社会人が働きながらネイリストになるには? ネイルスクールを選ぶポイントを紹介
現在、他業種で働いている人のなかには「美容関連の仕事に興味がある」「手に職をつけたい」と、ネイリストへの転職を検討している人もいることでしょう。
しかし、仕事をしながらネイリストになることを両立できるのか、不安に思っている人もいるかもしれません。
本記事では、社会人が働きながらネイリストを目指す方法を、ネイルスクールの種類や費用目安、選び方とともに紹介します。
社会人が働きながらネイリストを目指す方法は?

社会人が仕事をしながらネイリストになることはできるのでしょうか。実は、ネイルスクールに通えば可能です。勤めている職場を辞めずに、仕事とスクールを両立しながら学ぶことができます。
また、ネイリスト求人のなかには「資格取得予定者」や「未経験歓迎」の求人募集もあるため、サロンに入ってから技術を積むことも可能です。
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社会人が働きながらネイリストになるメリットは?

社会人がネイリストを目指すことにはメリットもあるため、どんな点なのかを解説していきましょう。
経済面で安心
社会人がネイルスクールに通う場合、本業で収入を得ておりある程度のたくわえもあるため、入学金・授業料・教材費といった学費に充てることができます。
本業の収入があることで生活資金にも困りにくく、高校を卒業してそのままスクールに入るよりも、自分のお金で通いやすいというのは大きなメリットです。
実際にネイリストになったときのイメージがしやすい
社会人経験があることで、学生のときとは違い、仕事に対する責任感ややりがい、働いた対価として収入を得ることの大変さなど、社会人としての意識が身についています。
そのため、将来自分がネイリストになったらどんなふうに仕事をするか、どのようなサービスをお客様に提供するかといった具体的な光景を想像しやすいのです。
本業とは異なった人脈を築ける
社会人がネイルスクールに通うと、同じネイリストを目指す仲間やネイルのことを極めたスクールの先生など、本業では知り合えなかった人々との人脈を作ることができます。共通の話題があるので、悩みを相談したり切磋琢磨し合ったりすることが可能です。
場合によっては、スクールを卒業したあとに学友と一緒にネイルサロンを開業するということもできます。
ネイルスクールの通学方法

ネイルスクールの通学スタイルには大きく分けて2種類あるため、それぞれの特徴を解説します。
全日制
全日制は、通常の学校と同様に、毎日平日の昼間に通うスタイルです。1~2年間のカリキュラムで、集中してネイリストの知識や技術を学べるというメリットがあります。じっくりと腰を据えてネイリストの専門的な学習をしたい方におすすめです。
フリータイム制
フリータイム制は、自分で好きな時間帯や曜日を選んで通える形式のため、社会人が仕事をしながらでも通いやすいスタイルです。スクールによって開講日程は異なりますが、午前・午後・夕方・夜間・土日などから自由に選択できます。
オンラインで利用できるスクールもあり、自宅などからパソコンやスマートフォンを通じて受講することが可能です。
ネイルスクールにかかる費用はどれくらい?

ここでは、全日制とフリータイム制それぞれのスクールでかかる費用の目安を紹介します。スクールによって授業料に含まれる内容や入学金の有無などが異なるため、あくまでも目安として考えてください。
また、全日制・フリータイム制のスクール以外の学習方法でかかる費用や、費用を抑えるポイントについては下記の記事を参考にしてください。
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全日制の場合
普通の学校のように通う全日制の場合の費用目安は年間100万円程度。2年制の学校では200万円以上かかることもあります。
授業料のほかに入学金や施設設備費などが必要となるケースも多く、資格検定の受験料や教材費が別途かかる場合も。
費用を確認する場合は、その金額に含まれている項目と別途納める必要がある項目をしっかりと確認しておきましょう。
フリータイム制の場合
フリータイム制の場合の費用目安は30〜80万円程度。期間や授業時間が短い分、費用も控えめな傾向にあります。
ただし、幅広い内容を学べるコースの場合は受講期間も長くなり、場合によっては全日制と大差ない費用となるケースもあります。
ネイリストになるのに資格は必要?ネイルスクールで得られる資格

