自主性を活かすようにしています！『jiji』
美容サロン激戦区の原宿・表参道で、「外国人とくせ毛」をキーワードに20代から40代の男女に人気の『jiji』。所属しているのは、そんな『jiji』のコンセプトを理解し、さらに自主的に行動ができるスタッフだとか。アメリカ西海岸を思わせる明るい雰囲気の中で、それぞれがスキルを磨きながら、チームワークもばっちりの職場となっているようです。
外国人にも積極的なスタッフ
――現在、所属されているスタッフのみなさんについて、教えてください。
中村「今はスタイリストとアシスタントがそれぞれ3名ずつです。全員男性ですね。みんな、ウチのコンセプトに沿って入ってきた子たちばかりです。中にはハーフの子や外国にルーツのある子もいます。向上心がとてもありますね。例えば外国人の撮影が入る時があるのですが、そんな特にも積極的にモデルさんと接しています。それに僕と三澤はそれほど英語が堪能じゃないんですが、スタッフの中には結構話せる子もいるので。みんな、練習熱心ですしね。」
練習会は週に1回。あとはリクエストに応じて
――みなさんのスキルアップのために実践していることはありますか？
三澤「練習会は週に1回、土曜日の営業終了後に行っています。一人一人にカリキュラムがありますから、基本的にはそれに沿って練習します。もちろん、練習会以外での基本練習もOK。先輩のスタイリストに自分から頼んで、練習会の時のように対応してもらっています。熱心な子は、毎日練習していますね。あと、新しい商材が出た時には講習会も行っています。」
自主性を大切にしながら、みんなで成長したい
――お2人からは、どのようなアドバイスを送っているのですか？
中村「サロンって、いろいろと指示を出すところが多いと思うんです。でも、ウチは基本的には強制しません。基本的には自主性に委ねている。アドバイスとして、“こんな風にやってみたら”ということはありますけど、あれはダメ、これもダメといった言い方はしないようにしています。」
三澤「みんなに意識を高く持ってもらうために、“こうした方がいいよ”と言うことはあります。」
中村「だからウチはお客様のお迎えの仕方もそれぞれなんですよ。“いらっしゃいませ”というスタッフもいれば、“こんにちは”というスタッフもいる。みんながそれぞれで考えて、お客様にとって一番良いものを提供すればいいと思うんです。だからシャンプーもマッサージの仕方も違うんですよ。」
三澤「みんなが違うことをやる中で、一番良いと思うものを探して、改善して、解決していく方法もあると思うですよね。だからシャンプーも、自分がお客様にとって良いと思えるものを提供するようにしているんです。そうすると、商品のことをきちんと説明できるようになるんです。単にモノを売るという作業をするのではなく、この商品は良いものなので、それをどうすればお客様が買ってくださるか。その方法を伝えていかなくちゃならないと思っています。せっかくいいシャンプーを使っていても、それが伝わっていなければ意味はありませんよね。」
中村「スタイリストとしての技術があるのはもちろんですが、“こうすれば、こうなる”ということを人に伝える術を持っていること。それも大切なことだ思っているんですよ。」
お客様に喜んでいただくために挑戦し続ける
――それはスタッフに対する、お2人のコンセプトという感じですね。
三澤「お店を立ち上げる時に一応、カッコよく作ったんですよ（笑）。ウチは“パフォーマンス・チャレンジ・エンジョイ”の3つをテーマにしていこう、と。“パフォーマンス”というのは、お客様の期待や考えていらっしゃる以上のことを提供したいという意味。“チャレンジ”は、失敗を恐れず、スタッフみんなが挑戦できる環境を作っていこうということ。そして“エンジョイ”は、スタッフが仕事を楽しむことができる環境を作ること。そこから新しいアイデアが生まれたり、仕事に集中することができると思うんです。この三本柱は、変わらぬ思いとしてありますね。」
中村「だから“外国人とくせ毛”というのはお客様に向けたコンセプト。そして、“パフォーマンス・チャレンジ・エンジョイ”というのは、自分たちや一緒に働いてくれているスタッフに向けたコンセプト。これを両輪として、これからもやって行きたいと思っています。」
Profile
中村典嵩さん、三澤命さん
共同代表で店長の中村典嵩さん（左）と共同代表の三澤命さん
長年のパートナーシップで息もピッタリの中村さんと三澤さん
Salon Data
jiji by WORTH WHILE
東京都渋谷区神宮前4-28-4 ARES GARDEN OMOTESANDO 3F
03-6679-9674
http://jiji-byworthwhile.jp/
