お客さまと姉妹のような関係を目指す個性派サロン『SiSTA』
まるでヨーロッパのカフェを訪れたようなおしゃれな空間が広がるヘアサロン『SiSTA』。今年オープンしたばかりの自由が丘の個性派サロンです。これまでに業界紙や外部講習など多岐にわたり活躍をしてきたオーナー・原博人さんが満を持してオープンしたヘアサロンのこだわりを聞きました。
生み出すのは違和感があるヘアスタイル
――コンセプトを教えてください。
「コンセプトは“デザインサロン”。仕上がりにちょっと違和感がある、というかお客さまにちょっとした違和感をつける、ひと癖ある仕上がりを目指しているんです。もともと、モノ作りが得意なスタッフが集まっているので、お客さまもほかにはないこだわりを持っている人が多いですね。今年5月にオープンしたばかりですが、サロンワークをしながらお客さまと接することで、徐々にそのコンセプトが形になってきたかなと感じています」
――では、お客さまはどちらかというと若い個性的な方が多いのでしょうか。
「それがそうでもなく幅広い年代の方に利用していただいています。大人の女性の方はもちろん、高校生の方が利用されることもあります。最近では、20歳の女性の方がおばあさんと一緒にお越しになられたこともありますよ」
お客さまと姉妹のように一緒に成長していきたい
――店名でもある『SiSTA』にはどんな思いが込められているのでしょう。
「英語で姉妹を意味するsisterの造語です。そこに修道女であるシスターとかけて、“親愛なる姉妹”という思いを込めてつけました。お客さまと姉妹のような関係性になりたいと思っているんです。ヨーロッパでは、おばあちゃんになってもずっと仲がよい姉妹が多いみたいで、その関係がいいなと思って。お客さまとも仲がよい姉妹になったつもりで、いろんなアドバイスをし合って、一緒に成長しながら長くお付き合いができればと考えています。はじめは“個”だったものが、お店を通して、いろんなつながりができて家族みたいな関係になれたら素敵ですよね」
――では接客のこだわりは?
「お店全体として掲げているのは、お客さまに毎回提案をするということ。それはヘアスタイルだけに限りません。メイクやファッションのお話しはもちろん、今のトレンドや海外のコレクションの話をしてみたりもします。それこそ、姉妹のような感覚で話すんです。流行を追うのか、ナチュラルを求めているのか、1人ひとりのお客さまが求めているものは違うから。それぞれの方とそうして価値を共有することで、本当になりたいスタイルというのを一緒に見つけて、作り上げていくんです」
カットの技術が光る寝起きでも可愛いスタイル
――『SiSTA』が目指すスタイルはどんなものでしょうか。
「実は僕たちのサロンでは、ノンブロウでお客さまに帰ってもらうんです。ブロウをせずに、素髪で。それができるのは、カットでうねりを出してみたり、微妙な陰影で表情を出してみたりしているからです。そういったカット技術そのもののよさを感じてほしい。ここで目指すのは、あえて巻いたりしなくても、自宅で簡単に再現できるヘアスタイルなんです。わざわざがんばって作らなくてもいい、寝起きでも可愛いスタイルを作ろうと、スタッフ同士でよく話しています」
――今後の展望や目標を教えてください。
「今後は、美容室として権威のあるものに取り組んでいきたいと思っています。モデルさんやカメラマンさんたちと一緒に、ポートレートをしっかりと作りこんでいきたい。サロンの雰囲気を生かして、作品にしていきたいですね」
Salon Data
ヨーロッパをイメージしたエッジが利いたヘアサロン『SiSTA』>>