パーマとカラーは同時に施術できる?同時施術をする時のおすすめの順番とメリット・デメリットを紹介

パーマとカラーはそれぞれに時間がかかるため、できれば一日で終わらせたいと考える方もいるでしょう。また、同時に施術を受けようとして断られた経験がある方もいるかもしれません。

そこで、パーマとカラーを同時に施術はできるのか、同時に受けることによるデメリットはあるのかなどを解説します。パーマとカラーはそれぞれの薬剤によるダメージも大きいため、同時に施術を受けたときのケア方法や施術を受けるときのおすすめの順番などは知っておいて損はありません。

パーマもカラーもしたいという方は是非参考にしてみてください。

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パーマとカラーは同時に施術できる?同時施術を断られるのはなぜ?

パーマとカラーは同時に施術することができますが、お店や状況によっては断られてしまうことがあります。

どうしてできる場合とできない場合があるのか、その理由には2つのことが考えられます。

同時に使えない薬剤を使用するから

1つ目には、薬機法という法律によって、同時に施術をしてはいけないとされていることが挙げられます。法律でダメとされているのにどうして同時にできる場合があるのかについては、パーマとカラーに使用する薬剤の種類が医薬部外品かそうでないかによって決まります。

薬機法では、医薬部外品を同時に2つ以上使用してはいけないとされており、使用する場合は一週間以上あけなければなりません。そのため、パーマ液とカラー剤がそれぞれ医薬部外品の場合にかぎり、同時施術はできないということです。

同時に施術する時はコスメパーマがおすすめ

パーマの薬剤には医薬部外品ではなく、化粧品として登録されているものもあります。いわゆるコスメパーマと呼ばれるもので、化粧品なので医薬部外品のカラー剤と同時に施術を受けることが可能。

コスメパーマは医薬部外品のパーマ液に比べて弱い成分が使用されているため、ゆるくナチュラルなパーマをかけることに向いています。しっかりかかる医薬部外品のパーマと違い、気分によってブローでストレートにすることもでき、髪にもやさしいためダメージを受けにくいのがメリットです。

髪質やダメージを見て美容師が判断した場合

コスメパーマを使って法律上は同時施術が可能でも、断られることがあります。それは、髪のプロである美容師が知識や経験からNGと判断した場合です。

縮毛矯正やブリーチをした髪のダメージは大きく、その状態でカラーリングとパーマを同時にしてしまうと、チリチリの髪になってしまったり髪の毛が切れてしまったりする可能性が考えられます。上記の理由以外にもハイダメージ状態であるなど、髪の状態を考慮して断られることはあるでしょう。

パーマとカラーを同時にするメリットとデメリット

パーマとカラーを同時にできることがわかったところで、同時に施術を受けるメリットとデメリットを知っておきましょう。

同時施術のメリット

なんといっても、一度の来店ですべて終わることがメリットでしょう。カラーとパーマを別々に受けようとすると、それぞれで予約をとり時間をつくってお店に行く必要があるので、その都度予定を調整をしなければなりません。

同時に受けることにより、1日で両方の施術が終わるため、時間的なコストを最小限にすることができます。

同時施術のデメリット

医薬部外品より成分がマイルドなコスメパーマだからといってダメージがないわけではありません。カラーリングによるダメージとパーマのダメージで、どちらか一方だけの施術より髪が傷んでしまうことは避けられないでしょう。

また、パーマによってカラーリングが、カラーリングによってパーマが落ちてしまうというリスクもあり、もちも悪くなってしまうというデメリットが考えられます。

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パーマとカラーを同時にする場合におすすめの順番

上述したデメリットを減らすためには、どの順番で施術を受けるのがいいのか気になります。パーマ・カラーそれぞれのもちをよくするために、同じ日に両方の施術をする場合と別の日にそれぞれ施術を受ける場合で、おすすめの順番を紹介します。

ただし、実際の髪の状態や使用する薬剤にもよるため、あくまで判断はプロである担当の美容師さんへお任せするようにしましょう。

同じ日にパーマとカラーをするとき

同じ日にパーマとカラーの施術をする場合、パーマから施術を受けるのがおすすめ。どちらを先にしても一方の施術効果に影響はありますが、カラーが落ちることに比べて、パーマがゆるくなるというデメリットのほうが目立ちにくいためです。

