鍼灸師はアルバイトでも働ける? 学校に通いながらでも治療院でアルバイトできる?

さて、鍼灸師に限らず、美容師、理容師など、国家資格の取得を目指す方にとってみれば、学校に通いながらアルバイトを通して、現場での実践経験を積みたいという方は多いことと察します。

理容師や美容師を目指す人はよく店舗で見習いとして働くようですが、鍼灸師は同じように、通学しながら治療院でアルバイトをすることは可能なのでしょうか?

これから、鍼灸師はアルバイトでもなることができるのか、また通学しながらアルバイトとして治療院で働くことができるのか、について解説していこうと思います。

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鍼灸師のアルバイトは需要が高い!

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実を言うと、鍼灸師のアルバイトはとても需要が高いです。とはいえ、アルバイトともなれば、時給がどれくらいなのかは当然気になることでしょうし、どんな人に向いているのか、も気になるのではと思います。

そこで、ここからは、鍼灸師のアルバイトまたはパートの時給相場に関してご紹介したのち、どのような方に適しているのかについても併せてお話していきましょう。

アルバイトの時給相場は?

一部、日給での支給を行う治療院や歩合制になっている治療院なども見受けられましたが、鍼灸師のアルバイトは、おおむね時給950円~1,500円の間が相場のようです。

また、中には時給2,000円という高額な求人もあり、資格の有無、経験の有無、または経験年数によって更に変わってくるようです。そのため、鍼灸師のアルバイトは働きやすく、時給も高い希少なアルバイトと言えるのではないでしょうか。

鍼灸師のアルバイト・パートはこんな方におすすめ!

鍼灸師のアルバイトは、時給1000円以上の求人が多く、かつ中には週1日~OKという求人もあるなど働きやすさが感じられます。では、どのような方に適した働き方なのかを見ていきましょう。

子育て中の方

週1日~気軽に働きに出られるという事もあり、子育て中の方にお勧めの働き方です。

子育て中は、幼稚園や保育園のお迎えの時間までしか働けなかったり、子供が体調を崩せばお休みしなければならなかったり、色々と時間の制約があります。時間の融通が利く鍼灸師のバイトは、子育てと両立しやすいと考えられます。

また、子供が待機児童になってしまっていて、今まで働きに出られなかった人もいるかもしれません。最近は、託児サービスや保育園併設の鍼灸院も徐々に増え、子供の傍で働ける今まで以上に働きやすい環境が整備されてきています。

扶養内で働かなければならない主婦・主夫

他にも、子供がいるいないに関わらず、扶養内で働かなければならない主婦、主夫の方にもお勧めできる働き方です。以前は鍼灸師としてフルタイムで活躍されていた方が、結婚等の事情で勤務形態を変えざるをえない場合等を指します。

扶養内という制限はあるものの、資格を活かして少しでも稼ぎたいという方には特にお勧めです。新しいアルバイトを探して、その業務を一から覚えるくらいならば、せっかく取得した国家資格を活かしたほうがスマートに違いありません。

しかしながら、正社員で働いていた時とは異なり、アルバイトともなれば賞与も無くなります。充実していた福利厚生や各種手当も無くなり、柔軟に働ける一方で以前よりもマイナスな部分も出てきてしまいます。

他の資格試験の勉強をしつつ働きたい人

また、他の資格試験の勉強に忙しい人にも、お勧めしたい働き方です。他の資格試験の合格のために日々一生懸命勉強している方にも、息抜きする時間は最低限必要ではないでしょうか。

短日数、数時間から働けるのであれば、余計な負担にならず、勉強との両立も十分可能となるでしょう。また、資格試験の受験にも結構な費用がかかりますから、受験費用を稼ぐために、短い時間で賢く働くのもお勧めできます。

特に、はり師、きゅう師の資格は既に取得済みで、新たに柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師の取得を目指そうという方もいらっしゃることでしょう。有資格者として働きに出ながら、現場で学ぶというスタイルもあるのではないでしょうか?

将来の施術所開業に向けて働く人

フルタイムの正社員として勤めてしまうと、辞めにくいという欠点があります。将来の独立、施術所開業を見据えているのであれば、あえてアルバイトという雇用形態を選択する方も多いでしょう。

開業資金をコツコツ稼いだり、独立してやっていけるようアルバイトをして施術に磨きをかけたりするという人もいるかもしれません。もしくは尊敬する先輩や師匠の元で指導を仰ぐという人もいるのではないでしょうか。

アルバイトでも鍼灸師の資格は必要?

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ところで、アルバイトであっても鍼灸師の資格は必要なのか、気になっている方も少なくないはずです。

冒頭でも触れたように、学生が治療院で実際に施術を見て学ぶことは、大きな経験値になります。ゆえに、通学しながら働きたいという方は結構いると推測できます。

では、鍼灸師のアルバイトには国家資格が必要なのでしょうか。また国家資格未取得者であっても、学びながらアルバイトをすることはできるのか、についても詳しく解説していきましょう。

施術をする場合は国家資格が必要!

