美容院に通うベストな頻度とは?髪型別やメニュー別に紹介!
きれいな状態でヘアスタイルをキープするためには、美容院での定期的なメンテナンスが欠かせません。しかし、どのくらいの頻度で通うのが正解か、わからないという人もいることでしょう。
メンテナンスの適切な頻度を把握することは、髪の状態をきれいに保つだけではなく、美容院にかかる時間や費用の節約にもつながります。
そこで本記事では、ヘアスタイルや施術メニューごとの理想的な施術頻度目安に加え、美容院に行く頻度を減らすためのポイントも紹介します。
カットで美容院に行くベストな頻度とは? 髪型別に紹介

髪の毛の伸びるスピードは同じでも、髪の長さとヘアスタイルによって見た目の変化が異なるため、美容院でのカットの適切な頻度も異なります。
髪の毛が伸びるスピードは人によっても異なるため、あくまでも目安としてですが、ヘアスタイルごとの理想的なカットの頻度は以下の通りです。
ヘアスタイル |
推奨するカットの頻度 |
ショートヘア |
1カ月 |
ボブヘア |
1カ月半 |
ミディアムヘア |
2カ月 |
ロングヘア |
2〜3カ月 |
|
ロングヘア (レイヤーあり) |
2カ月 |
ここでは、ヘアスタイル別の最適なカット頻度とその理由を、それぞれ詳しく説明します。
ショートヘアの場合
ショートヘアのベストな頻度はおおむね1カ月に一度です。
ショートヘアはヘアスタイルが崩れやすいため、こまめな手入れが必要です。とくにベリーショートや襟足やサイドを刈り上げている場合、髪の毛が伸びるとヘアスタイルが崩れやすく、理想とは違う印象になるかもしれません。
髪の毛の伸びるスピードは個人差がありますが、1カ月で約1cm伸びますので、この頻度が目安です。
ボブヘアの場合
ボブヘアのベストな頻度は、おおむね1カ月半に一度です。
ボブヘアは、毛先が一直線で丸いシルエットのヘアスタイルで、毛先の長さはあごの上~肩に当たるぐらいの間が一般的です。レイヤーがないため、髪の毛が伸びると重たいイメージになるでしょう。
また、伸びると毛先がはねやすくなるので、キレイなシルエットをキープするためには、1カ月半を目安に美容院へ行くことをおすすめします。
ボブヘアからミディアムヘアに伸ばす場合も、伸ばす過程で髪が広がって見えることもあるため、美容院に行って毛量だけでも調節してもらうことをおすすめします。
ミディアムヘアの場合
ミディアムヘアのベストな頻度は、おおむね2カ月に一度です。
ミディアムヘアはボブとロングヘアの中間で、毛先の長さは肩下〜鎖骨ほどです。ミディアムヘアは、髪の毛が伸びても跳ねることが少ないため、それほど頻繁に美容院に行く必要はありません。
ただし、ボリュームと髪の動きを出せるウルフスタイルは、レイヤーが入っているため、髪の毛が伸びるとボリュームの位置が変わり、動きを出しづらくなります。ヘアスタイルの状態を見て、美容院へ行く頻度を調整しましょう。
ロングヘアの場合
ロングヘアのベストな頻度は、おおむね2〜3カ月に一度です。
ロングヘアは、髪の毛が伸びてもシルエットと毛量に変化がないため、美容院へ行く間隔は長くとっても問題ありません。
ただし、紫外線やドライヤーの熱、パーマやヘアカラーなどで髪が傷むと、まとまりにくくなることも。ロングヘアは元々髪の手入れに時間がかかりますので、定期的に毛先をカットし毛量を調節してもらうと、キレイな髪をたもちやすくなります。
レイヤーを入れた場合
ロングヘアでも、レイヤーを入れている場合は、2カ月ごとにカットするとよいでしょう。
髪が伸びるにつれて重さが出てくると、レイヤーによる立体感や軽やかさが失われていきます。また、髪の毛の長さ自体はそれほど気にならなくても、髪が伸びることで位置ごとのボリュームが変わり、バランスが崩れやすくなるでしょう。
自宅でのスタイリングを楽に保つためにも、レイヤーを入れている場合は、レイヤーなしに比べてこまめにメンテナンスすることをおすすめします。
こまめに通った方がいいヘアスタイルは?