カラーの施術を受けるときには、髪の毛を伸ばしながらハケでカラー剤を塗りこんでいくため、パーマがとれるリスクはあります。しかし、しっかり定着していないカラー剤がパーマの薬剤で色落ちすると仕上がりに大きく影響してしまうため、パーマ→カラーの順番がベターです。

別の日にパーマとカラーをするとき

別の日に施術を受ける場合は髪のダメージを最小限にするため、1週間以上空けるのがよいとされています。

別日に施術するときもそれぞれの影響を考慮して、パーマをかけたあとにカラーをするという順番がおすすめ。カラーを先にする場合は2週間ほどあけて、ある程度色落ちした状態でパーマをかけることで、色落ちしてガッカリというリスクを減らすことができるでしょう。

パーマとカラー、同時に施術した場合の費用相場は?

それではパーマとカラーを同時にオーダーした場合の費用相場を見ていきましょう。

店舗ごとでも、パーマやカラーの種類によっても変わりますが、カットだけの相場は3,000~5,000円です。このことを前提に、セットで施術を受けた場合の費用相場をパターン別に紹介します。

カット+カラーの費用相場

カットとカラーをセットでオーダーした場合の費用相場は、だいたい8,000~1万円程度。カラーデザインやブリーチをするかどうかによっても変わります。

カラーリングだけの相場は5,000~8,000円で、ブリーチをする場合はさらに5,000〜6,000円ほど高くなることが多いようです。

カット+パーマの費用相場

カットとパーマの施術では、1万円前後が相場です。パーマの種類によってはさらに数千円上乗せでかかることもあります。

パーマの種類については以下の記事で詳しく紹介しているので、是非参考にしてみてください。

パーマにかかる時間はどれくらい?パーマの種類別、工程別にかかる時間を紹介

カット+パーマ+カラーの費用相場

カットとパーマ、カラーを同時にオーダーする場合、2万円以上が相場です。さらにトリートメントをセットにすると3万円以上になることも。

クーポンなどを利用することで費用を抑えることはできるので、同時に施術を受けたいときはそういったものも活用するのがおすすめです。

パーマとカラーをした日におすすめのヘアケア方法

ここまで見てきたようにパーマとカラーを同時にすることによる髪へのダメージはとても大きいため、施術を受けたあともしっかりとケアをすることが大切です。

大きなダメージを負った髪へはいつもより丁寧なケアが必要。自宅に帰ってからも髪をいたわることで、少しでも髪の健康を取り戻すことを心がけましょう。

できればシャンプーは我慢|シャンプーをする場合の注意点

パーマやカラーをしっかり定着させるため、48時間はシャンプーをしない方がいいでしょう。どうしてもシャンプーをしたい場合は、シャワーやドライヤーの温度に気をつけてなるべく早く乾かすようにします。

これは、熱によって髪にダメージを与えたり、パーマがとれてしまうのを防ぐためです。シャワーの温度は38℃以下のぬるま湯、ドライヤーも低温設定にしましょう。

また、トリートメントのケアは丁寧にし、ヘアドライ後にもアウトバストリートメントやオイルを揉みこんでおくのがおすすめです。

パーマをかけた日のシャンプーについては以下の記事も参考にしてみてください。

パーマをかけた日はいつからシャンプーしていい?パーマをかけた日のNG行動とシャンプーの方法を紹介

ダメージが気になったらサロンでトリートメントする

パーマやカラーをかけた髪は、いつも以上に手間をかけてケアをする必要があります。毎日のトリートメントはもちろん、シャンプーの成分にも気をつけたいですね。ダメージヘアに配慮されたサロンシャンプーなどを使用するのがおすすめ。

それでもダメージが気になったら、迷わずサロンでプロのトリートメントを受けましょう。プロによる施術を何度か受けることで、しっかりキューティクルの中に栄養をいきわたらせてダメージを修復してくれます。

パーマとカラーは同時にできる!おすすめの順番で施術して少しでもダメージを減らそう

パーマとカラーは同時に施術が可能で、時間的なコストを軽減することができるというメリットがあります。一方で、2つの薬剤によるダメージを受けてしまうというデメリットやそれぞれの施術が台無しになりかねないというリスクがあることも事実。

同時に施術を受けるメリットとデメリットを吟味して、自分にあった方法を選びましょう。

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