カットモデルを選ぶ基準とは? 選び方のポイントを解説|カットモデル募集に使える無料アプリを紹介

カットの練習やサロンのカタログ作成で必須となるのがカットモデルです。カットモデルを選ぶ際は明確なカットモデル基準を設けて、目的に合ったカットモデルを選ばなければなりません。

そこで今回の記事では、カットモデルの選び方のポイント、カットモデルを募集・依頼する際の注意点(トラブル防止の方法など)を解説していきます。また、適切なカットモデルをスムーズに見つけるためのおすすめの無料アプリもあわせてご紹介するので、カットモデル選びで困っている方はぜひ利用してみてください。

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カットモデルを選ぶ基準とは? 選び方のポイントを解説

カットモデルの種類には、練習用のカットモデルと、カタログやコンテスト用のサロンモデルの2種類があります。練習用のカットモデルとサロンモデルとでは、モデルの選び方のポイントが変わってくるので注意しましょう。

練習用のカットモデルの場合|髪の長さや髪質で選ぶ

練習用のカットモデルは、その美容師が練習したい技術に合った髪の長さになっているかがポイントです。カット技術やヘアスタイルの種類にはさまざまなものがありますが、髪の長さが適切でなければそれらの練習は不可能になります。また、初心者のカット練習ではカットに失敗してしまうことも多いので、失敗しても問題ないように髪の長いモデルを選んだほうが安心です。

髪の毛は、人によって長さだけでなく髪質も異なります。髪質の違いによってカットの仕方やスタイリングも変わってくるので、一人前の美容師になるためにもさまざまな髪質でのカットを経験しておくことが大切です。そのため、カットモデル選びでは幅広い髪質のモデルを探すことが求められます。

自身がいまどんなカット練習をしたいか、どういう髪質のモデルを必要としているかなどで求めるモデルの条件は異なるので、そのときどきに合わせて適切なモデルを探してみましょう。

サロンモデルの場合|イメージに合う方を選ぶ

カタログやコンテスト用のサロンモデルを選ぶ場合は、練習用とは異なり、スタイルやビジュアルを重視して選ぶことがポイントになります。サロンモデルの良し悪しはそのサロンの印象に大きく影響をおよぼすので、髪型や髪質だけでなく、顔立ちやスタイル、雰囲気といった点を踏まえて選ぶ必要があるでしょう。

サロンのイメージに合ったモデルを探す際、知り合いや関係者のなかに適切なモデルが見つからないときはスカウトをおこないます。適切なサロンモデルを探してスカウトするのはなかなか大変ですが、サロンモデルはサロンのイメージを象徴するものです。そのため、妥協せずにイメージに合うモデルを探すようにしましょう。

コンテスト用のモデルは、実際にコンテスト開催時に人前に出なければならないこともあるので、スカウトの際はその旨を必ず伝えたうえで協力してもらえるかどうかを確認してください。

カットモデルを募集する時・頼む時の注意点

カットモデルをお願いした際、モデルとのあいだでトラブルが起こるケースがあります。どういった形でのトラブルが発生しやすいかを事前に理解しておき、トラブル防止に努めましょう。

目的|美容師の技術練習のため・コンテストのためなど

まずは、「なぜカットモデルになってもらいたいか」をしっかりと説明することが大切です。目的がわからないままモデルになってくれる人はいませんし、また目的が曖昧なまま進めるとのちのトラブルの原因になりかねません。

モデルとのあいだで起きやすいトラブルのひとつに、経験の浅いスタイリストがカットをして失敗し、モデルが怒ってしまうというケースがあります。とくに、トップスタイリスト並みのレベルの高いスタイリングを望む人がモデルになると、このようなトラブルが起きやすくなるのです。経験の浅いスタイリストがカットをおこなう場合は、その旨を伝えて了解をえるようにしてください。

料金|無料・割引など

モデルを引き受けてくれたらカット代を無料にするのか、またはいくらかの割引をおこなうのか、こうした料金面は事前にしっかりと確認し、納得してもらったうえでカットモデルをお願いするようにしましょう。