鍼灸院に限らず、働くフィールドが例え、スポーツジムやエステなどでも、あなたが患者の施術を担当するのであれば国家資格が必要です。これは、雇用形態による違いはなく、施術をするかどうかで違います。

したがって、鍼灸師のアルバイトとして働くのであれば国家資格を持っていなければなりません。もちろん、アルバイトだけでなく、パートであろうと、業務委託であろうと、非常勤スタッフだとしてもです。施術をするならば資格は必須です。

鍼灸を学びながら治療院でバイトはできる?

では、国家資格がない学生が治療院や施術所で学びながらアルバイトをすることは当然NGということになるのでしょうか?いいえ、実はそうではありません。

全ての治療院が受け入れてくれるわけではありませんが、学生を受け入れてくださることもあります。アルバイトとして働きながら、実際に現場で施術をするプロの鍼灸師の姿を間近で見ることができるのは、学生にとってはとても良い経験です。

また、無事に国家試験に合格したのちは、同じ鍼灸師という立場となって、ご指導いただけるようになります。下積み時代から面倒を見てもらえるというのも治療院でアルバイトをする醍醐味ではないでしょうか。

アシスタント・見習いとして現場で学ぼう!

当然のことになりますが、アルバイトをしていても国家資格を取得するまでは施術には携わることはできません。あくまでも鍼灸師の見習い、アシスタントという立場であることを常にわきまえて行動する必要があります。

治療院の清掃や、受付などご自身ができることを最大限やりながら、プロの鍼灸師の技術をいっぱい見て、吸収して、充実した時間になるように努めましょう。

また、学校で学んだ知識の確認の場として、アルバイトの時間を上手に活用できるとなお良いのではないでしょうか。終業後の時間に、気軽に質問できたり、練習相手になってくれたりする、歳が近い先輩を見つけておくのもお勧めです。

学生見習い鍼灸師の時給は下がる?

アルバイトと学生見習いとで募集職種を分けている求人もあります。そういった場合には時給はどうなるのでしょうか?いくつか求人例をご紹介します。
・A鍼灸院 アルバイト:時給850~1200円、学生見習い:時給850円~
・B鍼灸院 アルバイト:時給1000~1500円、学生見習い:時給800円~

中には、A鍼灸院のように下限は一緒の金額に設定されているところもありましたが、B鍼灸院のように学生見習いはアルバイトより時給が低い場合が多いです。せっかくアルバイトをするのであれば出来る限り高給な方が良いでしょう。

ゆえに、この時給の低さを懸念してしまう気持ちも分からなくはありません。しかし、見習いとして時給の高さよりも、プロの鍼灸師の施術を間近に見ながら修行を積めることを大切にしてほしいと思います。

学生見習い鍼灸師バイトの探し方

まず、美容もしくは医療系の求人サイトを活用しましょう。しかしながら、ここで言うアルバイトは、国家資格を持った人を指す場合があるので、学生の採用有無など気になる店舗や鍼灸院があれば問い合わせを行うことをお勧めします。

また、検索エンジンに「学生見習い」と入れてみてはいかがでしょうか?より確実に学生歓迎の治療院がヒットすることと思います。資格取得後も同じ治療院で勤務する可能性を考えると、バイト先の施術所選びもとても重要です。

時給や待遇などしっかりと問い合わせをしたうえで、ここならば、と納得がいくところでアルバイトを開始しましょう。特に、雑用ばかり押し付けられるのではなく、終業後などに色々と教えてもらえる職場環境がより適していると言えます。

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鍼灸師はアルバイト・パートでも働ける! 自分に合った職場を探そう

鍼灸師は正社員はもちろんのこと、アルバイトやパートとしても働くことが可能です。したがって、国家資格を活かして、ご自身の都合やライフスタイルに合わせて柔軟に働くことができます。

時給が高く、週の最低出勤日数も1日~や、3日~というところが多く、子育て中の方や、一度キャリアを断絶してしまった方など、様々な事情からフルタイム勤務が難しい人に特に人気の働き方です。

また、鍼灸師を志し、日々養成学校で勉強に励んでいる学生が、見習いとしてアルバイトをすることもできます。学校の学びだけでは足りないことが多いですから、社会に出て通用する鍼灸師になるためにも、是非挑戦してもらいたいものです。

実際の治療院で、患者に施術をする先輩方のすぐ傍で働くことができる、鍼灸師のアルバイトは、学生時代の貴重な財産となるのではないでしょうか。

とにもかくにも、学生、社会人どちらにせよ、アルバイトを始めるにあたっては、時給や待遇面、職場の雰囲気などしっかりと下調べを行うことが重要です。ご自身に合った職場を見つけて、最高のアルバイトデビューを迎えてください。

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