【CANAAN 森田昌範が指南！】トレンドのウルフカットに似合うデザインカラー #１
トレンドに敏感なメンズの間で、じわじわと人気が高まっているウルフカット。一般にも広まってきた流行のスタイルに合わせて、デザイン性のあるカラーリングの提案を。今回ご登場いただくのは、メンズのスタイル作りとデザインカラーに定評があるCANAAN 森田昌範さん。スタイル提案のこだわりや、おすすめのデザインカラーについて教えていただきました。
CANAAN 森田昌範さんにインタビュー
サロンワークで意識していることは？
まずは、お客様の毛質、骨格を把握すること。そして、一番大切なのは、最終的な目標をイメージして、お客様と共有することだと思います。男性のお客様は、写真を持ってきてくださることが多いので、イメージがしやすくてとても助かりますね。理想を共有したら、そこに向かってどんな段階を踏むのかを伝えます。すぐにできること、髪のためにはできないことがあるので。でも、ベース作りの段階でも、できるだけ理想形に近いカットにはしておきます。そうするとお客様も不安になりにくいと思うんですよね。
カラーリングの提案をする時のこだわりは？
エッジを効かせたいか、マイルドな方がいいか、お客様の好みを聞きつつ、やりたいヘアスタイルを際立たせるものを提案します。できるだけ、今までにトライしたことがないものを提案できたらいいなと思うので、どんなカラーをしてきたかというのも聞いています。男性の場合、社会人になると派手なヘアカラーができなくなる方が多いので、カラーリングを楽しめる期間ってすごく短い。だから、できることはした方が、ヘアスタイルを楽しんでもらえると思うんです。
これから提案していきたいカラーリングは？
通年で人気があるのは、赤みのないシルバーベース。今年は、少しくすんだ感じのパープルやピンクがお洒落だと思います。メンズカラーはメリハリのあるデザインも人気が高くて、カラーリングを楽しむ若い人からのオーダーが増えてきました。個人的には、金×黒とか、明暗のはっきりしているデザインが最近のイチオシです。メンズは髪形も、マッシュからウルフへ、という新しい流れがきているんですよ。だからトレンドを押さえるなら、ウルフに似合うような、襟足にデザイン性のあるカラーリングがいいと思います。
森田さんが提案する おすすめのデザインカラー
トレンドのウルフカットを活かして、カラーリングも襟足にデザインをプラス。ベースはプラチナ×ネイビーで、地毛の赤みを抑えてシルバー寄りにカラーリング。彩度の高さで髪色を暗く見せている。襟足には、地毛の赤みによる暖色感を残した、シルバーパープルのハイライトをオン。襟足に目がいくデザインは、ヘアスタイルをマッシュからウルフに移行中の、襟足が伸ばしかけという人にもおすすめ。
BEFORE
AFTER
スタイリングのポイント
パーマ、またはコテで、全体の毛先をワンカールさせて動きを出す。マット系のワックスを使い、束感を作りながらスタイリング。サイドが広がりすぎないように注意して、主張させたい襟足に動きができるようにする。
次回は、森田さんおすすめのデザインカラーの作り方を、詳しくレクチャーしていただきます。
取材・文／山本二季
撮影／奥村亮介（スタジオバンバン）
ヘア／森田昌範（CANAAN 表参道店）
モデル／水谷 樹
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Profile
森田昌範さん
CANAAN 表参道 店長
1985年生まれ。茨城県出身。早稲田美容専門学校を卒業後、「MINX」に入社。7年のサロンワークを経て、2012年に「CANAAN」代表・長崎英広さんと共にサロンを立ち上げる。2019年1月、「CANAAN 銀座」オープンにともない、表参道店の店長に就任。トレンドを押さえたメンズスタイルとデザインカラーを得意とし、海外でのデザインカラーセミナーも人気。
Salon Data
CANAAN 表参道
(カナン オモテサンドウ)
住所：東京都東京都渋谷区神宮前5-17-20-3F
JR「原宿駅」表参道口より徒歩10分、東京メトロ「明治神宮前駅」7番出口より徒歩７分
電話：03-3499-7411
営業時間：火曜／12:00～20:00、水曜～金曜／11:00～21:00、土曜／10:00～20:00、日曜･祝日／10:00～19:00
定休日：月曜
http://www.canaan-salon.jp/
インスタグラム：https://www.instagram.com/morimasamorimori/
