本当に欲しい人材って? 採用担当のホンネ【Cocoon デザイナー SAKURAさん】#2
「こんなスタイリストになりたい!」という理想をかなえるには、技術を磨く努力はもちろん、経験の積み重ねがものを言います。その体験の場となるのがサロン。そこで、人気ヘアサロンの採用担当者に、求めている人物像を直撃しました。さらなる高みを目指している人を応援します!
確かな技術力に注目が集まっているヘアサロン、Cocoonの採用にまつわるホンネをうかがう2回目は、実際にどんな人物が採用されたのか、その人物像をご紹介します。
今回お話しを伺ったのは…
Cocoon デザイナーのSAKURAさん
2009年4月24日、代表のVAN氏とアシスタント3名で始まったCocoonのオープニングメンバーの一人。以降、着々とキャリアを積み重ね、現在はサロンワークのかたわら後輩の指導と育成にあたっている。
「彼らには、これからのCocoonを背負って立つ2人になって欲しい」
—-この春、スタイリストデビューをする森竹勇太さんと齋藤陽平さん。お二人の採用の決め手は何ですか?
二人とも面接の時の印象が際立っていました。森竹はプレゼン用の資料をしっかり作り込んでいて、Cocoonのこともしっかり勉強していたのが好印象でした。
当時の齋藤はちょっとチャラくて、「なんだこの子は!?」と思ってしまう見た目でしたが、野球をやっていたことなど熱く語る姿がすごく印象に残りました。
二人は同期ですごくいいライバル関係だと思います。その二人が同じタイミングでスタイリストデビューできるのが、すごく嬉しいんです。
—-今後のお二人に期待することは何ですか?
二人とも素直でまっすぐな性格。これからのCocoonを背負って立って欲しいですね。
「誰かに言われたからやる」ではなく、常に「店のために何かできないか」を考える人であって欲しい。でも、この二人はそんな思いが人一倍強い。Cocoon代表のVANのDNAをしっかり受け継いでいると思います。ここからスタッフが増えていったとしても、そのDNAを後輩たちに受け継いでくれれば…と思っています。
ROOKIE’S FILE 森竹勇太さん(右)と齋藤陽平さん(左)
森竹さんは国際文化理容美容専門学校 渋谷校、齋藤さんは日本美容専門学校を2014年に卒業。二人ともジュニアスタイリストを経て、この春スタイリストに。
—-お二人がスタイリストを目指した理由は?
齋藤さん:小中学生のときはずっと野球をやっていて坊主だったんです。野球部を引退するとき、初めて美容室で髪を切ってもらったときの変わりように衝撃を受けたのがきっかけです。
森竹さん:僕は北海道出身で、ずっと東京に出たいと思っていたんです。高校生の時、テレビで美容師の特集をしているのを観て、「カッコいい職業だな」と純粋に憧れから始まりした。
—-就職先としてCocoonを選んだ理由は?
齋藤さん:実は第一志望のサロンに落ちて、Cocoonを受けたんです。第一志望に落ちたとき、僕の中では「サロンに入社すること」がゴールだったんですよね。落ち込んでいたとき、父に「美容師になりたい理由を思い出せ」と言われて、目が覚めました。それで技術の高いサロンを探して、ここに決めました。
森竹さん:最初はここで髪を切ってもらいに来ていたんです。ほかのサロンとは違う居心地のよさ、癒やされる雰囲気に「ここで働きたい!」と強く思うようになりました。
—-お二人が後輩に伝えたいことは何ですか?
齋藤さん:今まで自分がしてもらったことを、後輩にしてしてあげたい。技術的なことはもちろんですが、店の歴史やお客さまへの接し方など、受け継いでいきたいですね。
森竹さん:当たり前のことを当たり前にできるようになって欲しい。例えば、挨拶がそのひとつ。お客さまやスタッフだけでなく、荷物を届けてくれる配送の方やCocoonの敷居をまたいだ人は、みんな関係者なんです。スタッフみんなが大切にしていることを伝えたいですね。
採用担当のホンネから分かった3つのポイント
1.サロンに入社したらどんなことをしたいのか、ビジョンが描けていること
2.どんな美容師になりたいのか、成長に合わせたステップアップができること
3.素の自分を飾らずにストレートに表現できること
SAKURAさんも森竹さんと齋藤さんも口をそろえて「サロンに入ること、美容師になることはゴールではない」とおっしゃいます。入社してから自分はどうなりたいのか、どんな美容師になりたいのか…これが思い描けることがポイントのようです。
▽前編はこちら▽
本当に欲しい人材って? 採用担当のホンネ【Cocoon デザイナー SAKURAさん】#1>>
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URL:http://www.cocoon-van.com/