髪の長さとは別に、カット時のスタイルがキープしづらいヘアスタイルもあります。
とくにベリーショートやショートレイヤー、ウルフカットなど段差のついたヘアスタイルは、髪が伸びるとスタイルが崩れてしまいます。そのため、思い通りのスタイリングができなくなることも。
また、刈り上げの部分がある場合も、髪が伸びるとスタイルが変わってきます。
段差や刈り上げのあるヘアスタイルをきれいにキープしたい場合は、こまめに美容院へ通うなどのメンテナンスが必要となるでしょう。
美容院に行くベストな頻度とは? メニュー別に紹介

美容院に行くベストな頻度は、メニューによっても変わります。カット以外のメニューには、パーマ・ヘアカラー・縮毛矯正・トリートメントなどがありますが、効果が持続される期間の目安はそれぞれで異なるからです。
メニューごとの理想的な施術頻度は以下の通りです。
施術メニュー |
推奨する施術頻度 |
パーマ |
3カ月 |
ヘアカラー |
2カ月 |
白髪染め |
1〜1カ月半 |
縮毛矯正 |
2〜4カ月 |
トリートメント |
1カ月 |
ここでは、これらのメニュー別のベストな施術頻度について説明します。
パーマの場合
パーマのベストな頻度は、おおむね3カ月に一度です。
パーマの種類や髪質によってカールが持続する時間は変わりますが、いずれのパーマも時間の経過とともにカールが落ちてきます。
全体的にゆるくかけてあるパーマの場合は、カールが施術時に近い状態でキープできていなくても違和感がないかもしれません。しかし、強めのカールを入れた場合やショートカットにパーマをかけた場合などは、髪が伸びるにつれてヘアスタイルが崩れやすくなるでしょう。
また、パーマをかけた髪は乾燥しやすく、伸びると広がってしまうことも。
一方で、パーマをキープしたい、あるいはパーマがかかりづらいからといってパーマの頻度を増やすと、髪の毛を傷めてしまうかもしれません。美容師と相談して髪質にあったパーマの種類と頻度を選ぶことが重要です。
ヘアカラーの場合
カラーのベストな頻度は、おおむね2カ月に一度です。
ヘアカラーは時間が経つと、色落ちしたり、伸びてきた部分との色の違いが生じたりします。かといって、こまめにヘアカラーをすれば、その分髪へのダメージも増えてしまうでしょう。
そのため、ヘアカラーをするタイミングは、「髪の色合いをたもつ」「新しく生えてきた髪の毛の色との違いをなくす」「髪へのダメージを軽減する」のどれを優先するかによって変わってきます。
髪の色合いを保ち、伸びてきた部分との色の違いをなくすためには、3週間〜1カ月に一度のヘアカラーが適切ですが、髪へのダメージを軽減することを優先するなら、2カ月に一度ぐらいがベストです。髪のカラーをたもちつつ、ダメージを軽減したい場合は、リタッチを1カ月に1回くらい受けて髪の根本だけ染めるのがよいでしょう。
明るいハイトーンのヘアカラーにするためのブリーチは、時間が経つと生え際との差が目立ちやすくなります。とはいえ、毎回髪全体をブリーチし直す必要はありません。
新しい髪が伸びてきた部分や色が抜けてきた部分のリペアとして、1~2カ月ほどの頻度でリタッチをおこない、残留などによって発色が落ちてきたときに、全体をブリーチするのがベストです。
ただし、リタッチの場合も髪が伸びすぎると1度のブリーチでは色ムラなく仕上げることが難しくなるため、期間を空けすぎることなくメンテナンスした方がよいでしょう。
白髪染めの場合は?
白髪染めのベストな頻度は、おおむね1〜1カ月半に一度です。
白髪染めのベストな頻度はヘアカラーとほぼ同じですが、白髪の量や生えている場所によって異なります。白髪の量が黒髪より多い場合や、髪の表面や顔まわりに白髪が多い場合などは、白髪が伸びると目立ちやすいため、施術の頻度を上げたくなるかもしれません。
白髪染めも髪へのダメージがありますので、毎回髪全体を染めるのではなく、2回に1回は生えてきた白髪だけを染めるリタッチを選ぶのも手です。
縮毛矯正の場合
縮毛矯正のベストな頻度は、おおむね2〜4カ月に一度です。
縮毛矯正ができるのは、あくまで生えている髪の毛だけですので、新しく生えてくる毛は癖毛のまま。そのため、伸びてきた根元の髪が広がってしまい、ヘアスタイルがまとまりにくくなることがあります。
ベストな頻度は髪の長さや癖の強さによって異なり、一般的には、髪が短いほど頻度が高いです。
縮毛矯正は料金が高く、髪への負担も大きいため、カウンセリングを受けて髪質に合った頻度を検討することをおすすめします。
トリートメントの場合
トリートメントのベストな頻度は、おおむね1カ月に一度です。
サロントリートメントには、サイエンスアクアトリートメント・酸熱トリートメント・ケラチントリートメントなど複数の種類があります。トリートメント効果と持続力は、トリートメントの種類だけでなく、髪の状態によってさまざまです。
美容院に行く頻度を減らすには?