ネイリストになるにあたって、資格は必ずしも必要ではありません。しかし、資格は知識や技能の証明に役立ってくれるため、持っていたほうが就職などに有利です。どんな資格があるのか、有名なものを2つ紹介します。
JNAジェルネイル技能検定試験
JNAジェルネイル技能検定試験は、JNA(NPO法人 日本ネイリスト協会)が主催しており、ジェルネイルに特化した資格です。
初級~上級の3段階あり、プロのネイリストになるには、サロン業務で通用するネイルケアやジェルネイルの知識と技術が備わっていることを証明する「中級」以上の取得が求められます。
多くのネイルサロンでジェルネイルが主流になっているので、取っておくと有利でしょう。なお、飛び級ができないため、初級を合格したのちに中級、中級より上を目指したい方は中級を合格したのちに上級を受けることが可能です。
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JNECネイリスト技能検定試験
JNECネイリスト技能検定試験は、JNEC(公益財団法人 日本ネイリスト検定試験センター)が主催しており、ネイリストとしての基礎的な知識・技術があることを証明する資格です。
1級〜3級に分かれていて、プロのネイリストとして求められるのは「2級」。2級はネイルケアやアート・チップ&ラップ・リペアなどにおいて、サロン業務で求められる知識・技術を持っていることを証明できるレベルであるためです。
JNAの資格と同様に飛び級は認められないので、3級から取得していく必要があります。
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社会人がネイルスクールを選ぶときのポイント

つづいては、社会人がネイルスクールに通う場合、どのような基準で選べばいいのかを説明していきます。
JNA認定校かどうか
さまざまなネイルスクールがありますが、ネイル業界からの信頼が厚い「JNA」の認定校なら、講師の技術や知識も高く高度な知識・技術を身につけられます。前述したようなネイリスト資格の取得に向けたサポートにも期待できるでしょう。
通いやすい場所かどうか
スクーリングをする場合、自宅や職場から通いやすい場所にあるかを確認することも大切です。大都市では、最寄り駅から徒歩圏内にあるスクールも多いです。地方の場合は、車で通うなら駐車場があるかどうかもチェックしておきましょう。
短期間で学べるか
社会人が働きながらスクールに通うとなると、時間の制約が起こりやすいです。そのため、長期間かけてじっくり学ぶよりも、短期集中で効率よく学べることが重要といえます。
就職をサポートしてもらえるか
社会人であるということは一般の学生より年齢が上のため、就職に不利な面もあります。そこで、ネイルスクールにおいて、履歴書の上手な書き方や面接で求められるチップ制作へのアドバイスなどのサポートがあると安心です。
合格保証制度はあるか
スクールを選ぶ際は公式ホームページなどで、そのスクールの受講生がJNECネイリスト技能検定試験やJNAジェルネイル技能検定試験などで、どのくらい合格しているかをチェックしましょう。
合格率が高い場合、そのスクールが検定対策をしっかりと行っている可能性が高いです。
また、合格率とともに合格保証制度があるかも、あわせて確認しておきましょう。
万が一、検定試験で不合格だった場合でも、合格保証制度があれば、合格までサポートしてもらえます。
現場での実習はあるか
スチューデントサロンなどでの現場実習があるかどうかも、重要なチェックポイントです。
スチューデントサロンではネイリストとしての施術だけでなく、予約受付や施術前後の準備などを含むサロンワークを学びながら体験し、実績も積めます。
夜間でも受講できるか
休日だけでなく仕事帰りにも通えると、効率よく資格取得に向けて学ぶことができます。
フリータイム制のスクールでも、夜間は開講していないところもあります。しかし働きながら資格取得を目指すのであれば、仕事帰りにも通えた方が効率が良いため、夜間でも開講しているスクールがおすすめです。
無理のない授業料か
スクール選びでは、授業料も重要なポイントです。ほかの条件に問題がなくても、授業料が高すぎると通い続けることが難しくなってしまいます。
資格取得までの総額が予算内に収まるか、自分にとって無理のない授業料かどうかはしっかりチェックしましょう。また、授業料以外に必要となる費用の有無を確認することも大切です。
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未経験からネイリストを目指す場合、どのサロンで働き始めるかは重要な選択です。サロンによって雰囲気や待遇が異なるだけでなく、研修制度の充実度も異なるため、成長できる環境が整っているかどうかは求人へ応募する前にしっかりチェックしましょう。
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すでにネイル検定などを取得済みの場合は、その資格を活かせるサロンも検索条件から探すことが可能です。
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社会人でも遅くない! しっかり学んであこがれのネイリストになろう

ネイリストには必須の資格や年齢制限などはないため、社会人が未経験からネイリストを目指すことは可能です。ただし、就職活動を有利進めるためには、ネイルスクールなどで知識とスキルを磨き、資格を取得することをおすすめします。
ネイルスクールには自分で好きな時間帯や曜日を選んで通えるフリータイム制のスクールもあるため、働きながらでも着実にスキルを磨くことが可能です。
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