女性など、さまざまな理由で外出が難しいお客様のご自宅へ訪問し、シャプーやカットなどの施術を提供します。そのため、訪問美容師は、技術力やコミュニケーション能力に加えて、介護の知識などがあると望ましいでしょう。

訪問美容師とは? 個人で開業する前に知っておきたい基礎知識|開業に必要なものと費用の目安

美容師の資格を活かせる職場は幅広い! 自分に合った環境を探そう

美容師の資格を持つと、美容室だけでなく、結婚式場やメイク専門事務所など幅広い職場で働けます。将来的には独立開業も視野に入れ、求人雑誌や求人サイトなどから就職情報をえて、訪問美容事業所やヘアメイク事務所などの選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。

先輩や知り合いのアドバイスも考慮し、自身のやりたいことができる自分に合った職場を見つけ、スキルアップを目指しましょう。

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