オイルとワックスはどう使い分ける? お客様へのアドバイスで押さえておきたいポイントとは

現在では、たくさんのメーカーが多種多様なスタイリング剤を販売しています。そのため、どれを選んでいいかわからない、使い方がわからないというお客様は決して少なくありません。特にヘアオイルとワックスは、どのように使い分ければよいかわからないという相談が少なくないでしょう。

プロの美容師であれば、そのようなお客様に的確なアドバイスができるようにしておきたいものです。そこで今回は、ヘアオイル、ワックスの使い方のおさらいと、それぞれの人気商品をご紹介します。

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オイルとワックスはどう使い分ける? お客様へのアドバイスで押さえておきたいポイントとは

スタイリング剤は数多くありますが、なかでも「ヘアオイル」と「ヘアワックス」の違いや使い方がわからないというお客様は意外と多いものです。

美容師はそうしたお客様に適切なアドバイスができるよう、まずは自分が「オイル」と「ワックス」の違いについて、きちんと把握しておく必要があるのです。まずは、このふたつのおさらいをしておきましょう。

ヘアオイルとワックスの違いを説明できるようにしておこう

ヘアオイルとワックスの違いについて、自分ではわかっていても、第三者にわかるよう説明するのは意外と難しいものです。

「ヘアオイル」と「ヘアワックス」の違いをはじめ、それぞれの用途、選び方、使い方など、お客様に伝えたいポイントを抑えておきましょう。

ヘアオイルとは|嬉しいトリートメント効果もアリ

「ヘアオイル」はトリートメントやヘアセットのときに使うもので、日本では髪にツヤを出すために「椿油」が使われていた時代もあります。現在は、オリーブオイルやホホバオイルなど、髪や頭皮にやさしい植物性のものが人気です。

植物性のヘアオイルは髪に潤いを与え、頭皮の血行をよくする効果が期待できます。さらに髪のダメージを補修してまとまりを持たせる、髪にコーティング効果を与えるなど、トリートメント効果もあるのです。

髪の痛みが気になるというお客様には、ヘアオイルをおすすめしましょう。

ヘアワックスとは|テクスチャは多種類

「ヘアワックス」はヘアセットで使用するスタイリング剤です。ワックスのテクスチャは多様で、クリームタイプ、ファイバータイプ、ジェルタイプ、クレイ・マットタイプ、ジェルタイプ、グリースタイプ、ムースタイプ、ウォータータイプなどがあります。

それぞれ髪質や長さ、仕上がり具合によって使い分けましょう。ワックスを使うことで髪に束感を出せるほか、毛先に動きをつけてアレンジしやすくするといった効果があります。

ワックスの種類によっては、はじめての方にも使いやすいもの、テクニックを要するものがあります。お客様の髪質や長さ、スタイルによって、どのワックスをおすすめするか、きちんと見分けるようにしましょう。

ヘアオイルとワックス、どんなスタイリングにおすすめ?

ヘアオイルとワックスは上述したように用途が異なるため、どちらが適切か迷う方も少なくないでしょう。

ヘアオイルとワックスは、それぞれどのようなスタイリングにおすすめなのか、使い方のポイントもふくめてご紹介します。

ヘアオイル|ぬれ髪を表現するのにおすすめ

ぬれ髪は「ウェットヘア」とも呼ばれる、質感のあるスタイリングです。ヘアオイルを使うと毛束感が出るだけでなく、髪にツヤがでるのでウェット感が増します。

髪のパサつきが気になる方には、ヘアオイルがおすすめです。髪がしっとりした質感になり、ナチュラルなぬれ髪を手に入れることができます。とくにロングヘアの方は毛先がパサつきがちになります。ヘアオイルをつけることで髪に栄養補給ができるうえ、ツヤのある自然な束感の濡れ髪をつくりやすいです。

ヘアワックス|束感や毛先に動きを出すのにおすすめ

ヘアワックスのテクスチャはさまざまですが、柔らかな質感を求めるならクリーム系、ふんわりさせたいならファイバー系、ドライな質感にしたい場合はマット系がおすすめです。

ワックスを毛先につけることで、髪の質感がしっとりして束感が生まれます。毛先に馴染むようにワックスを適量つければ、毛先に自然な動きがでるので、パーマをかけている人にもおすすめです。

ワックスを使いこなせば、クールな雰囲気もガーリーな雰囲気も自在に演出できます。

ヘアオイルとワックスの使い方をおさらいしておこう!

ここまでヘアオイルとワックスの違いや用途を解説しましたが、肝心の使い方を説明できない方は少なくないでしょう。

ここからは、ヘアスタイリングにおいて非常に重要な、それぞれの使い方をおさらいしましょう。

ヘアオイルの使い方|お客様にお伝えしたいポイント

ヘアオイルは手のひらにまんべんなく広げて、髪の内側から手ですくように少しずつつけます。とくに傷みが気になる部分には、しっかりとオイルを染みこませましょう。

100%天然オイルのものであれば、頭皮についても問題ありません。頭皮の血行をよくするために、ヘアオイルをつけてマッサージするのもおすすめです。

ヘアオイルの適量は、ショートなら1~2滴、セミロングなら2~3滴、ロングなら3~4滴とされています。付けすぎてしまうとベタつくうえ、オイルが酸化して髪を傷める原因にもなるので注意しましょう。

