鍼灸学生はアルバイトとして働ける? メリットや注意点についても紹介
鍼灸師を目指して学校に通っている人のなかには、在学中から鍼灸院などの現場で学びたいと考えている人もいることでしょう。
しかし、国家資格をまだ取得していない学生でも鍼灸師として働けるのか、疑問を抱く人も少なくないようです。
そこでこの記事では、鍼灸学生が実際に現場でアルバイトできるのか、その際のメリットと注意点を詳しく解説します。
アルバイトでも鍼灸師の資格は必要?
アルバイトであっても鍼灸師の資格は必要なのか、気になっている方も少なくないはずです。
鍼灸について学んでいる学生にとって、実際に施術を見て学ぶことは、将来のための大きな経験値になります。
しかし鍼灸師のアルバイトには国家資格が必要なのでしょうか。また、国家資格未取得者であっても、学びながらアルバイトをすることはできるのかについて、詳しく解説します。
施術をする場合は国家資格が必要!
アルバイト先が鍼灸院であれスポーツジムであれ、鍼灸師として患者の施術を担当するのであれば国家資格が必要です。これは、雇用形態による違いはなく、施術をするかどうかで違います。
したがって、鍼灸師のアルバイトとして施術するのであれば、国家資格を持っていなければなりません。もちろん、アルバイトだけでなく、パートであろうと、業務委託であろうと、非常勤スタッフだとしてもです。施術をするならば資格は必須です。
正確に言えば、「鍼灸師」という名称の国家資格は存在しません。実際には、「はり師」と「きゅう師」の両方の国家資格を持つ人を指して「鍼灸師」と呼んでいます。
鍼灸師の資格取得方法についてより詳しく知りたい場合は、下記の記事を参考にしてください。
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鍼灸を学びながら治療院でバイトはできる?
国家資格を取得していなければ、鍼灸師として施術を行うことはできません。しかし、施術はできなくても、鍼灸院でアルバイトとして働ける機会はあります。
すべての治療院で受け入れているわけではありませんが、鍼灸学生を受け入れている場合もあります。アルバイトとして働きながら、実際に現場で施術をするプロの鍼灸師の姿を間近で見ることができる点は、学生にとってとても良い経験です。
アシスタント・見習いとして現場で学ぼう!
先述のように、アルバイトをしていても国家資格を取得するまでは施術に携わることはできません。あくまでも鍼灸師の見習い、アシスタントという立場であることを常にわきまえて行動する必要があります。
治療院の清掃や、受付など自身ができることを最大限やりながら、プロの鍼灸師の技術を見て、吸収して、充実した時間になるように努めましょう。
また、学校で学んだ知識の確認の場として、アルバイトの時間を上手に活用できるとなお良いでしょう。終業後に気軽に質問できたり、練習相手になってくれたりする先輩を見つけておくのもおすすめです。
学生見習い鍼灸師バイトの探し方
鍼灸師のアルバイトを探す際、美容もしくは医療系の求人に特化した求人サイトの活用がおすすめです。ただし、国家資格を持っていることが必須条件となっている場合もあります。気になる店舗や鍼灸院を見つけたら、学生アルバイトの採用有無を問い合わせてみても良いでしょう。
また、求人サイトの検索エンジンに「学生歓迎」と入れて検索することで、より確実に学生の受け入れを行っている治療院を見つけられます。資格取得後も同じ治療院で勤務する可能性もゼロではないため、バイト先となる施術所選びはとても重要です。
時給や待遇などしっかりと問い合わせた上で、ここならば、と納得がいく場所でアルバイトを開始しましょう。特に、雑用ばかり押し付けられるのではなく、終業後などにいろいろと教えてもらえる職場環境がより適していると言えます。
鍼灸学生がアルバイトで働くメリットと注意点
鍼灸師を目指す学生にとって、鍼灸院でのアルバイトは単なる収入源以上の価値があります。実際に現場で働く経験は、体験することでしか得られない貴重な学びの機会となるためです。
ここでは鍼灸学生がアルバイトをする際のメリットと、注意するべきポイントについて詳しく解説します。
現場のことが学べる
鍼灸院によって多少異なる点はあるかもしれませんが、現場で働くことで、診療や治療のおおよその流れがわかります。
また、実際に鍼灸院を訪れる患者と接するなかで、コミュニケーションの取り方が身につきます。
おおまかでも鍼灸院での治療の流れがわかっていると、就職に有利な場合があります。特に新卒で就職する際、そのアルバイト経験を持っていることで採用後の即戦力として重宝されるケースもあるためです。
将来設計の参考となる情報が得られる
アルバイトとして実際の現場環境を体験することで、自分に合った職場を考えたり就職先を決める際の参考にしたりすることができます。
また、実際の現場に出ることで、いま求められているスキルや知識を肌で感じることもできます。美容鍼灸師であれば、流行なども現場で学べるかもしれません。
その際に疑問に思ったことや将来について考えたことを、学校に戻った際に先生に相談できるのも、学生アルバイトの特権と言えるでしょう。
学業とのバランスには注意
専門学校や大学で鍼灸師を目指す学生は、非常に幅広い分野について学ぶ必要があります。鍼灸師としての基礎知識や技術の習得、そして国家試験対策は欠かせません。さらに、将来的に開業を目指している場合は、経営や会計について学ぶ時間も必要となります。
そのため、アルバイトに打ち込むあまり学業がおろそかにならないよう、バランスには十分な配慮が必要です。
鍼灸学生がアルバイトとして働ける場所
鍼灸師の就職先・アルバイト先と言えば鍼灸院や整骨院が一般的でした。しかし近年は鍼灸師の活躍の場が広がっていることもあり、それに伴って鍼灸師を目指す学生のアルバイト先も多様化の傾向にあります。
鍼灸師の活躍の場は、鍼灸院などの治療院のほか、美容サロンやスポーツ施設、介護福祉施設などへ広がりをみせているところです。
また、鍼灸院や整骨院など従来からある治療院にも、変化が見られます。たとえば、スポーツ施設に併設されるなど、業務形態も多様化が進んでいるようです。
鍼灸師の活躍の場の広がりについてより詳しく知りたい場合は、下記の記事も参考にしてください。
鍼灸師のパート・アルバイト探しは「リジョブ」がおすすめ
鍼灸師の仕事を探すなら、美容に特化した求人サイト「リジョブ」での検索がおすすめです。
リジョブは美容に特化しているため、求人検索の項目もそれに応じています。一般的な求人サイトにもある雇用形態や福利厚生などの絞り込みはもちろんのこと、希望する職種に応じたこだわり条件で求人を探すことも可能です。
たとえば鍼灸師の場合、「美容鍼灸」や「スポーツトレーナー」などを条件に検索もできます。
また、「学生歓迎」や「新卒歓迎」などの絞り込み条件のほか「未経験歓迎」も、もちろんあります。
実際、鍼灸師の求人は、国家資格を取得している有資格者の場合、実務が未経験でも応募できる求人も少なくありません。
鍼灸学生もパートやアルバイトとして働けます!
鍼灸学生は鍼灸師としての施術は国家資格を取得するまで行えないものの、鍼灸院などでのアルバイトは可能です。
ベテランの鍼灸師の施術を間近で見られたり、実際の施術の流れを知ることは、学校で学んだことを知識だけで終わらせず、実際に現場で使えるスキルとして身につけることに役立つでしょう。
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