美容院へ通うベストな頻度はわかっていても、忙しくてそのペースでは行けない方もいるかもしれません。ベストな頻度で通うのはむずかしいという人のために、ヘアスタイルをキレイに保ちつつ、美容院に行く頻度を減らす方法を紹介します。
髪の手入れをしっかりおこなう|トリートメント
髪の毛が伸びて多少ヘアスタイルにまとまりがなくても、健康な髪の毛を保っていると清潔で美しい印象を与えられます。そのため、日々の髪のセルフケアに力を入れてみましょう。
ヘアカラー・パーマのような、髪の毛にダメージを与える施術をおこなっている人は、とくに髪の毛が傷みやすいため、髪の手入れをしっかりとおこなっておくことが大切です。
シャンプーは髪質に合ったものを選び、洗髪後は髪の状態を改善するために必要な有効成分の入ったトリートメントを使うなどの手入れを心がけましょう。
ドライヤーの仕方を工夫したり、ヘアオイルを有効活用したりするのもおすすめです。
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ヘアダメージを軽減する髪の乾かし方|ドライヤーをかけるための下準備と正しい乾かし方の手順を紹介
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美容師に相談する|伸びても崩れにくい髪型に
髪質にあったヘアスタイルを選ぶと、伸びても崩れにくくなり、スタイリングで苦労せずに済みます。
たとえば、癖毛の人はボブにすると広がりやすくなりますが、重みで落ち着くロングヘアや、ウルフカットのようにハネを活かす髪型にすれば、伸びてもそれほど癖毛が目立ちません。
自分の髪質に合った髪型がわからない場合は、髪質を熟知している担当の美容師に相談するのがおすすめ。相談する際は、髪質に合っていてスタイリングのしやすい髪型が知りたいと伝えましょう。
長めなスタイルや暗めのカラーを選ぶ
ショートヘアやボブヘアは、こまめなお手入れが必要になるため、美容院に行く頻度を減らしたい方は、ミディアムヘアやロングヘアのヘアスタイルを選ぶのも手です。
また、カラーリングをする方は、明るい色を選ぶと髪の毛が伸びたときに、地毛の色との違いがわかりやすくなります。暗めで地毛に近いカラーを選んだり、ハイライトを入れて染めたりすると、伸びた部分がわかりにくくなるので、施術の頻度を減らせるでしょう。
美容師のアドバイスで通うのもおすすめ!

頻度が気になる場合は美容師に聞いてみるのもおすすめであると伝え、インタビュー記事から実例を紹介する旨を記述してください
自分のヘアスタイルや髪質にはどのくらいの頻度が最適なのかわからない場合は、状態を把握している担当美容師に聞いてみるとよいでしょう。
ここでは、実際に美容師がどのように来店頻度の提案をしているかを紹介します。
次回の提案をしてもらう
モアリジョブでは、次回予約率95%を誇る美容師の江利仁美さんにお話をうかがったインタビュー記事を掲載しています。
江利仁美さんは、次回予約の案内についてこのように語っています。
「まずはお客さまのご来店の周期を把握すること、そしてそれを丁寧に説明することが大切です。
たとえばカラーにいらっしゃった方には『2カ月後くらいにまた根元が気になり始めると思いますので次回はこんな色もいいですね』などと来店周期を混ぜたお声掛けをします。そこに次回の提案も添えてあげるととても喜んでいただけますね。
美容院に行く頻度を把握しているお客さまは少ないので、そこを意識してもらうんです。
もし当日中の次回予約が難しい場合でも、2カ月後に鏡を見て『本当に江利さんの言った通りだ!』と私を思い出してもらえるような接客を心掛けています。
ポイントは未来の話をすることです。髪の状態だけでなくイベントと絡められたらさらにいいですね。
たとえば3月にいらっしゃった方にはGWはどこに行きたいか、去年はこんなことしていた、など、イベントが近づくと『そういえば江利さんとこんな話したなぁ』と思い出していただくだけでもリピートに繋がります。」
引用元
2ヵ月後に思い出してもらえる美容師になる! 次回予約率95%のプロに聞く接客の極意 【フリーランスのライフスタイル 美容師・江利仁美さん】
年間スケジュールを立ててもらう
常に予約でいっぱいのサロン「LAND(ランド)」を営む美容師のはらえりかさんにお話をうかがったインタビュー記事を、モアリジョブに掲載しています。
「いかにお客さんに“寄り添った”美容師でいられるか」を大切にしているはらさんは、 髪のメンテナンススケジュールについてこのように語っています。
「『LAND』では、お客様のライフスタイルや関心に合わせて、年間を通した髪のスケジュールを立てるようにしています。
コーディネイトの中に色物を入れたくなる春だったら、『髪はそこまで主張せず、馴染みやすいカラーにするといった選択肢もありますよ』と、ご提案をさせていただいたり、紫外線が強い夏のカラーやお手入れ方法に加え、『今のうちにのばして秋になったら、少し切るのもいいですね』といった感じで季節を楽しめるようなスタイルをお話させてもらったりしています。」
引用元
常に予約でいっぱいのサロン「LAND」美容師・はらえりかさんが大切にする「お客さんに寄り添う姿勢」
短めな髪は頻度が高め! 美容師に相談してベストな髪型を見つけよう

美容院に行く頻度は、髪の長さ・メニュー・髪質・髪の健康状態によって異なりますが、一般的にショートやボブのような短めのヘアスタイルは頻度が高くなりがちです。
美容院に行く頻度を減らすためには、なによりも髪質に合ったヘアスタイルを選ぶことが大事です。まずは、美容師に相談して、時間が経っても崩れにくいヘアスタイルを提案してもらいましょう。
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