旅のすべてが自分時間! ベトナムひとり旅【ALLY 阿部吉晃】
様々なフィールドで活躍している美容従事者の皆さん。休日は何をしていますか? ゆっくりと身体を休める人、インスピレーションを求めて旅をする人、知識を増やすため何かを学ぶ人、趣味を楽しむ人などなど、人によって過ごし方は様々ですよね。そんな皆さんの休日にクローズアップするのがこの企画!
今回は、短時間で美しい仕上がりが叶うとモデルやタレントからの人気も高いヘアサロンALLY。旅行が趣味という店長・阿部吉晃さんにベトナムへの旅について伺いました。
ALLY 阿部吉晃さん
スタイリスト歴11年 ナチュラルなボブ・ミディアムヘア、ツヤ感のあるリアル外国人カラーに絶対の自信あり。旅行、カメラ、サーフィンと多趣味。とくに写真はプロとして外部の仕事も手がけており、美容師初となるフォトブックも発売。
■旅の行程
<時期・行先>
2018年9月 ベトナムのダナン、ホイアンへひとり旅
<ルート>
3泊4日でダナン→ホイアン
<費用>
トータル約13万円
■旅の目的
「観光です。東南アジアの最先端リゾート地と聞いて、行ってみたいと思いました」
■旅で楽しかったこと、印象に残っていること
ダナンの海で見た美しい朝日
「ミーケビーチで見た美しい朝日が忘れられません。ミーケビーチは、ベトナムで人気急上昇中のリゾート地・ダナンにあります。数キロも続く白い砂浜と、透明度の高い遠浅な海。ビーチ沿いには、ヤシの木と藁のビーチパラソルがどこまでも続いています。ビーチを訪れたのは早朝5時ですが、けっこうな人がいてびっくりしました。昼間が暑すぎるため朝夕に海に出ることと、ベトナムの人たちは早起きして運動する習慣があることが理由のようです。音楽にあわせて体を動かす人や、すでに海に入っている人もいました。早朝の澄んだ空気の中で、水平線を眺めていると、だんだん空が白んできて、昇る朝日を見ることができました。朝日に照らされた海はとてもきれいで、全身にパワーをもらえたように感じました」
ランタンの灯りが幻想的なホイアン
「ダナンから南へ30キロ、世界遺産にも登録されている古い港町・ホイアンがあります。国際貿易港として発展したホイアンは、中国や日本をはじめ、さまざまな国の様式が混じりあい、とてもエキゾチックな街です。約180年前から変わらないという旧市街は、タイムスリップしたような感覚におちいります。ほとんど徒歩圏内に、古い建物や名所があるので、のんびり散策が楽しめます。ホイアンでは、夜になると幻想的なランタンの灯りがあちこちで見られます。月に一度、満月の夜に開催されるランタン祭りでは、家や商店の電気が消され、町全体がランタンの灯りで照らし出されます。その様子は、異国情緒にあふれ、なんとも幻想的な光景。ナイトマーケットでは、数百メートルも続くランタンの夜景を目の当たりにすることができます」
■旅で学んだこと、今後仕事に活かせそうなこと
「仕事に活かせるかどうか分かりませんが、人と話すことの楽しさを改めて感じました。ベトナムでのコミュニケーションは、基本英語でしたが、あまり話せないのでノリが命です(笑)。コミュ力には自信があるので、言葉が話せなくて困ったことはありません。どこの国を訪れても、現地の人とはすぐ仲良くなれますね」
■日本と違うこと、共通していること
「自分がどう見られているかを気にしない自由さは、日本人と違う点でしょうね。人の温かさは日本と似ているかもしれません」
■次に旅してみたい場所
「タイのプーケット(ピピ島)に行きたいです。リゾートが大好き! プーケットに行けば、世界のリゾートはほぼ制覇です。僕の海外旅行は、いつもひとり旅です。女性にはハードルが高いかもしれませんが、思い切ってひとりで旅に出て、その楽しさを感じてほしいです。ひとり旅の良さは、誰にも気を遣わず行動できること。旅のすべてが自分時間。それがいちばんのメリットだと思います」
藁のビーチパラソルにヤシの木、幻想的なランタン、鮮やかに目に飛びこんでくる阿部さんの写真に誘われて、ベトナムを旅してみたいと思った人も多いのではないでしょうか。阿部さんがおすすめするのは、ひとり旅です。ひとりだからこそ訪れたい場所、感じること、考えることがあり、出会える人がいるのだと思います。ちょっとの勇気を出して、ひとり旅にチャレンジ!
取材・文/永瀬紀子