オーガニックメニューに加え厳選された商品も販売『Ricco』
天然素材のオーダーチェアを用意した心地よい空間、後半では、“オーガニックの薬剤を厳選して行われるオーガニックメニューの数々、客層やスタッフの育成法などについてお話をおうかがいします。
オーガニック認証を受けた信頼できる商品を使用
――オーガニックメニューとはどのようなものでしょうか。
「サロンメニューとしてオーガニックカラー・オーガニックパーマ・オーガニックスパを用意しています。カラー剤、パーマ液、スパで使用するオイルは、植物由来の成分でオーガニックの認証を受けた薬剤を使用しています。例えばオーガニックカラーであれば、オーガニックホホバオイルで頭皮を保護しながら、オーガニックのカラー剤を使います。このホホバオイルは、肌への刺激が少ないうえ、肌のための栄養成分がたっぷり入っていることから、かなり話題になっているものです。オーガニックスパであれば、SHIGETAのオイルなどを使います。SHIGETAとは、パリ在住の日本人女性chico shigetaさんがフランスで立ち上げたオーガニックのコスメブランドですが、ナチュラルな成分にこだわっていることから人気のブランドとなっていますね。もちろん、オーガニックを使用しない通常メニューもあります。仕上げの効果でいえばケミカルの方が高い場合もあります。そちらをお望みのお客様もおられますから」
周辺地域の主婦層がメイン
――この店にこられるお客様はどのような方が多いのでしょうか。
「御影という土地は、中心地のように常に新規のお客様が来る場所ではありません。付近にお住まいの方がほとんどですね。営業時間も17時まで、ということなので、どこかにお勤めに出られておられる方には利用していただきにくいのは大変申し訳なく思っています。年齢層は幅広いですが、40~50代がメインといえます。7~8割の方がスパかトリートメントをされる、という特徴もありますね。お客様には主婦層が多いのですが、主婦の方は、やっぱり時間がないのです。時間に関することは常に気にかけています。ちゃんとした施術をしつつ、出来る限り短い時間で終了し、お客様に時間的余裕があるなら、お話をさせて頂いてコミュニケーションをとっていきたいと思っています。この店にいる間は、主婦であること、子供がいることなどすべて忘れてもらって『女性に戻ってもらいたい』ですね」
カッターとフローターを選択
――スタッフの方々に対する育成はどのようなスタイルで行われていますか?
「レッスンは営業中の時間もうまく使って1.5年でデビューできるカリキュラムを組んでいます。スタッフは、カットなどの施術を行うカッターとヘアケアなどを行うフローターに分けています。カッターは歩合があり、フローターは担当を持たないので歩合はありませんが、一線で働いていただくことに変わりはありません。お客様の層を考えると、やはりコミュニケーション能力は欠かせません。あとは店の特性上、オーガニックに関する知識もしっかりと学んでいただくことになりますね」
――店内にはさまざまな商品が並んでいますが、これはどのようなものなのでしょうか?
「店内では、私どもが本当に素晴らしいと思った商品の販売もしています。例えば、CEFINE(セフィーヌ)のスキンケア・ベースメイク。最近話題となっているシルクウェットパウダーファンデーションもあります。それに、あらゆる髪質の方の全てのヘアケア&スタイリングのベースづくりに使える、モロッカンオイルトリートメント。髪を長時間なめらかにまとまりやすく保ち、すばやくブロードライできるように整え、ツヤ感をアップさせてくれます。それ以外にも、無添加の丸菱石鹸、茶葉もフルーツも全て食して頂けるフレーバーティーなども、皆さん気に入ってご購入いただいています。また、メイクアップブラシやコンシーラーといったメイクアイテム、ドイツで1点1店職人が手作りしているコーム・ブラシ・ヘアアクセサリーといったグッズまでありますよ。ぜひ一度お試しください」
オーガニックをテーマにお客様の豊かさを求めた店『Ricco』>>