ヘアワックスの使い方|お客様にお伝えしたいポイント

ワックスは髪質や長さ、ヘアスタイルによって使い方が違うと思われがちです。しかし、ワックスの基本的な使い方は同じで、決して難しくありません。

ワックスは乾いた髪になじませます。ぬれた髪につけると髪が重くなってしまうので注意してください。適量は10円玉サイズで、両手にムラなく伸ばしましょう。

ショートなら全体的にワックスを揉み込むように付けます。ボブやセミロングの場合は、ワックスを髪の根元につけすぎるとボリュームがつきすぎて、バランスを崩してしまうので注意しましょう。

ロングの場合は中間から毛先にかけて、部分的にワックスをつけましょう。毛先をクシャクシャと揉み込むと、毛先に自然な動きがでるようになります。

口コミで人気のヘアオイルとワックスをご紹介!

ここからは、口コミで人気のヘアオイルとワックスをご紹介します。それぞれのメーカーごとに特徴があるので、お客様の用途にあったスタイリング剤をおすすめしてあげましょう。

 

ヘアオイルのおすすめ商品を紹介!

ヘアオイルのテクスチャもワックス同様多種多様ですが、髪にやさしいトリートメント効果があるものが人気です。まずは、ヘアオイルのおすすめ商品をご紹介します。

ミルボン|ディーセス エルジューダMO

ミルボンからリリースされているこちらのオイルはバオバブオイルとオリーブスクワラン配合で、髪を柔らかくする効果が期待できます。とくに髪質が硬い方におすすめです。

美容院でも使われているヘアオイルで、使えば使うほど髪質がよくなるとユーザーからも高評価を得ています。

出典元:mILBON

ロレアル パリ|エクストラオーディナリー オイル エクラアンペリアル 艶髪オイル

こちらのオイルはフレンチローズオイル配合で、髪に潤いを与え、毛先までシルクのような質感になると評判です。ドライヤーの温風など乾燥から髪を保護してくれるので、忙しい朝のスタイリング剤としても使用できます。

髪のまとまりがよくなった、オイルの心地よい香りが好き、という声が多く見られるヘアオイルです。

出典元:L’OREAL PARiS

ナプラ|N. ポリッシュオイル

天然由来成分のみでできたヘアオイルで、シアバター、ユズセラミド、モリンガエキス、ベビーピーチエキス、アロエ液に加え、6種類のオーガニックハーブエキスが配合されています。

髪のパサつきをおさえ、髪に潤いを与える効果が期待できます。ウェットなツヤ髪、ゆる巻ロング、柔らかい髪質で巻き髪スタイルの方には、とくにおすすめのヘアオイルです。

出典元:nAplA

ヘアワックスのおすすめ商品を紹介!

ワックスは動きのあるスタイルには欠かせません。多種多様なワックスが販売されていますが、ここでは、特に口コミで人気のヘアワックスをご紹介します。

ザ・プロダクト|ヘアワックス

こちらのヘアワックスは自然由来の原料だけで作られており、肌、ネイル、リップまでケアできる優れものです。

成分はシアバター、アロエベラ、ビタミンE、ビーズワックス(ミツロウ)、タンジェリンエッセンシャルオイルです。

スタイリングだけでなく、ハンド&ボディケアまでできる画期的なワックスと、ユーザーからも高評価を得ています。

出典元:product

ミルボン|プレジューム ワックス 7

1965年からヘアサロン専用ブランドとしてプロのヘアデザイナーに愛用されているミルボンからリリースされているこちらのワックスは、信頼できる品質と評判です。

強力なセット力を持っていますが、すぐには固まらないので初めての方でもスタイリングがしやすく、軽い仕上がりで理想のヘアスタイルを長時間キープできます。

出典元:mILBON

ロレッタ|メイクアップワックス 4.0

こだわりの天然素材、かわいらしいパッケージ、そして華やかな香りをコンセプトにしているロレッタは、プロのスタイリストから高い支持を得ているメーカーです。

そのロレッタからリリースされているこちらのワックスは、固すぎず、ベタつきが少なく使いやすいワックスです。ほどよい軽さとキープ力で、毛先に自然な動きを生み出します。

出典元:Loretta

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お客様にいつでもアドバイスできるようにおさらいしておこう!

傷んだ髪へのトリートメント効果やコーティング効果が期待できるヘアオイルと、スタイリング剤として束感を演出し、毛先に自然な動きを生み出すヘアワックスは、適切に使うことで、より魅力的なスタイリングがかないます。とはいえ、ヘアオイルとワックスの違い、それぞれの使い方は、幅広く認知されているとはいえません。使い方がわからないというお客様も少なくないのが現状です。

髪のプロとしてお客様に的確なアドバイスができるよう、常に正しい知識や使い方をおさらいしておきましょう。

参考元:
CanCam.jp 「ヘアスタイリングアイテムの選び方。ワックス、オイル、ヘアバター…結局どれを使えばいいの?」

※1 美容・ヘルスケアの求人・転職サイト20社を対象に、全国の20~50代の男女(業界従事者)1,015名に行ったサイト比較イメージ調査より2021年9月14日~16日 インターネット調査 ゼネラルリサーチ)

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