トラブルの例として、「施術費用は無料だといっていたのに、カラーやトリートメント代は請求された」と、認識の違いから金銭の問題が発生するケースがあります。カット費用だけ無料になるのか、カラーやトリートメントなども含めて施術費用はすべて無料なのか、またはいくらかの割引になるのか、といったことは依頼する段階でしっかりと説明しておきましょう。

髪型|どんなヘアスタイルになるのか

髪の長さはどれくらいに変わるのか、どんなヘアスタイルに変化するのか、といった点を細かに説明しておかないと、カットしたあとにモデルとのあいだでトラブルが発生する可能性があります。カットモデルを依頼する際は、どのようなヘアスタイルになるかを事前に説明し、了承をえたうえでモデルになってもらうようにしましょう。

日時や場所|いつ、どこへ来てほしいのか

事前のスケジュール調節も大切です。いつ、どこでカットをおこなうかをしっかりと決めておかないと、カット当日にモデルが遅刻する、または急に来られなくなったということにもなりかねません。そのため、モデルをお願いする人とはこまめに連絡を取り合って、日時や場所を明確にしておくことが大切です。

コンテスト用にサロンモデルをお願いする場合は、コンテストについての詳しい情報をモデルに知ってもらう必要があります。大事なコンテストの日にモデルが会場に来ないということになると大変です。そうならないためにも、コンテストの概要(日時や場所)は正確に伝えておきましょう。

対応は丁寧に|美容室の集客につながることも

カットモデルをお願いして実際にそのカットを気に入ってもらえると、カットモデルからそのままそのサロン顧客になってもらえることがあります。カットモデルは、一時的にモデルになってもらうだけの存在ではなく、将来的にサロンの顧客になってくれる可能性があるということを意識して丁寧に対応(接客)することが大切です。

カットモデルがサロン側の施術を気に入ってくれると、そのカットモデルの口コミやSNSの発信から新しい集客につながる可能性もあります。反対に、施術が気に入ってもらえず、サロンとのあいだでトラブルが発生すると、そのカットモデルを通してサロンへの悪いイメージが広がる可能性も。

カットモデルは将来の「見込み客」であり、サロンの集客にも影響する存在であるということを意識して取り組んでいきましょう。

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カットモデル募集に使える無料アプリを紹介

全くゼロからの状態でカットモデルを集めるというのはなかなか大変です。そこでおすすめしたいのが、カットモデル募集専用の無料アプリ。いくつかのおすすめ無料アプリを紹介するので、なかなかカットモデルが見つからないという方はぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

minimo(ミニモ)

「minimo」は、美容師、ネイリスト、エステティシャンなど美容業界に勤める人が簡単にモデル探しができるアプリです。募集の掲載はスマホにて無料でおこなうことができ、成果料金も0~600円と格安で利用できます。

モデルの9割が10~20代の女性となっており、予約が入ってからメッセージ機能を使って事前カウンセリングをおこなったのち、実際に来店してもらうという流れです。

出典元:minimo(ミニモ)

CUTTALOCA(カッタロカ)

「CUTTALOCA」は、美容師アシスタントが利用できるカットモデル検索サイトです。カットモデルになりたい人は自由に登録でき、美容師は登録されているなかから好きなモデルを選べます。成約料はカットモデルが支払う形になっているので、美容師側はすべて無料で利用可能です。

出典元:CUTTALOCA(カッタロカ)

カットモデルは目的に合った条件で選ぼう

カットモデルを選ぶ場合は、目的に合ったモデルを選ぶことが大切です。カット練習のためのモデルなのか、カタログやコンテストのためのモデルなのか、といった点で選ぶべきモデルは異なります。同じカット練習のモデルでも、練習したいヘアスタイルによって髪の長さや髪質も考慮する必要があるのです。

また、カットモデルをお願いする際はモデルとのあいだでトラブルが起きないように丁寧なコミュニケーションを心がけましょう。カットモデルとのちょっとしたトラブルがサロンのイメージを大きく下げる可能性もあるので、カットモデルもまた「大事なお客様である」という意識を忘れずに取り組んでくださいね。

出典元:
minimo(ミニモ)
CUTTALOCA(カッタロカ)

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