美容師は暇な時間に何をするべき?4つのポイントのまとめ

“美容師として働いていれば、暇な時間も多くあります。どんな人気サロンでも、毎日コンスタントにお客様が入り続けるということはありません。お客様が来ない暇な時間をいかに活用するかで、美容師としての成長度合いが決まります。

店舗の掃除などの仕事がある時は、サロンのためにもそれらを率先してすべきでしょう。しかし、そのような仕事もない時には、サロンの運営のプラスになるような努力を率先してする必要があります。ここでは、具体的にどのようなことをすべきかをまとめます。

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サロンの運営の改善点を考える・提案する

美容師としてある程度勤務していれば、そのサロンの改善点も多く見えて来るはずです。その改善を具体的にどのようにすべきか、暇な時間に考えるといいでしょう。考えるだけでなく同じように暇な同僚がいたら話しかけ、ちょっとしたミーティングをするといいでしょう。

具体的な改善例を出すと、たとえば「鏡の位置」があります。鏡の配置によっては「鏡越しに他のお客様が見えてしまい落ち着かない」ということもあります。これは美容師の立っている目線では気づかなくても、座席に座って初めて気づくということが意外とあるのです。美容師も終業後にお互いの練習のために座席に座ることはありますが、この時は「他のお客様」がいません。つまり鏡越しに目が合うという経験はできないのです。

こうした問題は一部の美容師は気づいていても、他の美容師やオーナーは気づいていないということがしばしばあります。そのため、同僚やオーナーが気づいているかどうか、まず軽く確認してみましょう。そして「確かにこれは変えた方がいい」となれば、お客様がいない間にどこに移動すれば良さそうかなどのシミュレーションができるでしょう。

鏡の位置はあくまで1つの例ですが、このように「自分は気づいていても同僚は気づいていない」という改善点は多くあるものです。逆に「同僚は気づいているのに自分は気づいていない」ということも多々あります。暇な時間にプチミーティングをすれば、このようなサロン運営の改善点を多く発見できるでしょう。

集客のアイデアを考える&実行する

美容師が暇ということは、集客ができていないということです。ある程度できていても、まだ改善の余地があるのは確かです。そのため暇な時間に特にすべきことの1つは「集客の努力」と言えます。

こうした発想からサロンによってはスタッフを店舗の外に立たせ、チラシやクーポンなどを配らせるということもあります。これが効果を発揮することもあるかもしれませんが、今までもその方法を使っていて暇になったなら、おそらく別の方法を試した方がいいでしょう。

具体的には「ホームページのデザインや内容を改善する・ブログを更新する・SNSを更新する」などの手段が考えられます。ホームページについてはパソコンでの閲覧には対応していても、スマートフォン・タブレットでの閲覧には対応していないというケースが多く見られます。この状態を改善するために、デザインの知識がある美容師なら「レスポンシブデザイン」を学んで取り入れるというのもいいでしょう。

ブログの更新はサイトの改善以上にすぐできることです。多くのサロンが自社サイトや大手クーポンサイトなどで何かしらのブログを持っています。しかしあまり更新されていない、あるいは更新されていても内容が薄いというブログが多数派です。この中で内容が濃い記事を毎日更新するサロンがあったら、それをしていないサロンよりWEBから集客できる可能性は高くなるでしょう。

SNSの更新も同様です。写真共有SNSは特にヘアサロンの集客に効果があります。美容の感度が高い女性が多く利用していますし、いわゆる「インスタ映え」がするサロンだと感じてもらえたら、それによって女性の来店が見込めます。そして、その女性がさらに「おしゃれなヘアサロン見つけた!」という内容で投稿をしてくれたら、ますます集客力が上がるわけです。サロンがSNSの運営に力を入れるメリットは、このように「お客様が集客をしてくれる可能性がある」という点が大きいといえます。他にも集客の改善には多くの方法がありますが、このような話し合いを暇な時間に他のスタッフや店長とするといいでしょう。

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髪型やファッションの流行・トレンドをキャッチする

美容師はトレンドの最先端を走るのが仕事です。暇な時間には店舗の美容雑誌などを読み、最新のヘアスタイルの流行やファッションのトレンドなどを学ぶといいでしょう。雑誌の中身を把握していることで、お客様がその雑誌を読んでいる時にも話題を提供しやすくなります。

たとえばお客様が雑誌を読み始めて「この雑誌もう読みました?」と質問したとします。その時「まだです」と答えるより「ええ。面白かったですよ」と言える方が断然いいでしょう。どのページの特集が面白かったか、かわいい・格好いいコーディネートがあったかなどの話ができれば、それだけでも会話がしばらく盛り上がります。お客様も「ファッションや流行のことをよく勉強している熱心な美容師さんだな」と感じてくれるでしょう。

新メニュー開発のための研究や議論をする

美容院は定期的に新メニューを出す必要があります。ヘアケアに関する知識は日進月歩なので、これまで有効とされていた成分に対して批判が出ることや、逆に注目されていなかった成分や製法に対して注目が集まることもあるからです。売上を伸ばすためだけでなく、何よりお客様に対して「最新のヘアケア知識の基づいた1番髪に優しいトリートメント」を提供するために、新メニューを開発する必要があります。

新メニューは暇な時間に少し考えて、いきなり生み出せるようなものではありません。まずヘアケアについて最新の知識を仕入れる必要があります。それを自サロンでメニューとして導入できるか、導入するならどのような方法で提供するのかなどの点を同僚やマネージャーと議論する必要があります。通常は終業後などにしますが、暇な時間があるならその時間を活用するのがいいでしょう。

新しい成分の薬剤・トリートメント剤などを導入しなくても既存のメニューの価格を変える、ネーミングを変えるなどすることで、まったく新しい印象を与えることができます。一般的に「サービスは安い方がいい」と思われていますが、ヘアサロンのような場所では必ずしもそうではなく「むしろ高い値段をつけた方が売れる」ということもあります。「最高級なサービスを利用できる自分」という満足感に対してお客様はお金を払うわけです。また「高いサービスだから安心」という安心感も購買の理由になります。

そのため、かなりいいメニューを安価で提供しているのにお客様の利用がないという時には、逆に値上げするなどの方法もあります。そして、メニューの魅力が正しく伝わるようなネーミングにする、POPのデザインを豪華にするなどの工夫をするといいでしょう。これだけで売れなかったメニューが売れるようになることもあります。

このように、暇な時間に美容師ができる努力はたくさんあります。サロンの雰囲気によって同僚が協力してくれる内容もあれば、してくれない内容もあるかもしれません。しかしブログを更新するなどの作業は、すでに店舗がブログを始めていれば1人でもできることです。このような「できること」からコツコツ取り組んでいけば暇な時間も有効活用できるでしょう。

できるだけ暇な時間を作りたくないのであれば、エリアの人気店の求人情報をチェックしてそこに転職するという選択肢もあります。人気店ほど意識の高い美容師が多いので、暇になった時にも経営改善の努力に皆で取り組める確率が高いでしょう。リジョブなどの美容求人情報が多く掲載されているサイトであれば、そのような良いサロンの求人情報も多く見つかります。暇な時間を持て余して困っている美容師は、このようなサイトをチェックしてみるのもいいかもしれません。”

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