たかの友梨ビューティクリニックとの直接パイプ!未来の看板エステティシャンを育成する たかの友梨美容専門学校#2
おしゃれな人たちで賑わう原宿のメインストリームから、少し離れた閑静な場所にあるたかの友梨美容専門学校。美容師科とエステティックセラピスト科からなり、就職率は100%。業界のみならず一般にも有名な講師陣がズラリと揃い、授業体制はバッチリだ! しかも少人数クラスだから細かいところまでしっかりと教えてもらうことができる。
そんなたかの友梨美容専門学校を全6回に分けて徹底リポート。2回目はたかの友梨理事長の源流ともいえるエステティックセラピスト科の学習カリキュラムや進路指導などについてインタビュー。現場から後進育成に転身した宮田真悠子先生にお答えいただきました。
――美容師科に続いて、エステティックセラピスト科についてお伺いします。まずはカリキュラムを教えてください。
「1年生のときは理論や技術などの基本を学んでいく時期として捉え、日本エステティック協会のベーシックな資格を取るために学習していくこととなります。2年生になると、日本エステティック業協会という、また違った団体から発行される上級認定エステティシャンの資格取得のために勉強していきます。そのほかにも2年目は応用として、ただエステの基本を学ぶだけでなく、現場でサロン実習を行い、実際のエステティシャンから仕事における技術を学ぶこともやっております。試験の技術と現場の技術は、似て非なるものでもありますから、こういう実践的な体験も将来を見据えて大切にしております。また、たかの友梨ビューティクリニックのウリでもあるワールドエステというのも学んでいきます」
――それは具体的にどういうものなのでしょうか?
「たとえばフランスですと、海藻のパックが有名です。そういうのを実際にボディに塗って体験しながら、特徴や効能を知っていきます。モンゴルの赤塩を使ったデトックスコースもありますし、ハワイ伝統のマッサージ、ロミロミという技術もあります。バリのリラクゼーションマッサージも学びます」
――学生を支えるサポート体制をお聞かせください。
「放課後練習をやっていくというのももちろんですが、少人数制という利点を生かして、授業内でも技術を細かく見ていきます。とくに大切にしているのは、先生たちが実際に学生たちの技術を可能な限り受けてみるということ。そうしないと、力の加減、位置のズレ、気持ちのよさなどが分かりません。私たちが体感してみて発見することがたくさんありますので、これは非常に大切です。また、授業自体、常に相モデル形式でやっておりますので、学生がお客さま側になったときに気づくこともあります。そういう立場の違いにおける発見も重要だと考えています」
――学生のモチベーションを高めるために、どういうことを実践していますか?
「個人差はあれど、学生たちはみんな努力をしています。それをしっかり理解したうえで、些細な成長であっても見つけてあげることが大切です。『自分はちゃんと見てもらっているんだ』『こんな細かいところまで見てくれている』ということが分かれば、学生のモチベーションは上がっていきます。そうすると、課題点を指摘したときでも耳を傾けて、『がんばろう』と前向きに努力をしていくようになります」
――エステティックセラピスト科はどんな資格を取得できるのでしょうか?
「日本エステティック協会の認定エステティシャン、日本エステティック業協会の上級エステティシャンは先ほども言いましたが、ほかにはネイリスト技能検定試験2級と3級、アーユルヴェーダアドバイザーなど、最大11の資格を取得することができます」
――アーユルヴェーダアドバイザーとはどんな資格なんですか?
「インド・スリランカの代替医療にアーユルヴェーダというのがあります。その考えをもとにしたアーユルヴェーダサロンというものがあり、そこに即した資格がアーユルヴェーダアドバイザーです」
――エステティックセラピスト科の就職や進路については、どのような状況ですか?
「学生の大半は、そのままたかの友梨ビーティクリニックへの就職を希望していますが、他社を希望する学生も増えています。ネイリストになりたいといって就職した学生もいます。就職の幅は確実に広がっていると感じています。そういうなかで、すべての学生と個別に進路相談をしています。プラス、授業内でも面接指導や模擬面接を繰り返して、接客業における印象の重要性や細かい表情、話し方などを指導しています。学生で多いのは、気持ちはあるのにそれがうまく伝えられないということ。キレイな言葉で言おうと意識するあまりに、逆に気持ちが伝わらないということが多いので、そのなかでいかに自分の気持ちや働きたい意欲、働いてからのイメージをどう相手側に伝えるかというのを、繰り返し練習しています。さらには、休み時間など授業外であっても、日々の行動や立ち振る舞いは重要なので、気づいたら日々しつこいくらいに指導しています」
――なかなか厳しいですね。
「それまでの学生との関わり合いや信頼関係がきちんと築かれていれば、学生たちも素直に聞いてくれます。言葉のクセや態度は瞬時に直りませんから、繰り返し言うことは大切だと思っています。また面接練習の際には、他の人たちがやっている様子を面接官になったつもりで見せるようにしています。客観的に見ることによって、反面教師ではないですけど、自分もこうなのかなという感じで、勉強になると考えています」
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