ファッションとネイルを融合させるネイルサロン『DLAW』
いまやファッションの一部として欠かせないネイルアート。ちょっとした色使いやフォルムの工夫が、その人の個性を引き出します。都内に数多くあるサロンのなかで、ネイルの常識に捉われず、独自の世界観を持っていると人気を集めているのが渋谷にお店を構える『DLAW』。ネイルだけでなくジュエリーにも力を入れているなど、オリジナリティあふれる新しいスタイルに挑戦し続けています。
今回はそんな個性的なサロンで働くふたりのネイリスト、KAHOさんとAIさんにインタビュー。前編ではサロンのコンセプトや素材へのこだわりについて伺いました。
ネイル×ファッション×クリエイション
トップネイリストのKAHOさん
———まずは『DLAW』のオープンについて教えてください。
KAHOさん「オープンは2016年の3月です。向かいのビルに入っているネイルサロン『Lapilie』に続き、2店舗目としてオープンしました。両サロンともにコンセプトは『ネイル×ファッション×クリエイション』です。ファッションとネイルを融合させた、新しいスタイルを作りたいという気持ちが込められています。実は昨年の11月には『DLAW figue』というジュエリーショップもオープンしました。伊勢丹でブースを出店するなど、ファッションにも力を入れています」
惹かれたのは、魅力的な素材使い
ネイリストのAIさん
———なぜ『DLAW』で働こうと思ったのでしょうか?
AIさん「大量生産のものではなく、世界でたったひとつのものを作っていると感じたからです。広く普及しているネイルは、素材がある程度共通していたり、色が全体的に統一されていたりなど、ほとんどはデザインが固まっています。しかし『DLAW』のネイルは一般的に使用されない素材を使っていたり、色合いも微妙に変化をつけていたりなど、常識に捉われていないと感じたんです。とくに素材使いには驚きました。金属のプレート、砂、色鉛筆などオリジナリティがあふれているんです。お客さま1人ひとりの世界観にあったネイルを提供していると感じて、ここで働きたいと思いました」
旅行先で買ってきた金箔をネイルアートに
———素材はどのようにして決めているのでしょうか?
KAHOさん「みんな普段の生活のなかで素材を探しています。たとえばこの前は、AIが金沢旅行に行った際に名産の金箔を買ってきて、それを見ながらスタッフで集まってアイデアを出し合いました。同じ素材を使っても、作りたいデザインはネイリストによって違います。あえてくすみを出して、金箔の華やかさを抑えたいと言うスタッフがいるなど、それぞれの個性が出てとてもおもしろいディスカッションになりました」
———それでは施術の際にこだわっているポイントはありますか?
AIさん「コーティングはとくに意識しています。最後にきれいに仕上げる工程で、プロでないとできない技術です。ジェルののせ方が均等でないとぼてっとした見た目になり、逆に汚くなります。お客さまがネイルを見たときに、自分の手を好きになるように最後の最後まで丁寧な施術をすることが大切です」
ともに働くスタッフのデザインから刺激を受けることも多いと語ったおふたり。後編では、大好評のセミナーやネイリストという職業の魅力について伺いました。
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