独自のマーケティング力を駆使して、優秀な人材を確保!【ALBUM 経営管理部広報部門長 山本剛瑠さん】#1
美容師を目指す学生、新天地を目指すスタイリストさんにとって、避けては通れない就職活動。晴れて採用を勝ち取るためには、どんな準備が必要? 心がまえは? そんな疑問を、実際のサロン採用担当者にインタビュー!
今回は、「ALBUM」が登場。「トレンドヘアーを毎月通える価格で提供」というコンセプトのもと、お客様に低価格で満足度の高いヘアスタイルを提案しています。
今や当たり前となったSNSやITの力を駆使し、独自の道を突き進む勢いを持つALBUMが求めている人材とは? ALBUMにて、前年度から採用担当になった山本剛瑠(たける)さんに、「採用」について4回にわたって、お話をお聞きします。
今回は、ALBUMの採用事情について。採用フロー、求める人材など、採用全般についてお聞きします。
お話を伺ったのは…
ALBUM 経営管理部広報部門長 山本剛瑠さん
広告代理店で勤務したのち、ALBUMへ転職。現在は、経営管理部広報部門長として採用やSNSのマーケティングをはじめ、サイトやバナーなどのクリエイティブ業務も行うなど、幅広い活躍を見せる。
ALBUM公式アカウント:@album_hair
ALBUMアカデミーアカウント:@album_academy
確かな人材を確保するべく、マーケティングをフル活用!
――山本さんが採用を担当することになった経緯は?
以前は広告代理店で働いていたのですが、自分の手で事業のサポートをしたい気持ちが強まり、現在のALBUMの役職をいただきました。仕事の役割としては、Instagramの公式アカウント運用やスタイリスト向けのSNSマーケティングのサポート、広告の運用などを行いながら、採用に携わらせていただいております。前職でのマーケティング経験を活かし、過去10年分のマーケティングデータを元に採用を行っているALBUMの採用の担当をすることになりました。
――ALBUMの採用事情をお聞きします。まずは新卒の採用までの流れをお聞かせください。
3回に分けて選考を行います。2025年度の募集に関しては、1次募集期間エントリー期間は4/1〜4/30まで。2次募集期間は6/1〜6/30、3次募集期間は 8/1〜8/31となっています。どの期間も同じく書類選考後、通過した方だけ一次、二次面接に進み、合格すれば採用となる流れです。
――その中で特に重要視しているフローは?
書類選考と面接は同じくらい重要だと感じています。ALBUMが最も重視しているのは、モチベーションの高さ。書類選考の時点である程度熱量を測り、改めて面接で確認するようにしています。
――独自の取り組みはありますか?
ALBUMでは、より良い人材を確保するために「採用業務もマーケティングの一部」という考えで向き合っています。そのため、僕が所属している管理部では10月から準備が始まります。
――準備について詳細を教えてください。
その年に採用した方たちの特徴や行動から傾向をまとめた結果を元に、フィードバックを行います。性格診断テストの結果と各年の退職率を比較し、会社とマッチする人を分析し、次年度の採用に活かしています。
ALBUMは「デビューまでの意気込みがある人」の志望度がより高い傾向
――マーケティングを取り入れた背景をお聞かせください。
昔は大手サロンに所属する傾向が主でした。今はむしろ、大手サロンよりも小規模サロンの方が人気。組織ではなく個人を際立たせたい人の母数が増えつつあると思います。
新卒の人は、勢いのあるサロンに注目します。その勢いのあるサロンとして生き残るために、マーケティングを活用した採用を行っています。
――ALBUMを志望する人の特徴は?
ALBUMでは、最速1年でデビューを叶えられる想定をしたカリキュラムを用意しています。人によってデビューの速さは本当にさまざまですが、「誰よりも早く」「必ず1年でデビューする」と言った意気込みのある人が多い印象ですね。
所属しているスタイリストは、カット、パーマ、カラーなど、それぞれに特化していて、活躍している人が多いことも影響し、自分の個性を伸ばしたい気持ちの人も少なくないと感じています。
――では、求める人材は?
モチベーションが高く、他人にも尽くせる人が理想です。
ALBUMでは、外部案件やコンテストなど、サロンワーク以外にも幅広く活動ができるチャンスがたくさんあります。自分のことも周りのことも考えながら、長く一緒に働ける人だと嬉しいですね。
採用するためには明確な理由が必要だからこそ、徹底的に言語化を行う
――採用担当者として気をつけているポイントはありますか?
採用に携わる場合、押さえておきたいのが現場の声。月1回、現場で働くスタイリストたちとのミーティングは欠かさず行っています。実際に働くのは現場のスタイリストですから、採用状況と現場との間に大きなギャップがないか確認することは必須条件だと捉えているので、現場の解像度を高めるために、雰囲気を細かく共有してもらっています。
あとは、できるだけ言語化するようにしています。クリエイティブな仕事という面から、圧倒的に感覚派のスタイリストが多く、直感で「良い」と判断することがあります。それだとマーケティング的にも採用を決める不安要素が残ってしまうので、具体的にどこが良かったのか、理由を引き出せるように心がけています。
次回は、採用されやすい履歴書について詳しくお聞きします。
取材・文/東 菜々