本当に欲しい人材って? 採用担当のホンネ【BEKKU hair salon HIROO 店長 古川高由さん】#2
「こんなスタイリストになりたい!」という理想をかなえるには、技術を磨く努力はもちろん、経験の積み重ねがものを言います。その体験の場となるのがサロン。そこで、人気ヘアサロンの採用担当者に、求めている人物像を直撃しました。さらなる高みを目指している人を応援します!
今回はBEKKU hair salon HIROOで採用を担当している店長の古川高由さんにホンネをうかがいます。
今回お話しを伺ったのは…
BEKKU hair salon HIROO 店長の古川高由さん
青山で7年間勤務後、5年ほど前にBEKKUに入社。2019年BEKKU hair salon HIROOのオープンに伴い、店長に就任。得意なスタイルは、女性のショートスタイルとメンズスタイル。乾かし方からスタイリングの仕方まで、お家で気軽にできるヘアセットの指導でも支持を得ている。
「採用の決め手は、エッジが効いたファッション!」
――採用では、学生のどのような面をチェックしているのでしょうか?
卒業時の技術力よりも人柄をチェックしています。スキルは、入社後に伸ばすことができますが、性格を変えることは難しいですから。そのため、声のトーンや姿勢など対面した時に感じた印象を大切にしています。ちなみに、SNSのフォロワー数もそれほど重視していません。多いから活躍するとは限りませんから、やはり人間性を大切にしています。
――採用面で、周りのサロンとは違うポイントはありますか?
学生時代をきちんと楽しんでほしいので、採用が決まって入社までの期間にシャンプーなどの事前指導をしていません。仕事は入社後にたくさんしてもらいます。時折「空いた時間に働きたいです」と、学生さんから連絡もありますが、「入ってから頑張ってもらうので、今は十分に遊んでください」とあえて断っています(笑)。
――入社2年目の川上航平さんを採用した決め手は何でしょうか?
第一印象にやられましたね。レインボーのまつ毛や奇抜なファッションなど、エッジが効いたおしゃれをしていたので「おもしろい存在になるだろう」と(笑)。また、話し方や笑顔にも好感を受けて「サロンにいないタイプのキャラクターだ」とも思いました。実際に、入社後はお客さまに親しまれています。これからも、どんどん活躍してほしいですね。
ROOKIE’S FILE 川上航平さん
美容室歴2年。神奈川県出身の22歳。横浜Fカレッジを卒業後、BEKKU hair salonに入社。趣味はファッション、美容、料理、ピアス、バイク、スケボー、音楽、ゲーム、マンガ、文学など。
――スタイリストを目指した理由は?
個性的でありたかったからです。そのため、スタイル作りをはじめファッションなど日頃から自分の感性を生かせる美容師に憧れを抱きました。
――就職先としてBEKKU hair salonを選んだ理由は?
カットの技術が高かったからです。また、丁寧で親切な接客スタイルにも魅力を感じました。他にも、スタッフ同士の人間関係が良好だと感じたことも「入社をしたい」と思ったポイントです。
――将来の目標は?
目標は、エッジが効きながらも日常になじむスタイルを作ることです。また、自分の強みを生かした新しいスタイル作りにも興味があります。先輩たちに負けないように、腕を磨いていきたいです。
採用担当のホンネから分かった3つのポイント
1.面接にゲーム性を持たせて、学生の緊張をほぐす
2.学生期間を楽しんでもらうために採用決定後の事前指導をしない
3.技術よりも第一印象を大切に
最近の学生は、以前に比べて労働時間や給与などの環境面を大切にしているという古川さん。そこでサロンでは、昨年から週休二日制を導入したそうです。空気感のよいチーム作りについて深く学びたい人事の方はBEKKU hair salon HIROOを訪れてみてはいかがでしょうか。
▽前編はこちら▽
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